<<「新人看護職員対象」へ戻る

平成30年度 新人看護職員対象 研修報告

「褥瘡予防」「社会人基礎力」「多重課題」

 「褥瘡予防」では、以下の講義・演習を行いました。

  • 褥瘡と医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)の予防とケアについての講義
  • 静脈血栓塞栓症(DVT)予防についての講義、弾性ストッキング装着演習
  • 事例を用いたDESIDN-Rを含む褥瘡リスクアセスメント

 受講者は、これまで観察してきたことやポジショニングの方法など、自己の実践を振り返るとともに、褥瘡および医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)の予防的ケアを具体的に学びました。

  • 弾性ストッキングの装着方法を学び、実際に自分の足に装着してみました。
  • 弾性ストッキングのしわに気をつけて、隣の人の足にも装着してみました。
  • 事例を使って、褥瘡のリスクアセスメントを行いました。

 

 「社会人基礎力」では、7月までの行動目標を振り返り、次に11月までの行動目標を考えました。

 

 「多重課題」では、入院患者4名の重なる看護ケアについて優先順位を考えて調整したり、割り込みの看護ケアが発生した場面への対応について机上でトレーニングしました。グループディスカッションと発表を繰り返して異なる意見や理由を共有し、重なる看護ケアを調整するための視点をみんなで導き出しました。同様に、適切な報告・相談をするための視点も整理し、SBARを参考にして報告のシミュレーションを行いました。

 多重課題に直面したときの感情を振り返る時間も設け、「フリーズする」「慌てる」「混乱する」など自らの傾向に気づき、今後の課題を見出した受講者もいました。

 臨床現場でも、今回学んだ重なる看護ケアを調整するための視点、適切な報告・相談する視点や方法を思い出し、落ち着いて対応してほしいと思います。

  • グループディスカッションにより、それぞれの考えや意見を共有します
  • グループの意見をまとめてホワイトボードに書き・・・
  • 重なる看護ケアを調整し他の業務に支障がないか考えました
  • 4~5グループのホワイトボードをみんなで比較し、調整した行動予定の異なる部分、共通する部分をさらにディスカッション!
  • 何度もディスカッションを繰り返し、重なる看護ケアを調整する視点や適切な報告・相談をするための視点を整理しました

 


「フォローアップ研修」

 7月10日(火)・11日(水)に「フォローアップ研修」を行いました。

 交流会①では、グループで、就職してから仕事と私生活で「嬉しかったこと」「リフレッシュ方法」などを模造紙に記載し、発表しました。仕事に関しては「できることが増えてきた」「先輩に褒められて嬉しかった」などが記載され、私生活に関しては「飲みに行く」「旅行に行った」などが記載されていました。

 交流会②では、グループで、「これから自分がどうなりたいか」などを伝え合い、一人ずつ画用紙に「私にもなれる○○看護師」を記載し、発表しました。「先輩のように患者・家族に優しい看護師になりたい」など、ロールモデルになっている先輩に近づきたいと思っている新人が多くいました。

 運動・ゲームも行い、紅白に分かれ作戦会議をしながら競い合いました。

 研修全体を通して、メンバー同士で話し合いながら作業をしたりすることで社会人基礎力を多く発揮できており、また同期と交流することでリフレッシュしている様子が窺えました。

 


「糖尿病の薬物療法と看護」「院内BLS・AED」

 6月27日28日に「糖尿病の薬物療法と看護」「院内BLS・AED」の研修を行いました。

 「糖尿病の薬物療法と看護」では、以下の事例ごとにグループディスカッションと発表を行い、その後、講師から基礎知識や留意点を含めた事例の解説を受けました。

  • インスリン注射と経口血糖降下薬を使用している周手術期の患者の対応とその根拠
  • 造影CTを撮影することになったビグアナイド系糖尿病薬内服中の患者の対応とその根拠
  • 体調不良時の対応と糖尿病薬の管理に関する患者への退院指導とその根拠

 さらに、「当院の糖尿病薬に関するインシデントの傾向と対策」について説明を受けました。研修を通して、糖尿病薬の特徴と手術・検査・体調などによる血糖の変動を理解し、根拠を持った観察や対処を行うことや、インシデント予防の重要性を学ぶことができました。

グループディスカッションのあと、発表する様子です 講師の解説を聴き、医療安全対策マニュアルで当院のSSAを確認中です
▲グループディスカッションのあと、発表する様子です ▲講師の解説を聴き、医療安全対策マニュアルで
 当院のSSAを確認中です

 

 「院内BLS・AED」では、一次救命処置から二次救命処置までの流れについて、講義と演習を交互に行いながら学習しました。指導者から説明を受けて演習を重ねる中で、救命処置の技術やチームワークが向上していきました。

 いつどこで救命処置が必要になっても自分の役割を見つけて力を発揮できるように、部署での研修会や院内外の研修会などへ参加して、技術の維持・向上が図られることを期待します。

  • 急変患者を発見!まずは気道の確保と呼吸の確認
  • 2分間継続の胸骨圧迫を体験し、質を維持することの大変さを実感・・・
  • AEDの演習~電気ショックが必要です!離れて!
  • 気管挿管の介助も学びました(医師役も受講生です⇒介助される側も体験!)
  • 挿管チューブの固定も初めてです
  • 適時指導を受けながら、演習を重ねています
  • 緊急時の報告もシミュレーションしました
  • 最後はチーム全員参加!
  • BLSからALSまでの流れを学びました

 


「導尿」「膀胱留置カテーテルの挿入と管理」

 6月6日(水)・7日(木)に「導尿」「膀胱留置カテーテルの挿入と管理」の研修を行いました。

 講義で、解剖・生理、導尿と膀胱留置カテーテル挿入の目的・適応、リスクおよび注意事項を学びました。次に、モデル人形で演習を行いました。尿器や処置キットの位置などの物品配置や無菌操作の手順に苦慮しながら行っている様子が見られました。

 「膀胱留置カテーテルの挿入」では、標準予防策もすべて実施しました。手指消毒や使い捨て手袋着脱のタイミングを手順通り記憶するのではなく、なぜそのタイミングで行う必要性があるのかを考えながら演習を行いました。また、「患者の苦痛や羞恥心・不安にどのように配慮するか」という振り返りも行い、患者への声かけや苦痛・不安への配慮の必要性を再確認することができました。

 今回の研修で技術研修は終了です。講義・演習で学んだことや振り返りから見えた今後の課題などを、臨床の場で活かしてくれることを期待しています!

  • 講義・グループデスカッションを通して知識を深めます
  • 滅菌手袋の着脱をまず演習します
  • 羞恥心にも配慮しています
  • 男子は男性モデルで演習です
  • 1人が演習する度にグループ全員で振り返りを行います
  • 清潔・不潔を意識しながら無菌操作で行えているか観察者も真剣です!

 


「フィジカルアセスメントⅠ」

 5月16日(水)・17日(木)に「フィジカルアセスメントⅠ」の研修を行いました。

 講義では、循環器系・呼吸器系・消化器系・神経系のアセスメントに関する基礎的な知識とフィジカルアセスメントの方法(問診・視診・聴診・触診・打診)について学びました。循環器系では動脈の触知や心電図波形の判断、呼吸器系や消化器系では音源を用いた異常音の聴取・判断、神経系では模擬患者映像の視聴後のGCS判定などの演習も行いました。

  • 受講者同士で橈骨動脈の触知と脈拍数の測定を行っています
  • 自分の胸郭の動きも確認しました
  • 模擬患者映像を視聴してGCS判定・・・グループ検討で理解を深めます

 

 演習Aでは正しい技術を習得するため、モデル人形の使用や受講者同士の体験で呼吸器系、消化器系、神経系のフィジカルイグザミネーションを実施しました。

  • 異常呼吸音聴取の演習はモデル人形で
  • 腹部の打診・・・丁寧な指導により正しい手技を習得!
  • 徒手筋力検査も行いました

 

 演習Bでは「ベッドサイドで転倒し臀部を打撲した患者に遭遇した看護師が、患者の身体状態を判断しながら対応する」という看護場面を視聴する演習を行いました。映像を視聴することで看護師の行動を追体験し、グループ検討・講師の解説により緊急性や重症度の判断やアセスメントの視点、必要な看護ケアについて学びました。この演習を通し、多くの受講者が観察の視点や患者の状態判断における思考過程、意図的な情報収集の必要性を学んだと述べていました。

  • 映像の看護師がどのような判断をしているのか、いくつかの場面で区切って考えました
  • グループで話し合ったことを発表して学びを共有し、講師の解説を聞き理解を深めました

 

 11月には「フィジカルアセスメントⅡ」の研修があります。今回の学びを活かして取り組めるような研修を企画しますのでお楽しみに!


「吸引(口腔内・鼻腔内)」「ME機器の取扱いと看護」

 4月25日(水)・26日(木)に「吸引(口腔内・鼻腔内)」「ME機器の取扱いと看護」の研修を行いました。

 「吸引」の講義では、吸引による合併症、観察・アセスメントの重要性、苦痛・不安への配慮などを学びました。演習ではモデル人形に吸引を行いましたが、手技に一生懸命になってしまい、患者の状態の観察や不安を軽減するための声かけを忘れてしまうことがあり、多くの受講者が今後の課題としていました。

 「ME機器の取扱いと看護」の講義では、輸液ポンプ・シリンジポンプの仕組み、使用方法、アラーム対応などを学び、「輸液ポンプを初めて使用する患者」に対して、患者の認知・ADLの状況をどのようにアセスメントし、環境調整や説明が必要なのかグループディスカッションを行いました。演習では、輸液ポンプ、シリンジポンプの手順に従った基本操作とアラーム対応を行いました。手順を一つ一つ確認していても、クレンメの閉め忘れ・開け忘れなどがあり、確認を確実に行うことの必要性を実感しました。

  • 吸引時のカテーテル操作の注意点を話し合っています
  • 演習前に動画で手順・留意点の確認を行います
  • 援助者と共に手順の確認!
  • 手技に集中です。患者さんへの声がけも忘れずに・・・
  • ME機器の取扱いのデモンストレーション風景
  • 「指差し呼称カード」を使用し確認。ヨシ!
  • サイフォニング現象の怖さを実感
  • 演習後は、「輸液ポンプを使用する患者の看護」について話し合っています

 


新規採用時研修

平成30年4月2日、札幌医科大学附属病院は新規採用看護職員69名を迎えました!

  • 緊張感高まる辞令交付式
  • 病院長から直々に辞令を受け取り、社会人としての第一歩を踏み出します
  • 接遇研修では電話対応のロールプレイも行いました
  • 同期との仲間づくり、新人交流会
  • 電子カルテを実際に触りながら、操作方法を学んでいます
  • 手指消毒剤を使用した手洗いは、まず指先を薬液に浸すところから!
  • 水と石鹸による手洗いは、石鹸をしっかり泡立てて優しく洗います
  • 汚れはちゃんと落ちたかな?グリッターバグで確認!
  • 社会人基礎力研修では、7月頃の自分を思い描いて、社会人基礎力の行動目標を考えグループディスカッションをしました。
  • ドキドキ!静脈血採血演習
  • 自分たちの腕で血管の走行や感触を確認しています
  • 制御センターでは、患者さんの生活に関わる空調・暖房設備や電気設備について説明を受けました
  • ゴミ処理施設では、感染性廃棄物の保管・処理について説明を受けました
  • 広い北海道の救急患者さんの搬送に不可欠な屋上ヘリポート
  • 春の陽射しの中、ハイチーズ(*^ ^*)v

 

 4月2日(月)~5日(木)、4月10日(火)の計5日間、新規採用時研修を行いました。辞令交付式に始まり、病院や看護部の理念や安全管理についての他、電子カルテや接遇、採血の演習など、当院の看護職員として必要なオリエンテーションや研修を行いました。

新人バッジ

~新人バッジについて~

新人看護職員は1年間「新人バッジ」を装着します。
これは、新人看護職員が初心者としての自覚を持ち看護に取り組むため、また患者さん・ご家族・他職種へ新人であることを提示するためのものです。
看護職員の名札にこのバッジを見かけた際には、あたたかくご指導いただければと思います。


就職前看護技術研修

平成30年3月27日に、就職前看護技術研修を行いました。

  • 就職前の任意受講にもかかわらず、たくさんの新規採用看護職員が参加してくれました
  • 基本の「き」を思いだそう、バイタルサインズの測定
  • 上腕での血圧測定も復習します
  • 皮膚排泄ケア認定看護師から、排泄ケアについての講義を受けました
  • グループでディスカッションを繰り返し、排泄ケアの看護技術の根拠について学びを深めました
  • ポリ袋を用いて石鹸をふわふわに泡立てます
  • ボディメカニクスを意識して体位交換
  • 安楽や羞恥心についても配慮して実施します

 

 この研修は、平成30年度の新規採用看護職員を対象に、就職前に基本的な看護技術を復習し、また同期の仲間づくりのきっかけにつなげる目的で、例年この時期に開催しています。今年度は「バイタルサインズの測定」「おむつ交換」「陰部ケア」の研修を行いました。

 「バイタルサインズの測定」では、受講者が互いに体温、脈拍、呼吸、血圧を測定し合いながら手順を復習しました。

 「おむつ交換」「陰部ケア」では、排泄ケアが有する特徴やアセスメントのポイント、おむつ使用時の基礎知識、陰部洗浄・おむつ交換の目的・方法について学び、看護技術の根拠や留意点を考えるグループディスカッションも行いました。演習では、モデル人形に対し2種類のおむつを使用して、製品による当て方の違いを確認しながら陰部洗浄とおむつ交換を実施しました。実施と振り返りを繰り返す中で、講義で得た知識と技術がつながっていった様子でした。「理由や根拠を考えながら実施できた」「実際に体験したり、振り返ることで理解を深めることができた」などの声があり、基本的な看護技術の復習やスキルアップにつながったようです。

 

 今回の研修では、各看護大学で実習インストラクターとして活躍する先生に援助者をお願いしました。はじめは緊張した面持ちだった受講者も、先生の支援もあって活発なグループディスカッションや効果的な演習を行うことができました。受講者からは「同期と交流の場が持てて良かった」「就職前に知識、技術を確認でき、不安が軽減した」などという声が多数あり、有意義な研修であったと実感しました。

 

 平成30年度の新人看護職員研修の幕開けとなった一日でした。

<<「新人看護職員対象」へ戻る

看護職員の皆さまへ

キャリアarekore情報室

情報室は、臨床教育研究棟 地下1階「看護部研修室」に移動しました。

看護スキルスラボ

事前の予約が必要です。

使用申込書
物品借用願出書