専門領域 |
授 業 科 目 |
単位数 |
担当教員 |
授 業 科 目 の 概 要 |
理学療法学 領 域 |
徒手療法学特講 |
2 |
宮本 重範 David J.Magee |
関節の運動機能障害は筋・腱、関節包・皮膚等の関節周囲組織の短縮あるいは弛緩、関節の変性及び神経組織の生理学的・力学的変化により生じます。従って、これらに対する理学療法では、障害の系統的な評価を通して障害の病態を的確に把握・判別できる能力を要します。 本特講では、徒手療法(Manual Therapy)の治療理念に基づき、形態的、運動学的、神経生理学観点により障害の問題点を系統的に推論し、運動機能における徒手療法の治療効果を科学的に検証できる方策について学習します。 |
徒手療法学特講演習 |
4 |
宮本 重範 吉尾 雅春 |
筋・骨関節障害の徒手療法(Manual Therapy)に関する国内・外の論文抄読と臨床的推論の演習を通して運動器障害の臨床における論理的思考・研究能力を修得させます。 |
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身体機能代償学特講 |
2 |
乾 公美 松嶋 範男 |
身体に不可逆的機能障害を生じた時、何らかの機能代償手段を講じなければ日常生活やQOLに支障を来します。機能代償の手段は、残存機能による代償、身体外部に義肢装具を装着することによる代償、生活環境を整備することによる代償が考えられます。 本特講では、上述のそれぞれの代償方法について、残存機能を最大限生かし失われた身体機能を回復し、人の尊厳に基づいた生活が復活できるための身体機能代償方法を理学療法的に検討します。 |
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身体機能代償学特講演習 |
4 |
乾 公美 橋本 伸也 |
残存機能による代償、身体外部に補装具を装着することによる代償、生活環境を整備することによる代償の方法と、その効果について科学的に検証することを演習します。 残存機能による代償については、骨格筋の萎縮の予防と改善、筋タイプの変化などを生理学的に研究し有効な理学療法の手段を検討します。 補装具による代償については、身体機能のみならず生活環境をも含めた総合的評価に基づく処方と使用評価を検討し、合目的補装具の作成について演習します。 環境整備による代償は、対象者の住環境を調査し合理的な住環境整備について研究します。 |
専門領域 |
授 業 科 目 |
単位数 |
担当教員 |
授 業 科 目 の 概 要 |
理学療法学 領 域 |
スポーツ療法学特講 |
2 |
David J.Magee |
スポーツ療法における最新の知見を明らかにす るとともに、スポーツ外傷・障害に対する系統的 な評価・治療法並びに高度な技術を有するスポー ツ選手の科学的なリハビリテーションプログラム の立案・実施方法について論述します。 |
スポーツ療法学特講 演習 |
4 |
D avid J.Magee 宮本 重範 |
スポーツ療法に関する多数の研究論文の系統的 抄読と機能的成果の判定(Functional outcome measurement)を通して、スポーツ外傷・障害に 対する理学療法学を科学的に検証させます。 |
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運動科学特講 |
2 |
乗安 整而 田中 敏明 |
動的あるいは静的なヒトの形態学的にとらえた 特性を、一般論的に理論化し、その構造的内容の 把握と本質論解明の模索を講義します。 |
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運動科学特講演習 |
4 |
乗安 整而 田中 敏明 |
神経系としての脳と認識(=意識)の存在とし ての脳が、形態学的にとらえた身体の動きとどの ように関連しているのかを、特定の運動を通して 実証し、理解します。 |
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身体科学特講 |
2 |
武田 秀勝 舘 延忠 |
身体機能の維持や減衰した機能の改善を図る時局所的な側面と同時に全身機能の面から把握しなければなりません。 本特講では、人間の身体機能を神経系−内分泌系−免疫系の3大支柱を総合的に考える必要があります。また、身体科学のメカニズムを生化学的、分子生物学的手法によって解析し、反応機序を研究します。 |
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身体科学特講演習 |
4 |
武田 秀勝 小塚 直樹 |
持続運動によってOxidative enzymeが上昇することが知られています。このことは、従来、ATPase活性で解析されてきましたが、ミオシン重鎖のイソプロテイン活性を免疫組織学的に調べることによって、より詳細に持続的運動が筋組織の分化に与える効果を評価することが可能です。これらのことを本特講を基盤にし、具体的に小児から高齢者を対象に研究を行います。 |
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理学療法学特別研究 |
4 |
専門分野に 応じた教員 |
大学院学生(院生)を高度な専門的知識を有する研究者、教育者及び管理者に育成するために課題探索能力をより一層高めるための指導を行います。 個々の院生の教育歴的背景や彼等の研究手法を考慮した教育者、管理者に不可欠な知識の習得や研究活動に必要な情報や知識の習得について、それぞれの院生が自主的に選択した課題に対し個別に指導します。 |
専門領域 |
授 業 科 目 |
単位数 |
担当教員 |
授 業 科 目 の 概 要 |
作業療法学 領 域 |
作業科学特講 |
2 |
Ruth Zemke |
作業療法における「作業」の科学的追求は、作業療法の学問的基盤の構築に欠かせません。博士前期課程の作業学は「作業」と人間との関係性について生活における作業の意味、形態、機能の三者関係から検討しましたが、本特講では、さらに作業的存在としての人間のサブシステムの探索、並びに質的研究法の視点から人生(生活)の語り(ストーリー)とその語りを用いた治療的意義について学習します。 また、作業療法への応用として、日常生活と 作業遂行パターン・バランスについても検討します。 |
作業科学特講演習 |
4 |
Ruth Zemke 佐藤 剛 |
自ら選択した具体的症例を通して、上記特講の学習目標を追求します。さらに症例及び文献検索を通して作業の比較文化的視点からの考察を行い、諸外国(特に米国)における作業科学研究の日本への応用性について検討します。 |
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活動能力障害学特講 |
2 |
リハビリテーション、特に作業療法において、対象者から望ましい運動機能を引き出し、生活に適応する能力を高めるには、疾病や外傷から派生した運動機能障害の特性を明らかにすることが必要となります。 このためには、健常者との違いを明確にするとともに、作業療法が身体運動機能に及ぼす効果についても検討を加える必要があります。これらを基に、治療手段の確立を図る方策について学習します。 |
||
活動能力障害学特講演習 |
4 |
特講の講義内容を基盤とし、具体的な研究方法の策定について学習するとともに、動作解析的手法、動作筋電図学的手法を用いて上肢の精緻な運動の解明を学習します。 |
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感覚統合障害学特講 |
2 |
佐藤 剛 |
人間のライフサイクルに応じた作業遂行(日常生活活動、学習、余暇・遊び、仕事)能力を高めることは作業療法の重要な目標であり、そのための治療プログラム決定には、科学的根拠が要求されます。 感覚統合理論は、人間の脳内情報処理過程と作業遂行・適応行動との関係から様々な治療仮説を提示するものであり、その関係性の理解を高めることが重要となります。 本特講では、過去の脳機能の知見と作業遂行研究との関係を発展させるために、新しい角度から治療仮説を設定し、より具体的な感覚統合障害に対する作業遂行(作業療法プログラム)のあり方を検討します。 |
専門領域 |
授 業 科 目 |
単位数 |
担当教員 |
授 業 科 目 の 概 要 |
作業療法学 領 域 |
感覚統合障害学特講演習 |
4 |
佐藤 剛 |
特講での学習を基盤として、自ら研究文献を探索し、感覚統合障害の治療仮説と作業療法との関係を提起します。 また、感覚統合障害を持つと思われる対象者に対する実際的な観察及び検査から、脳内情報処理過程の障害タイプを抽出し、適切な作業療法プログラムを検討します。 |
神経精神機能障害学特講 |
2 |
村上 新治 千田 敏 |
ヒトのヒトたる高次脳機能活動である神経精神 機能を客観的に測定することは困難でありましたが、近年、工学的技術の進歩により可能となってきました。 その最新の方法とそれにより明らかにされた知見、加えて神経精神機能障害のメカニズムと評価について解説を行い、論文抄読を行って討議を加えます。 さらに、神経精神機能が成熟、獲得された後、障害が進む高齢者について機能的、疫学的、社会学的に行った研究と調査から神経精神機能障害を解説し考察を行います。 |
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神経精神機能障害学特講演習 |
4 |
村上 新治 千田 敏 |
獲得された高次脳機能の低下や障害を示す高齢 者を対象に神経精神機能の客観的測定方法として 眼球運動、誘発脳波を測定し、高次脳機能障害、 痴呆疾患や精神疾患の診断、病態把握や評価解析 を行います。 さらに、機能的研究と疫学的、社会学的調査から神経精神機能障害として神経及び精神疾患を解説し、高齢者社会の現状と将来における作業療法の治療と応用について討議を行います。 |
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作業療法学特別研究 |
4 |
専門分野に 応じた教員 |
大学院学生(院生)を高度な専門的知識を有する研究者、教育者及び管理者に育成するために課題探索能力をより一層高めるための指導を行います。 個々の院生の教育歴的背景や彼等の研究手法を考慮した教育者、管理者に不可欠な知識の習得や研究活動に必要な情報や知識の習得について、それぞれの院生が自主的に選択した課題に対し個別に指導します。 |
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