当科からの研究成果が国際誌(International Journal of Clinical Oncology)に掲載されました
当科からの研究成果が国際誌(International Journal of Clinical Oncology)に掲載されました
当科 平川昌宏先生らの研究グループが転移性大腸癌に対する後方治療における重要な知見を報告し、その成果が International Journal of Clinical Oncology に掲載され、PubMedに収載されました。
以下、平川先生よりコメントを頂戴しております。
本研究では、トリフルリジン・チピラシル(FTD/TPI)とベバシズマブ(Bev)併用療法を受けた転移性大腸癌患者71例を対象に、多施設共同のリアルワールドデータ解析を行いました。
その結果、全身状態(Performance Status)や肝転移の有無といった既知の予後因子に加え、2次治療における抗VEGF療法の奏効期間(PFS)が、その後のFTD/TPI+Bev療法の治療効果を予測する可能性が示されました。特に、2次治療で長期間病勢がコントロールされていた患者では、後治療においても良好な治療成績が得られることが明らかとなりました。
本研究は、後方治療における薬剤選択や治療シークエンスの最適化に資する実臨床に即した知見であり、個別化医療の推進に貢献することが期待されます。
Hirakawa M, Sagawa T, Okagawa Y, Suzuki N, Fujikawa K, Takada K. Prior response to anti-VEGF agents predicts the efficacy of trifluridine/tipiracil plus bevacizumab in patients with metastatic colorectal cancer. Int J Clin Oncol. 2026 Apr 30. doi: 10.1007/s10147-026-03035-w. Epub ahead of print. PMID: 42062697.
以下、平川先生よりコメントを頂戴しております。
本研究では、トリフルリジン・チピラシル(FTD/TPI)とベバシズマブ(Bev)併用療法を受けた転移性大腸癌患者71例を対象に、多施設共同のリアルワールドデータ解析を行いました。
その結果、全身状態(Performance Status)や肝転移の有無といった既知の予後因子に加え、2次治療における抗VEGF療法の奏効期間(PFS)が、その後のFTD/TPI+Bev療法の治療効果を予測する可能性が示されました。特に、2次治療で長期間病勢がコントロールされていた患者では、後治療においても良好な治療成績が得られることが明らかとなりました。
本研究は、後方治療における薬剤選択や治療シークエンスの最適化に資する実臨床に即した知見であり、個別化医療の推進に貢献することが期待されます。
Hirakawa M, Sagawa T, Okagawa Y, Suzuki N, Fujikawa K, Takada K. Prior response to anti-VEGF agents predicts the efficacy of trifluridine/tipiracil plus bevacizumab in patients with metastatic colorectal cancer. Int J Clin Oncol. 2026 Apr 30. doi: 10.1007/s10147-026-03035-w. Epub ahead of print. PMID: 42062697.