育児中の看護師対象
看護師のための復職支援セミナー@札幌医大病院
3月4日(水)に、復職を考えている看護師を対象とした、「看護師のための復職支援セミナー@札幌医大病院」を開催しました。
目標 | 1)医療や看護の動向を知る 2)基本的な看護技術の復習および体験をする |
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日時 | 平成27年3月4日(水) 9:00~13:30 |
参加者 | 復職を考えている看護師の方 24名 |
内容 | 講義:医療・看護の動向、感染管理 採血・点滴・ME機器の取扱い 技術演習:採血・点滴・ME機器の取扱い ランチ交流会・電子カルテ体験 ※託児サービスあり |
第1部:講義
▲萩原看護部長の講義の様子
「医療・看護の動向」では、2025年問題や少子・高齢社会に向けた、地域包括ケアシステムの構築や、看護職が定着して働き続けることができるための環境づくり、看護師の役割拡大などについて、講義がありました。
「感染管理」では、医療施設における基本的な感染対策について、標準予防策を中心に講義がありました。参加者は、自身が受けてきた教育との違いを興味深く学んでいました。
「採血」「点滴」「ME機器の取扱い」では、安全な採血や静脈注射の実施や、輸液ポンプ・シリンジポンプの正しい取扱い方について、基礎知識の復習を行いました。
第2部:技術演習
「採血」「点滴」「ME機器の取扱い」について、それぞれ技術演習を行いました。参加者は真剣に説明を聞き、積極的に質問する姿も見られました。時間が少ないながらも、一通りの技術を体験していました。
待ち時間を利用して、当院の電子カルテの操作を体験しました。皆さんの積極的な姿勢やアンケートから、電子カルテに関するニーズが高いことがわかりました。
▲「ME機器の取扱い」の演習の様子
▲「点滴」の演習の様子
第3部:ランチ交流会
セミナー終了後は昼食を摂りながら、ランチ交流会を行いました。復職経験のある手術部看護室の佐藤さんから、これまでの経歴と当院に復職した経緯や、育児の時間を大切にするための勤務形態の選択、佐藤さんの看護観とキャリアアップについてのお話がありました。また、工藤副部長からは、今年度の新規採用者数とその背景、臨時職員の採用について、就職先を選択する際のインターンシップの活用等の当院の就職に関する情報のお話がありました。
講話終了後も参加者同士で交流を持ち、様々な情報交換が行われていました。
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今回のような復職支援セミナーは、当院では初めての企画でした。アンケートにもたくさんのご意見・ご感想をいただき、参加された皆さんの復職に対する様々な想いが伝わってきました。
皆さんのご意見を受けて、平成27年度も復職支援セミナーを開催したいと考えています。日程や内容は、今後検討していきます。このセミナーが、皆さんの復職のきっかけにつながればと思っています。