旭川赤十字病院・酒井俊郎先生の研究がIJH誌に掲載されました

この度,当科の関連病院である旭川赤十字病院 血液・腫瘍内科 酒井俊郎先生らの研究成果が International Journal of Hematology に掲載されました。

本研究は,同種造血幹細胞移植におけるタクロリムスの血中濃度測定において,両上腕から末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)留置する方法を用いることで,従来必要とされていた頻回の静脈穿刺を減らし,より安全かつ正確な測定が可能であることを示したものです。患者さんの苦痛軽減につながる重要な知見があり,今後の臨床応用が期待されます。

酒井先生ならびに共同研究者の皆さまに心よりお祝い申し上げます。

Toshiro Sakai, Rie Shoji, Ryoji Tanaka, Kyoko Yukitaka, Ran Watanabe, Yuzufumi Sekiguchi, Saori Shimoyama-Ibuki, Akari Goto, Yuichi Konuma.
Accurate tacrolimus monitoring by dual peripherally inserted central catheters in allogeneic HSCT.
2025 August 11. doi: 10.1007/s12185-025-04056-3.

 

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