第46回日本IVR学会総会

奥田 洋輝
岡山コンベンションセンター 2017.5.18〜20

 
 
 2017/5/18からの3日間、今年のIVR学会総会は岡山での開催でした。東京経由で飛行機を乗り継がなくてはならないのかと思いましたが札幌-岡山間の便がちゃんとありました。北海道勢にとって直行便があるのはありがたいです。

 初の岡山県であったため、事前に観光地や名産について調べて行きました。有名な観光地が倉敷美観地区でしたが、結局近くの後楽園(日本3大庭園のひとつ)のみ観光しました。池や水路が多く設置されていて大地の緑とのバランスが良く、丘からの景色も素晴らしかったです。岡山城も隣接しており見学しました。烏城とも呼ばれていたそうで真っ黒な外観で堅固そうな印象でした。
 
 さて、本題に戻りますが今年の学会は「夢を力に Power of Dreams」をテーマに開催されました。あるセッションでは10年後のIVRをテーマに、IVRの現在までの変遷や今後の動向について語られていました。その中で印象的だったのは「他の医学に比べると歴史は浅いが、デバイスや医材の発展は著しく、その手技や知識を身に着けるのにイタチごっこになっている。しかし、解剖は不変であるから特に若い先生は勉強してください」といった内容でした。

 自分はIVRを学んでから少し時間が経ちましたが解剖学的知識が少ないため、いつも事前に解剖の確認を行っているのが現状です。単純に造影剤で写る血管にカテーテルを入れればいいというわけではありません。合併症を回避するため、時間短縮や被ばくを最低限にするため、造影剤で写らない部分も想定しながら行わなくてはなりません。人によって変異はありますが基本は同じです。

 今はこんな自分になりたいとか、こんなデバイスができないかなとか、「夢」を描く前に、基本知識としての「力」を身につけなくてはならないと感じた学会でした。
 
 


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