第77回 日本医学放射線学会総会

奥田 洋輝 
パシフィコ横浜 2018.4.13-15

 

第77回日本医学放射線学会総会に参加してきました。放射線治療科・診断科医師だけでなく放射線に関わる技師を中心とした物理学会学術大会も合同で開催するため非常に参加者が多く、例年通りパシフィコ横浜という大きな箱での開催となりました。
 

 

教育講演を中心に参加してきましたが、新規で得られる知識が多く未熟であることを実感しました。ただ、以前は興味をもてなかった当科では行っていない手技についても集中して勉強することができ、また、‘item’という総合国際展示にも足を運ぶ余裕が今年はありました。今回初めてitemに参加しましたがこちらも非常に盛況で会場を埋め尽くさんばかりでした。各メーカーからCT,MRIやangio装置が出展され、PACSなどのシステムや放射線防護板まで最新機器の展示が行われていました。
 

 

もともと放射線科は機械のウェイトを占める割合の多い科であるため、こういった最新機器や情報を積極的に取り入れないといけません。最新情報では特に今回AIをテーマにした講演やシンポジウムが目立ちました。皆の関心が高く、関連するランチョンセミナーの整理券はすぐなくなり、立ち見も出るほどでした。AIは特に診断部門において直結しており、なかでも肺や脳を中心に開発が進んでおりdetectだけでなく鑑別や診断レポートの元となる文章も自動で作成される日もそう遠くないようです。海外だけでなく国内でも着々とAI開発が進んでおり、今のうちから共生可能な技術を身につけなくてはならないと感じた大会でした。

 
 
 
 
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