臨床理学療法学領域 看護学実践領域 看護教育学・管理学領域
札幌医科大学保健医療学研究科の教育研究分野
¯理学療法学・作業療法学専攻(博士課程前期)
臨床理学療法学領域 |
徒手療法学〜宮本 重範 教授、青木 光広 助教授 筋・骨格系障害の理学療法では、今、障害の系統的な診断および的確な治療技術が求められています。その有効な理学療法である(Manual Therapy)について科学的検証のために、先行研究を再考し、理論的背景を理解し、形態学的、運動学的、生理学的観点から講義、演習および解剖実習を通して学習・研究を実践します。 |
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身体機能代償学〜乾 公美
教授、石川 朗 講師 不幸にして人が不可逆性の身体機能障害を負った時、何らかの方法でその代償を施し能力障害や社会的不利を軽減し社会的活動を援助しなければなりません。本科目では、理学療法の基礎となる神経筋生理学を実験を通して学習し、義肢や装具の適用、人工呼吸器やペースメーカーの適用、住環境の改善などを理論的に考えます。また、機能障害を防止するための理学療法についても再考します。 |
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スポーツ療法学〜David.Magee 教授 スポーツ理学療法に関して、傷害の予防、評価、治療さらに高度に訓練された個人に対する治療的運動の応用及び機能的な活動参加等の特定の側面を論じるとともに、最近のスポーツ療法における進歩と関連する話題を討議します。 |
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臨床作業療法学領域
臨床作業療法学領域 |
作業科学〜Ruth.Zemke 教授、佐藤 剛 教授、青山 宏 助教授 作業科学は、人間が行う作業の形態、機能、意味の側面について理解していこうとする学問です。作業科学でいう「作業」とは人間の生活全般に関わる広範な活動を指します。作業科学は、人間の作業の研究を通して人の健康と生活について考えるダイナミックな基礎科学であり、作業療法発展への貢献が期待される学問領域です。 |
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活動能力障害学〜村上 新治 教授、中村 眞理子 講師 運動障害に対す作業療法は、種々の作業や活動を治療手段として用いることによって、対象者から望ましい運動を引き出し、生活に適応する能力を高めることが目的となります。その作業療法の効果判定のために必要な運動機能の解析を、機能解剖学、運動学、運動生理学的観点から研究を行っています。 |
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感覚統合障害学〜佐藤 剛 教授、仙石 泰仁 講師 作業療法の理論の一つである感覚統合理論と実践について、神経生物学、神経行動学及び人間発達、適応行動等と関係から、知識基盤、理論、感覚統合障害の分類と鑑別診断法並びに治療の実践の方法について、最近の知見や今後の研究課題等を踏まえて討議・学習します。特に学習障害、注意欠陥多動性障害、自閉症等の発達障害児並びに中枢神経系障害を持つ成人、老人も含めた対象について論じます。 |
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理学療法学・作業療法学 専門共通領域 白 銀 暁 (運動科学分野院生) 当大学院に入学して,実に様々なことを学ぶ機会を得ました.最も大きな収穫は,「科学」という視点を知ったことです.それはこれまで暗中模索の状態であった私に確かな方向を示し,そして後押ししてくれます.私にとって大学院進学は非常に有意義でした.ぜひたくさんの方々に大学院で学んでいただきたいと思います. |
神経精神機能障害学〜村上 新治 教授、池田 望 講師 多彩な脳機能を神経科学から学習し、脳機能障害による運動、知覚、思考、判断とその統合の高次脳機能障害の測定と評価、そして機能回復を目指すtherapyの効果を神経細胞から神経回路、システムと各々のレベルでの研究方法を学習します。機能回復メカニズム解明を目指して新たな機能・治療へと改革する教育・研究を行います。 |
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運動科学〜田中 敏明 助教授、高柳 清美 講師 ヒトの関節運動、静的・動的平衡の維持および運動の遂行に関し、運動学的・神経生理学的研究法について勉強します。 |
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機能解剖学〜乗安 整而 教授、吉尾 雅春 助教授 「動き」のより詳細な解明を目的とします。「動き」とは如何なることか、今までどのようにとらえられてきたか、他の生物とはどう異なるのかについて、また「動き」に関する考え方と理論について講義をします。さらに実際の解剖を通して人の運動器の理解を深めます。 |
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身体科学〜武田秀勝教授、舘延忠助教授、小塚直樹助教授 筋緊張性ジストロフィー症筋組織像と筋のCTGリピートの関係を明らかにすることを目的にnon RI PCRサザン法を用いた解析法により研究を進めています。神経・筋疾患に関するリハビリテーション科学に貢献できることを目指しています。 |
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地域リハビリテーション学〜橋本伸也助教授、千田敏助教授 WHOのCBRの概念を確認したのち、わが国の地域リハビリテーションの現況及び保健、医療、福祉分野の地域支援システムについて理解を深める。介護保険や社会福祉法をはじめとする制度環境の動向や、ケアマネジメント、住宅改修・福祉用具などの方法論、トピックなどを幅広く講時ごとのテーマに取り上げて検討する。 |
2.平成14年度保健医療学研究科学生募集要項
第二次修士課程・博士課程前期(看護学専攻、理学療法学・作業療法学専攻)
博士課程後期(理学療法学・作業療法学専攻)
4.保健医療学研究科の教育研究分野
看護学専攻(修士課程〜2年間)
理学療法学・作業療法学専攻(博士課程前期〜2年間)
理学療法学・作業療法学専攻(博士課程後期〜3年間)
5.保健医療学研究科の概要
「修士課程・博士課程前期」の概要(看護学専攻、理学療法学・作業療法学専攻)
「博士課程後期」の概要(理学療法学・作業療法学専攻)