古川 享さん(実習年度:平成25年)
大学では絶対に学べない貴重な経験ができました
この臨床実習を選択した理由は?
内科系を幅広く実習したい、また学外での実習をしたいと思い、この臨床実習を選択しました。
実習先での1日について
手技について先生より指導中
(松前町立松前病院)
(左)古川さん (右)熊谷先生
実習では、カルテ記載、予診、外来の見学をはじめ、当直、採血、訪問診療などを行いました。大学での実習とは違い、比較的自由に何でも経験させていただけたので、とても勉強になりました。4~5人の患者さんを担当し、1日2回くらい回診を行っていました。希望していた当直もでき、勉強になりました。また、終末期医療の実際を経験する機会があり、心に残る貴重な経験ができたと思います。
サテライト施設での地域実習について
地域実習のプログラムは日々の実習に組み込まれていて、診療所、訪問診療、老人ホーム、薬局などに行くことが出来ました。救急車に乗って函館に行くこともあり、色々経験ができて、とても有意義な実習でした。
地域実習を通して院内だけでなく院外、ひいては町、広い地域における病院の役割、苦悩などを知ることができました。
TV会議システムを使った学生症例発表会について
私は症例発表会での発表の順番が最後だったのですが、回を重ねるごとに、大学の先生からの質問のレベルが上がっていったので、気合いを入れて臨まないといけないと思いました。症例発表の準備には苦労しましたが、実習を終えてふりかえって見ると、症例について詳しく発表するという内容よりも、日々の実習の中で学んだこと・疑問に思ったことを発表するような内容で症例発表会ができたら、さらに発言が活発になり、より充実した臨床実習になると思いました。
後輩へのメッセージ
1ヶ月大学を離れ、実際に実習協力病院で実習するのは確かに大変ではありますが、大学では絶対に経験できないような事が学べますし、各々のやりたいことをやらせてもらえる臨床実習になると思います。症例発表会の準備は大変ですが、その他の課題はそこまで多くはありません。実習病院の先生方を始め、看護師や事務の方々も温かく受け入れて下さり、実習が終わる頃には札幌に帰るのが寂しくなりました。のんびりやりたい人でもしっかりやりたい人でも、普段と違った臨床実習をやってみたいと考えている方は札幌を出る勇気を持ってこの臨床実習を選んでみてはいかがでしょうか。そしてその地で実際に1ヶ月過ごしてみると、自身の医療に対する思いが変わるかも知れません。
最終更新日:2013年08月16日
平成25年度
- 高石恵一さん(実習年度:平成25年)
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- 親谷佳佑さん(実習年度:平成25年)
- 学生からの意見・要望