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役割別研修プログラム「平成28年度 実地指導者研修」報告
「実地指導者交流会2」
平成28年11月28日(月)29日(火)に、今年度2回目の実地指導者交流会を行いました。新人が入ってきた春だけでなく半年経過した秋頃にも、他部署の実地指導者と情報交換したいという要望で実現した交流会です。
テーマを「病棟全体で新人看護師を育てるために行っていること・困難に感じること」とし、グループでディスカッションしました。
順調に役割をこなしている実地指導者や、少し困難を感じている実地指導者などもいて、お互いの経験を伝え、新人指導上の新たな視点を得ることができたようでした。
残り4ヵ月、よろしくお願いいたします。
6月7日(火)、10日(金)に実地指導者の2回目の集合研修「新人看護職員の学習支援」「コーチング」「実地指導者交流会」が行われました。
「新人看護職員の学習支援」
講師に札幌市立大学大学院看護学研究科長の松浦和代教授を迎え、新人看護職員の個々の特徴に合わせた学習支援方法や、成人学習の特徴とそれを活用した教育的介入などについて学びました。新人看護職員を支援する上で必要なコミュニケーションについては、演習を交えて学ぶことで日常の接し方を振り返る機会となりました。
▲ 札幌市立大学大学院看護学研究科長 松浦和代教授 |
▲ 傾聴・軽聴を実感 ペアワークの様子 |
「コーチング」
講師にコーチングOffice友歩代表の上前拓也コーチを迎え、コーチングに必要な傾聴・質問・承認のスキルやアサーティブな伝え方について、ロールプレイを交えて学びました。目を見ずに、腕組みや体をのけ反りながら話を聞かれると話しづらいという体験を通して、相手と会話をするときの態度の大切さを実感しました。
▲ コーチングOffice友歩代表 上前拓也コーチ |
▲ 腕組みをして目も見てくれない相手に 一生懸命話しています |
「実地指導者交流会」
他部署の実地指導者同士で、実地指導者としての悩みや思いを共有し、その解決方法などについて話し合いました。発表では悩みに対しての解決策として「一人で抱えこまず、看護室全体で育てるよう協力を得ていく」「新人看護職員のタイプに合わせてこちらから働きかけ方を変えてみる」などの建設的な意見が出ており、話し合いが充実していたことが窺えました。 |
例年、実地指導者の集合研修は6月で終了していましたが、昨年度の研修参加者の声を反映して今年度は11月にも「実地指導者交流会」を開催します。実地指導者の皆さん、これからも各部署での教育活動を頑張ってくださいね。応援しています!
2月18日(木)、3月9日(水)に実地指導者の1回目の集合研修「看護教育に関する知識」「看護技術の指導方法」「組織の教育システム」「メンタルヘルス」が行われました。
「看護教育に関する知識」
現在の看護基礎教育の概要と課題、看護実践能力の育成などの講義がなされ、新人看護職員を教育する上で基盤となる知識を学びました。
「看護技術の指導方法」
看護技術の定義、目的と原理・原則、技術習得過程や指導のポイントなどを学びました。講義を通して、指導者としてのあり方を考えたり、自身の看護観を振り返ることの大切さを感じました。
▲ 大日向 輝美 教授(保健医療学部長)
「組織の教育システム」
医療・看護の動向や新人看護職員研修ガイドラインを理解した上で、当院の新人看護職員研修制度、社会人基礎力、指導や研修評価の方法などを学び、実地指導者の役割や期待されていることを考えました。
▲ 梅田 聖子 副部長
「メンタルヘルス」
新人看護職員がどのような悩みを抱えているのか、講師が実際に関わった事例もふまえて学びました。また、ストレスの対処方法などを学び、新人の身近な指導者としての関わりを考える機会になったのではないかと思います。
▲ 煤賀 隆宏 主任看護師(精神看護認定看護師)
今回の研修が4月からの新人指導に活かされることを期待しています。
実地指導者の皆さん、1年間よろしくお願いします!