この度,当科の関連病院である王子総合病院 血液内科 西堀考亮先生,黒田裕行先生の症例報告が臨床血液誌に掲載されましたのでご報告いたします。
本症例は,MYC 陽性かつ syncytial variant を呈する結節硬化型ホジキンリンパ腫に対し,CD30標的薬である Brentuximab vedotin 療法が著効した報告です。
Syncytial variant は腫瘍細胞密度が高く,治療抵抗性や予後不良と関連することが知られています。本報告は,このような難治性が懸念される病理学的亜型に対して,CD30 標的治療が有効である可能性を示す臨床的に重要な知見です。
西堀考亮,黒田裕行,長島加奈,蟹澤祐司,大塚紀幸,三好寛明,小船雅義.
Brentuximab vedotin が奏効した syncytial variant を呈する MYC 陽性結節硬化型ホジキンリンパ腫.
臨床血液.2026; 67(1): 55-59.