本学医学部では大学院医学研究科とタイアップし、我が国ではまだあまり制度化されていない医師医学博士(MD-PhD)プログラムを2005年4月から率先して取り入れております。糖尿病の特効薬インシュリンの発見は20歳代のバンティングによりなされました。世界的な研究は20歳代の若く、柔らかい頭脳によりなされることが少なくありません。このコースは医学研究にも興味を持つ若いそのような頭脳をもった医学生諸君のために用意されたものであり、いわば医学研究を志す学生の英才教育コースです。医学部卒業後の大学院が一年短縮し三年間で卒業出来るメリットがあり、一種の飛び級制度ともいえます。第一病理には11名のMD-PhD学生(2012年3月現在)が在籍しており、楽しそうに学び研究の喜びに浸っています。皆さん、こんなに恵まれたコースはそうはありません。このコースに飛び込み自分の可能性を広げ、いい研究を通して世界の人々の幸せに、人類に、はたまた地球に貢献しようではありませんか。
毎年、医学部学生の希望者を対象に定期勉強会を行っています。免疫学または病理学の教科書(英語)を年間通して通読しますので、講義では紹介しきれなかった部分を補うだけではなく、英語の読解力も養われます。学年は問いません。興味ある方は気軽にメール(kanaseki@sapmed.ac.jp)にてご連絡ください。