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理学療法学科 学科紹介

学科長あいさつ

理学療法学科長
渡邉 耕太

 本学科は昭和58(1983)年設立の札幌医科大学衛生短期大学部を礎として、我が国では2番目、道内では最初の理学療法士を養成する4年制大学として平成5(1993)年に開設しました。開設から一貫して理学療法学の教育、臨床、研究のバランスを重視した指導スタイルを維持し、その一環として卒後キャリア形成を推進するための大学院や附属病院における卒後臨床研修環境も整備し、先端的な取り組みを進めております。

 

 学科教育においては、理学療法の基本教育と良質な臨床教育は勿論のこと、専任教員より提供される最先端のテーマを教材として、専門的少人数による問題解決型教育を実践していきます。理学療法の対象者の心身とその方々をとりまく状況を理解できる感性をもった全人的臨床実践力も育み、確かな臨床実践能力と豊かな人間力をもち、重要な意思決定が出来る人材育成に努めています。

 

 理学療法学はあらゆる病気やケガで身体に障害や不自由を抱えた人を対象とします。その回復は理学療法士のスキルによって大きく結果が異なります。健康であることを喜ぶこと、心身に不調があったとしても生活の質(Quality of Life)を保ち、幸福感をもつこと。人が持つそのような基本的な願いを理学療法がしっかり支えています。その対象は広く、今後も大きな発展の可能性をもっていることに間違いはありません。本学科はこのような重要な理学療法を学修する最適な学舎であると考えております。

教育理念

 理学療法学科は、札幌医科大学の建学の精神・理念、保健医療学部の教育理念・目標を実現するため、創造性に富み人間性豊かで高い倫理観をもち、北海道、広く日本社会、さらに世界の保健医療に貢献できる実践能力を備えた理学療法士の育成を目的とする。

教育目標

人間性を高め、専門性を獲得するための充実したカリキュラム

  • 疾病や障害の早期リハビリテーションをはじめ、地域特性を考慮した地域リハビリテーション、疾病や外傷及び障害の予防と治療を目的とした理学療法の基本的な臨床能力を有する。
  • 保健医療福祉における他職種との連携・協働に基づき、社会や地域のニーズに応えて貢献しうる理学療法を探求する。
  • 理学療法の対象となる人々の価値観や諸々の状況を理解できる感性をもった全人的臨床実践力の基礎を有する。
  • 科学性と幅広い知識を有する人間性豊かで、自己研鑽と能動的学習の重要性を感受でき、論理的な思考に基づく課題解決能力の基礎を有する。
  • 生活の質向上に繋がる理学療法の専門性を高めるとともに、超高齢化社会への対応、そして健康でアクティブな生活の営みにかかわる理学療法の発展に貢献する。

卒業生の有する特性

(1)建学の精神を実現する人間的な能力

  • 人権・人格・個性を尊重する能力
  • 様々な事象を科学的・批判的に見つめ、論理的に思考する能力
  • 国際的視野で社会的な諸課題に向き合い、主体的に物事に参画する能力
  • 北海道、日本、世界の保健・医療の改善・改革を志向し行動する能力

(2)理学療法士としての能力

  • 理学療法の対象となる人々を生活者の視点で全人的に理解する能力
  • 実践的なコミュニケーションを通して対人関係を築き、発展させる能力
  • 科学的な思考に基づき理学療法を展開する能力
  • 基本的な理学療法技術をエビデンスに基づいて提供する能力
  • 他の医療専門職も含めたチーム体制整備に関するマネジメント能力
  • 専門的価値に基づき倫理的判断を行える能力
  • 保健医療にかかわる様々な人々と連携・協働する能力
  • 専門職としてのプロフェッショナリズムを高め、研鑽し続ける能力

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