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中堅看護職員対象 研修報告
平成27年度 第3回 キャリア a・re・ko・re 交流会
~海外で活躍した経験のある看護職との交流~
平成28年1月19日(火)に今年度2回目の交流会が開催され、7名の職員が参加しました。今回は「海外で活躍した経験のある看護職との交流」と題し、2名の海外経験のある職員から経験談をお話いただきました。最初に医療材料部看護室の小島麻子副看護師長より「インドネシア北カリマンダン州ブラウ県 口唇口蓋裂手術ボランティアスタッフの経験」について話されました。言葉の壁や衛生上の問題、限られた物品・人員でありながらも協力し合いながら活動しミッションを達成されたご経験から、普段の職場でも共に働くスタッフが同じ目標をもって仕事にあたることを大事にされているとのことでした。「どんなに忙しくても皆で協力して取り組むことで大変なことでも乗り越えられる、それが達成感ややりがいにつながる」という言葉が印象的でした。
▼医療材料部看護室 小島麻子 副看護師長 | |
続いて、集中治療部看護室の影山紀子看護師より「アメリカ・オハイオ州の病院 内科外科の混合病棟や心臓呼吸器外科で看護師として働いた経験」について話されました。留学・就労までの道のり、アメリカの看護の様子、アメリカでの生活等を詳細にお話しいただきました。異国の地で言葉の壁や文化の違いがありつつも乗り越えられ、生き生きとご活躍されていた様子が伝わってきました。また、アメリカで取得された看護師免許や当時の勤務表、実際に使われていたユニフォームを持参してくださいました(写真)。
▼集中治療部看護室 影山紀子 看護師 | ▼アメリカで着ていたユニフォーム |
▼左:NY州の免許 右:オハイオ州の免許 | ▼アメリカの勤務表に興味津々です |
どちらのお話ももっと聞きたくなる興味深い内容でした。
その後2つのグループに分かれ、経験談を話されたお二人と交流しました。アメリカの看護師の役割や実際、どのように英語を身につけていったのかなど様々な質問がありました。皆さん楽しそうに参加され、笑いの絶えない楽しい時間でした。参加者へのアンケートからも「自分と違った思いや考えを聞けたのが楽しかった」「具体的な話が聞けて良かった」という感想が聞かれ、キャリアを考える上での参考になっていました。
今回で平成27年度の交流会は終了です。来年度もまた様々なロールモデルの方を招き、キャリアビジョンを考える良い機会にしたいと思います。