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平成23年度北海道科学技術賞

今井浩三元学長が平成23年度北海道科学技術賞を受賞しました

 今井浩三元学長(現東京大学医科学研究所病院長・教授)がこれまでの「抗体と免疫細胞による癌の先端医療開発」が実績として高い評価を得て、平成23年度北海道科学技術賞を受賞し、2月24日(金)、札幌グランドホテルで贈呈式が行われました。

北海道科学技術賞
 科学技術上の優れた研究や発明等を行い、道民生活の向上や本道の経済、社会、文化等の発展に寄与した個人又は団体に送られる北海道知事表彰
 
【業績の概要】
 ○ 今井浩三元学長は、米国NIH博士研究員として留学して以来、一貫してモノクローナル抗体を作製し、33年間にわたりがん細胞に関する研究を行ってきた。

○ 世界で最も早くモノクロナール抗体の作製に従事した日本人の一人であり、多くの抗がんモノクロナール抗体を作る一方、これを診断・治療に用いるべく多大な努力を重ねてきた。

○ その結果、ガン治療に関し、抗体と抗がん剤結合物の新しい薬剤の開発に貢献。現在でも完治が極めて困難な胆道ガン、特に北海道に多い膵臓ガン、肝がん等の最先端治療を目指して研究を続行している。

○ 今後、北海道において「抗体製造工場」により大量に作製され、治験に入ることになれば、本道産業、道民生活の向上に著しい貢献が期待できる。特に本道でも、全死亡の約4割を占めるガンに罹患する患者の「生活の質」を 高めることに著しく貢献することになる。

○ また、20年以上にわたり、北海道各地の30以上の病院へ、毎年医師派遣を行い、自らも現地に足を運び、安定的に医師派遣を続け、地域医療に貢献した。

○ 教授・学長時代を通じて教授の輩出に尽力したほか、100名以上の医学博士への指導、さらには50名以上の外国人医師、医療者、学生の教育にあたった。

○ 医学生、医薬関連等企業、行政関係者、さらに一般の方々に向けてガンの予防・治療等に関する講演、講座を多数実施するとともに、新聞、雑誌等に「副作用の少ないがん新薬について」「病と向き合う」「がん治療最前線は」 等の執筆を掲載し、道民生活の向上に多大な貢献を果たした。


 ※ 抗原・抗体について
抗原とは、異物の侵入から人体を守る免疫反応を引き起こす性質を持つ物質の総称。
体内に抗原が侵入すると、人体は抗体と呼ばれる物質をつくり抗原と結合させてその働きや毒性を抑えようとする。  

※ モノクロナール抗体とは
製造費用が非常に高く、細胞内部に侵入できないなどの欠点はあるが、いったん標的に結合すると、標的分子を含むガン細胞を高率で破壊でき、副作用の予想もし易い等の利点がある。

  • 経営企画課広報
  • 発行日:2012年03月07日