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卒業生からのメッセージ

藤田 梨恵(1999年・看護学科卒業)札幌医科大学附属病院北5階病棟看護師長

大学では学ぶことの楽しさを日々発見し、自分の可能性を広げてもらいました

 私は現在、札幌医科大学附属病院で看護師長として働いています。看護は人間学であるという雑誌記事を見て、面白そう!と本学への進学を決めました。ここでは、看護学科の学生はもちろん、他学部・他学科の学生たちとも自由に議論を交わすことができ、学ぶ場としてこれほど恵まれた環境はなかったと思います。何故ならば、看護職はチーム医療の要と言われますが、各職種はそれぞれの専門性や倫理観、使命感があるからこそ方針をめぐって対立することがあり、看護職は患者さんにとっての最善が何かを考え、すり合わせていく上での調整役を期待されることが多いからです。また、看護師長になってからは、看護師が持てる力を最大限に発揮できる環境や仕組みをどのように作っていくかの意思決定の連続ですが、ひとりひとりの患者さんへよりよい看護を提供することを目指すことと地続きであり、問題の本質を見極め、解決策を見出していく思考プロセスを鍛えてもらった学生時代の基盤を活かせていると感じます。本学で学んで得た喜びや自信は、学び続ける未来の自分の背中を押してくれますよ。

吉本 真理耶(2012年・看護学科卒業)札幌徳洲会病院3階東病棟副主任

同じ志を持つ仲間たちと、夢に向かって全力で学べる場所です

 私は本学の看護学科・助産学専攻科を卒業後、市内の病院で助産師として働いています。助産の現場では、大きな感動や喜びがある反面、母児の命を預かる責任の大きさや、多忙な業務の中でニーズに沿ったケアを行えない葛藤など難しさも多くあります。それでも、たくさんのお母さんと赤ちゃんに成長させていただきながら、やりがいを持って働いています。
 在学中の日々を思い起こすと、実習やレポートに追われ大変なこともありましたが、そこで学んだ学習の仕方、思考・アセスメント力が今でも看護の土台になっていると感じます。また、親身にサポートしてくださる先生方に支えられ、同じ志を持つ学部や部活の仲間たちとともに、励まし合い楽しみながら学ぶことができました。
 在学当時もこの学校を選んで良かったと感じていましたが、社会に出て働いてみて改めて実感しています。まだ学校を考えている受験生のみなさんには、心からおすすめできる大学です。ぜひ、伝統ある本学で学び、自信をもって社会に進んでほしいと思います。

角谷 尚哉(2010年・理学療法学科卒業)株式会社Health Link代表取締役

理学療法がもつ可能性を確信し、チャレンジし続けます

 私は卒後10年の節目に起業しました。理学療法とヘルスケア産業の仲介役としてソフトウェア開発に携わり、理学療法のノウハウを生活習慣病の未病および重症化予防に応用しています。自分が関わった製品が数百人、数十万人の健康に寄与する未来を思い描き、日々たくさんの課題と向き合いながら楽しく働いています。
 本学の特色は、伝統と革新だと思います。生涯の学びの礎となる指導はもちろんのこと、高度化する医療現場でも即戦力となる最先端の知識についても学ぶ機会が多くあります。1983年に前身の衛生短期大学部が開学して以降、少数精鋭で輩出された卒業生は、全国の病院で管理職を務め、養成校で教鞭をとり、またオリンピックなどスポーツ現場では日の 丸を背負って活躍しています。本学出身で理学療法界をリードする多彩な人材が各世代にいることは、本学の教育システムが時代の流れに適応し続けている現れにほかなりません。
 私は本学で学べたことを誇りに思い、そしていつも感謝しながら働いています。みなさんも伝統と革新を重んじる本学で学び、未来を切り拓く理学療法士になりませんか?

齊藤 雄一郎(2012年・作業療法学科卒業)イムス札幌内科リハビリテーション病院主任

札医大で学んだことで、作業療法の魅力をより深く知ることができました

 私は札幌医科大学保健医療学部作業療法学科を卒業し、札幌市内の病院で身体障害・高齢期領域の作業療法に従事してきました。また、2年前からは働きながら大学院の修士課程で作業科学を学んでいました。
 作業療法という仕事の最も魅力的な部分は、対象となる方一人ひとりの生活・人生を理解しようと試み、何がベストな支援であるかを考えることだと思います。
 学生時代の私は、あまり作業療法について理解していませんでした。高校は工業科で、自助具の制作に興味がありました。進路を調べているときに作業療法士は障害のある方の生活を助ける道具である自助具を作る仕事だと知り、「これだ!」と思って進路を決めました。しかし、入学して勉強していくうちにそれは作業療法の役割のうちのほんの一つであることがわかり、作業療法にはもっと幅広い世界があることを知ることができ、感動を覚えました。
 札幌医科大学で学んだことで、熱心に作業療法について教えてくれる教員の方々や、同じ志を持った仲間たちと出会うことができ、作業療法についての理解が深まり、今では作業療法が大好きになりました。
 作業療法の魅力を感じてくれる人が一人でも増えてくれたらとても嬉しく思います。