第76回日本医学放射線学会総会

斉藤 正人
パシフィコ横浜 2017.4.13〜16

 
 
  2017年4月13日‐16日、パシフィコ横浜にて開催された第76回日本医学放射線学会に参加させていただきました。学術的講演もとより診断・治療に関わる最新の機器も拝見してきました。

 学術講演では、肝の診断領域からIVRに関連するRFAやTACEに関して聴講し、またシンポジウムにおいても肝癌に対するIVR治療のほか、外科治療や放射線治療、新たな分子標的治療薬など最新の知見を知ることができました。

 機器展示としては血管撮影装置およびエコーを中心に見て回りました。各社の画作りのこだわりを肌で感じ、新しい技術の高さに感嘆しておりました。HCC feeder検出するアプリケーションはトレンドなのか各社搭載されているものが多く、肝以外にも適応可能となる日も近いかもしれません。個人的に興味深かったのは息止め困難な患者でも描出良好な血管撮影技術や、1本のプローブで非常に広帯域の周波数をカバーできるエコープローブ、乳房へのautoscanをするエコー装置、また一般撮影装置におけるbone suppression技術などです。

 このような大規模な学会にて、自分の専門領域に関わらず、いろいろな分野のお話を聞きくことができ、臨床面・研究面ともに大変刺激になりました。患者様によりよい医療、最新の医療をお届けできるよう日々精進したいと思います。
 
 


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