uRMD-NETコンサルテーション

uRMD-NETコンサルについて

uRMD-NETコンサルとは

リウマチ専門医ではない先生方にとって,リウマチ性疾患や膠原病はしばしば難解であり,診断治療に苦労する場合も少なくないかと思われます.すぐそばにリウマチ専門医の先生がいれば患者さんに直接受診を勧めることも難しくないとは思いますが,地域によってはリウマチ専門医のいる施設までの距離的問題があり,なかなか紹介へと至らない場合もあるかと思います.

また,たとえリウマチ専門医であっても時に診断が難しい症例に直面することもあるかと思います.それらの症例をほかのリウマチ膠原病内科専門医あるいはリウマチ整形外科専門医と相談しながら診療を進める必要がある場合もあるかと思います.uRMD-NETコンサルはそのような先生方の症例相談をオンラインで行えるようにしたものです.

uRMD-NETコンサルは現段階では北海道・東北地区で診療をされている先生方からの症例相談のみを対象としています(患者さん本人からの相談は受付けておりません).理由としては昨今オンラインで症例相談するシステムが散見されるようになってきておりますが,それらの相談方式は相談症例の経過をフォローできず,実際に相談がうまく機能しなかった場合やある意味アドバイザーの責任があいまいな点にまだ改善の余地があると考えております.uRMD-NETコンサルはオンラインでの症例相談で一定の見解を出すだけではなく,オンラインでは解決しないことがあれば,その後直接関連病院・基幹病院への受診を促すことで実際の病診・病病連携へとつなげていくことも考えています.その地域の大学病院を中心として運営しているからこそ実際の病診・病病連携へとスムーズにつなげていくことが可能と考えます.現段階ではuRMD-NETの協力施設が北海道東北地区に限定されているため,上記の条件となります.

 

具体的な相談内容の例としては以下のようなものが考慮されます.

①リウマチ性疾患・膠原病が疑われるが,リウマチ専門医へのアクセスが困難でありオンラインで今後の方針決定をしたい
②リウマチ性疾患・膠原病が疑われるが,リウマチ専門医でも診断できない症例をなんとか診断してほしい
③リウマチ性疾患の診断がついているが,治療に難渋しており,専門医へのアクセスも困難である

上記のような相談例がございましたらご連絡ください.

オンラインコンサルテーションはMedii(https://medii.jp/)のシステムを用いて行います.

具体的な方法は以下になります.
①Mediiのアカウントを作成してください(無料です.医師しかアカウントは作成できません)
②E-コンサルルームを作成してください(1症例につきルームを一つ作成してください)
③コンサルテーション内容を記載し,専門医グループ”uRMD-NETコンサル”を指定してください.
④コンサル内容に対するメンバーの回答を待つ.
⑤解決すれば解決済みとしてルームを閉じる.

Mediiのアカウントを作成いただけばこのリンクから直接コンサルテーションを作成できます.

システムの性質上以下についてご理解およびご了承をお願いいたします.

①オンラインコンサルテーションはあくまでも相談の範疇であり,最終的な方針決定の責任は相談者自身にあること.
②回答には一定の時間を要するため,迅速な相談には対応しかねること.
③必要に応じて画像などの情報を匿名化して提供をおねがいする場合があること.
④相談内容によっては回答をお断りする可能性があること.
⑤状況によってはメンバーあるいは関連病院への受診の推奨にとどまる場合があること.