自己免疫性脳神経疾患解明のための支援寄付のお願い
趣意書
皆様、こんにちは。札幌医科大学附属病院脳神経内科主任科長の久原です。
私たち、附属病院脳神経内科ならびに医学部神経内科学講座では体内の免疫のシステムに障害をきたして発症する自己免疫性脳・脊髄疾患を診断する上で非常に重要なバイオマーカーを研究しています。バイオマーカーとは血液や脳脊髄液の中の病気であることを示す原因物質、あるいは病気の状態の目安になる物質のことです。自己免疫性脳・脊髄疾患は時に非常に重症となり致死率も高い疾患が含まれており、患者さんの命を救うためにはバイオマーカーの測定を速やかに行って治療方針を決定することが非常に重要です。
私たちの研究は、これらのバイオマーカーが本当に実臨床に重要かどうか検証することで、患者さんが入院した際に検体サンプルを頂き測定を行っています。その結果を基に治療方針を決定して効果や経過を観察する、といったものです。
疾患の一例を挙げると視神経脊髄炎を鑑別するための抗MOG抗体、自己免疫性脳炎・脳症と傍腫瘍性神経症候群を鑑別するための抗NMDA抗体や抗神経抗体などが該当します。
これらの自己抗体の測定は外部機関に委託して有償にて測定しておりますが、残念ながら保険診療内での実施ができませんので、私たちは神経内科学講座の研究費を持ち出して測定しております。年間の実施件数が増加傾向で、近年少なからず負担になっております。
これらの検査が有用であるという研究成果が明らかになれば患者さんの治療に直結するものなので、将来検査を保険診療内で可能になるように働きかけて行きたいとも考えております。そうすれば結果的に治療成績の向上につながると確信しております。皆様におかれましては、この支援寄附の趣旨をご理解いただき、格段のご支援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げる次第です。
ご寄附の際には、添付の本学の『「医の知」への支援寄附』の制度をご利用ください。詳細は、
私たち、附属病院脳神経内科ならびに医学部神経内科学講座では体内の免疫のシステムに障害をきたして発症する自己免疫性脳・脊髄疾患を診断する上で非常に重要なバイオマーカーを研究しています。バイオマーカーとは血液や脳脊髄液の中の病気であることを示す原因物質、あるいは病気の状態の目安になる物質のことです。自己免疫性脳・脊髄疾患は時に非常に重症となり致死率も高い疾患が含まれており、患者さんの命を救うためにはバイオマーカーの測定を速やかに行って治療方針を決定することが非常に重要です。
私たちの研究は、これらのバイオマーカーが本当に実臨床に重要かどうか検証することで、患者さんが入院した際に検体サンプルを頂き測定を行っています。その結果を基に治療方針を決定して効果や経過を観察する、といったものです。
疾患の一例を挙げると視神経脊髄炎を鑑別するための抗MOG抗体、自己免疫性脳炎・脳症と傍腫瘍性神経症候群を鑑別するための抗NMDA抗体や抗神経抗体などが該当します。
これらの自己抗体の測定は外部機関に委託して有償にて測定しておりますが、残念ながら保険診療内での実施ができませんので、私たちは神経内科学講座の研究費を持ち出して測定しております。年間の実施件数が増加傾向で、近年少なからず負担になっております。
これらの検査が有用であるという研究成果が明らかになれば患者さんの治療に直結するものなので、将来検査を保険診療内で可能になるように働きかけて行きたいとも考えております。そうすれば結果的に治療成績の向上につながると確信しております。皆様におかれましては、この支援寄附の趣旨をご理解いただき、格段のご支援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げる次第です。
ご寄附の際には、添付の本学の『「医の知」への支援寄附』の制度をご利用ください。詳細は、
に記載がございます。誠に恐れ入りますが、奨学寄附に該当いたしますのでweb申し込みではなく書面による寄附申込書でお願い申し上げます。希望する講座欄に「神経内科」と記入をお願いします。添付の申込書をご利用いただけます。
こちらを、
〒060-8556 札幌市中央区南1条西17丁目 札幌医科大学 事務局研究支援課(寄附金担当)へお送り下さい。またご寄附による税の優遇措置を受けられます。こちらもホームページをご覧ください。
なお、申し上げるまでもありませんが、このお願いへのご判断は全くの任意であります。ご寄附の有無で患者さんへの診療内容が左右されることは絶対にありませんのでどうぞご安心いただければと存じます。
〒060-8556 札幌市中央区南1条西17丁目 札幌医科大学 事務局研究支援課(寄附金担当)へお送り下さい。またご寄附による税の優遇措置を受けられます。こちらもホームページをご覧ください。
なお、申し上げるまでもありませんが、このお願いへのご判断は全くの任意であります。ご寄附の有無で患者さんへの診療内容が左右されることは絶対にありませんのでどうぞご安心いただければと存じます。
令和5(2023)年6月