修士課程・博士課程前期　Ｈ１４年度　授業科目の概要

別　表

保健医療学研究科（修士課程・博士課程前期）授業科目の概要

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔太字：必修〕

【看護学専攻専門科目】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

専門領域		授　業　科　目	単位数	担当教員	授　業　科　目　の　概　要
看護学基　盤領　域	主科目	看護理論学特　　論	１	Rita Weingourt	看護ケアの基本理論を歴史的及び学際的視点から展望し、理論構築の要素とその過程について論じる。　また、実践科学としての看護学の特質と看護理論モデルを通して学問としての看護学を探究する。　　　　English原文
		看護理論学特論演習	１	Rita Weingourt	看護ケアの基本理論から特定の理論モデルを選択し、理論の構造、要素等理論構築の過程と主要概念について分析し、看護ケアと看護理論の関連について探究する。
		看護学研究法特　　論	１	丸山　知子	看護研究の枠組み、研究プロセスの理解と質的・量的研究法の種類と特徴及び研究に伴う倫理とその課題について論じ、研究者としての基本的資質について理解を深める。
		看護学研究法特論演習	２	石塚百合子野地　有子	看護における質的研究法及び量的研究法について、学生は既存の文献から各々数件を選択し、クリティークを行い、看護研究に必要な理論的思考、批判力及び研究を実践するための基本的能力を培う。
		看護倫理特論	２	稲葉　佳江 *非常勤 (選考中)	看護倫理について、看護の本質性と倫理、実践課程としての倫理的判断課程との関係性、生命倫理及び医療倫理との共通類似性・相違性、看護研究と倫理などの観点から検討し、その概念形成と深化・発展を図る。　また、我が国と諸外国における(看護)倫理理論の比較検討から、我が国に通底する倫理観と社会文化的背景との関連についても探求する。
		看護技術学特論	１	大日向輝美堀口　雅美	在宅看護をはじめ、多様化・高度化する保健医療ニードにあって看護独自の観察・判断に基づいた裁量範囲の拡大とその過程の妥当性が問われている。　看護技術学の主要素であり裁量過程そのものである看護過程をはじめ、ヘルスアセスメント技術及び援助技術の概念と要素を分析し、その科学的根拠を解明するための研究方法を理解する。
		看護技術学特論演習	２	大日向輝美堀口　雅美	看護技術学特論と連動し、看護技術に関する科学的根拠について検証する。また、ヘルスアセスメント技術の要素である身体査定及び心理・社会的査定の方法について演習し、看護における系統的な観察力と判断力に必要な技術について熟練を目指す。
	支持科目	病態生理学特論	２	笠井　　潔	腫瘍、循環障害、自己免疫疾患、遺伝子疾患、先天性疾患、代謝性疾患等の主な病態に関して、健康から病態へ至る過程を分子機構や遺伝子機構を中心に学習する。更に健康から病態へ至る過程に深く関与する生体防御機構としての免疫系や炎症について、その恒常性維持機構や分子機構を学習する。　また、人体の病態からの修復や回復過程の機構について、その分子機構を中心に学習する。以上より、健康から病態、病態から回復に至る一連の過程の機構について理解を深める。
	支持科目	病態治療学特論Ⅰ	２	鬼原　　彰	経済・社会の発展と高齢化が急速に進展している現代社会において、代謝疾患（糖尿病、高脂血症、高尿酸血症）を有する国民は膨大な数となっている。これらの疾患と看護の関わりを追究する。

専門領域		授　業　科　目	単位数	担当教員	授　業　科　目　の　概　要
看護学基　盤領　域	支持科目	病態治療学特論Ⅱ	２	傳野　隆一	近年、診断・治療技術の発達や使用機器の進歩によって、一方では根治性を追及した拡大手術が、他方ではＱＯＬを重視した縮小手術が行われるようになってきている。したがって患者に最も適した治療法を選択しなければならない。　看護は最新の知識を身に付け、患者が安心して治療に専念できるように援助していく必要がある。そのために術前・術中・術後における患者と看護の関わりを追及する。同時にトピックを講義の中に取り入れて討論する。
看護学基　盤領　域	支持科目	人間環境学	２	選　考　中	人は、環境の中で生きており、環境は人の健康に影響を与える。　また、人の生命活動は、環境の質的変化をおこさせたり、環境に積極的に働きかけて新しい環境をつくり出したりする。　本科目では、人と環境が相互に作用し合っている間柄であり、人の生活は様々な環境とのかかわりの中で維持されることを看護管理の立場で考える学習を目指す。
看護学実践領域		女性健康看護学特　　論	３	丸山　知子	従来の母性看護は、主に周産期女性に焦点があてられていた。しかし、近年社会の変化に伴い、女性の様々な問題が生じ、看護の焦点も女性のライフサイクル全般に拡大されてきた。本科目では、女性のライフサイクルの各ステージにおける課題と問題について、国内・国外の状況を探索し、女性の健康と看護支援について展望する。
		女性健康看護学特論演習	２	丸山　知子杉山　厚子	本科目では、女性のライフスタイルの各ステージ課題や問題の中から、関心あるステージを選択し、その課題や問題に関して日本と海外の実態を分析し、深く探求する。　さらにそのステージにある女性の課題や問題に対するアプローチについて、実践を通して看護支援モデルを作成する。
		小児健康看護学特　　論	３	石塚百合子今野　美紀	小児期は、心身共に量的にも質的にも変化の激しい時期であり、周辺の環境条件に影響を受けやすい。さらに、この時期の健康は後のライフステージに大きな影響を及ぼす。　このような特徴をふまえて、子どもの各発達段階における健康課題を子どもの成長・発達と家族・生活環境に関連させながら看護理論を踏まえて探求する。
		小児健康看護学特論演習	２	石塚百合子今野　美紀	本科目では、小児看護の立場から子どもの健康課題や問題について国内外の文献から検索し、子どもの成長発達に与える影響、看護介入の方法を探求する。
		地域看護学特論	３	野地　有子平野　憲子	地域看護学特論では、クリティカルシンキングを取入れ、実践と研究を結びつけた高度な思考過程のトレーニングを通して、地域で求められる看護上のニーズに的確に対応できる資質と地域看護学研究の基礎的能力を養う。　クライエント・家族・グループ・コミュニティーを対象にヘルスプロモーションから在宅ケアの諸課題に取り組む。　地域看護診断、地域看護管理、保健政策やケアマネージメント等について学習する。
		地域看護学特論演習	２	野地　有子平野　憲子	地域看護学演習では、特論で学んだ理論に基づき身近な課題を地域看護学の専門的アプローチによって捉えなおすことにより、実践のふり返りと同時に実践に生かせる地域看護モデルの構築と介入方法を探求する。

専門領域	授　業　科　目	単位数	担当教員	授　業　科　目　の　概　要
看護学実践領域	成人・老年健康看護学特論	３	Gurpal Sandhu 深澤　圭子門間　正子	高度医療の場で生命に関わる脅威に対する人間の反応に専門的に関わるクリティカルケア看護と高齢者の慢性期・終末期に焦点を当て、個人及び家族に対する援助方法論について学習する。
	成人・老年健康看護学特論演習	２	Gurpal Sandhu 深澤　圭子門間　正子	成人・老年健康看護学における課題について、実際の事例や体験を通して分析する。
	精神看護学特論	３	Rita Weingourt 吉野　淳一	複雑化する現代社会において、人間の精神の問題は益々増大することが予想される。人間の精神構造とその障害について、近年、社会的に問題となっている精神保健に関する課題を取り上げ、心理的分析と治療について個人、集団及び家族の観点から分析する。
	精神看護学特論演習	２	Rita Weingourt 吉野　淳一	事例やロールプレイング及び臨床場面などを通して精神看護学における個人、集団の援助に必要な技術を多角的に検討する。
看護教育学・管理学領域	看護教育学特　　論	３	稲葉　佳江＊近藤潤子	看護教育を歴史的観点から概観し、世界の看護教育制度について社会的背景との観点から論じる。看護教育課程とその構成要素について、社会的背景及び教育の本質を基盤に探究し、看護教育カリキュラムモデルを通して理解を深める。
	看護教育学特論演習	２	稲葉　佳江＊所　伸　一	看護学士課程のカリキュラム及び１科目のシラバスの作成、授業展開を通して、カリキュラム、教授－学習活動における各要素について検討する。この体験を通して、教授－学習方法の技法を培い、学生中心の教育活動に対する問いを基に、教育者としての資質について認識を深める。
	看護管理学特　　論	３	住吉　蝶子	このコースは、“継続的医療の質の向上”ということに視点を当てている。医療ケアサービスが急速に変化する今日の医療ケア実践において、ケア提供チームの要となる看護者は適切な判断力と決定能力の向上が不可欠である。本コースでは医療の質向上に欠かせない、医療ケアの効果と継続性、経済性と効率性および医療提供へのネットワークなどを、実践へと進めるための課程と技術を習得していく。
	看護管理学特論演習	２	住吉　蝶子＊矢野正子	医療制度改革が行われる医療界において、保健医療福祉との連帯を踏まえ、看護管理者の役割と機能について歴史的、制度的観点より考察、分析、検討する。アメリカの医療の変遷を分析し、日本の医療と比較し、医療の質の問題、地域ネットワークの構造、医療経営におけるコストの問題について日本の将来の医療を展望し、それにふさわしい看護管理者としての管理能力を養う。
看護学特別研究		８	専門分野に応じた教員	看護学実践領域（女性健康看護学、小児健康看護学、地域看護学、成人・老年健康看護学、精神看護学）又は看護教育学・管理学領域（看護教育学、看護管理学）の分野の中から研究課題を選択し、その研究プロセスを実践し、修士論文として作成、提出する。

【理学療法学・作業療法学専攻専門科目】

専門領域	授　業　科　目	単位数	担当教員	授　業　科　目　の　概　要
理学療法学・作業療法学専門共通領　　域	神経精神機能障害学特論	２	村上　新治池田　　望＊青木　　藩＊齋藤利和	リハビリテーション医療の対象の多くは、脳卒中や頭部外傷など何らかの中枢神経系の障害を持つ人々である。理学療法や作業療法の評価並びに実践に必要な最新の脳解剖・機能及び障害に伴う症状とその原因、診断、治療法及び関連研究の方法について学習する。
	神経精神機能障害学特論演習	２	村上　新治池田　　望＊青木　　藩＊齋藤利和	神経精神機能障害学特論の講義から得た知識を基本として、更にそれらを深めるために文献検索、講読及び実験的実習を通して理解を深める。
	運動科学特論	２	田中　敏明高柳　清美	ヒトの関節運動、静的・動的平衡の維持及び運動の遂行に関し、運動学的・神経生理学的研究法について講義する。また、リハビリテーション工学的研究法についても理解を深める。
	運動科学特論演習	２	田中　敏明高柳　清美	特講の講義内容を基盤とし、演習を通して運動学的・神経生理学的計測・分析手法についての理解を深める。　また、リハビリテーション工学における福祉用具・介護支援機器の開発手法について理解を深める。
	機能解剖学特論	２	乗安　整而吉尾　雅春	「動き」の具体的な構造の理解と解明を目的とする。「動き」とは何かの本質論、現在に至るまでの生命史観と歴史観、およびこれからのヒトとしての動きの論理的展開について講義する。
	機能解剖学特論演習	２	乗安　整而吉尾　雅春	解剖学実習を通して、運動器の詳細な構造と機能の関連を探求し、理解する。
	身体科学特論	２	武田　秀勝舘　　延忠小塚　直樹	リハビリテーションにおける運動療法あるいは作業療法が効果的に行われるためには、年齢、性、体力や障害部位を考慮した運動様式と強度が求められる。　本特論において、身体行動に伴うストレスが生体の内部環境に及ぼす影響や心理的影響を知る必要がある。　特に年齢、性及び障害部位により運動様式と強度が心肺機能、血液像、血中の生理活性物質（ホルモン、酵素、神経伝達物質など）及びエネルギー代謝などの生体内部環境に及ぼす影響及び心理的影響について教育・研究する。
	身体科学特論演習	２	武田　秀勝舘　　延忠小塚　直樹	年齢、性及び障害部位により種々の運動様式と強度が内部環境に及ぼす影響及び心理的影響について実験を通して教育・研究する。
	地　　域リハビリテーション学特　　論	２	橋本　伸也千田　　敏	地域リハビリテーションについて、概念やシステム、方法などを講義する。　さらに、保健・福祉・医療の連携を踏まえたリハビリテーションの分掌システムの形成と、介護支援に関わる地域リハビリテーションの在り方を学習する。
	地　　域リハビリテーション学特論演習	２	橋本　伸也千田　　　敏	地域リハビリテーションの技術的要素である各種療法の適用や援用、運動処方と指導、福祉用具の適用紹介について講義する。　さらに、高齢者や障害者の生活活動・行動の遂行や援助方法、健康維持・増進に関する理論を討議するとともに、生活動作環境の調整システムについて学習する。

専門領域	授　業　科　目	単位数	担当教員	授　業　科　目　の　概　要
臨　　　床理学療法学領　　　域	徒手療法学特論	２	宮本　重範青木　光広	筋・骨格系の運動機能障害に対する徒手療法に関し、関節及びその周辺組織について理解を深めるとともに構造・機能学的観点から考察し、治療原理について学習する。
	徒手療法学特論演習	２	宮本　重範青木　光広	徒手療法学に関する研究の理解を深めるために、文献的及び形態学的に学習する。
	身体機能代償学特　　論	２	乾　　公美石川　　朗＊野坂利也	身体機能の代償法について、基本的な原理を基に最新の知見を検討する。また、介護者保護のための福祉機器についても講義する。
	身体機能代償学特論演習	２	乾　　公美石川　　朗＊野坂利也	個々の身体機能障害者に対する最も適した代償機能について討議し、その有効性を検証する。内的機能代償について、骨格筋の特性について演習する。
	スポーツ療法学特　　論	２	David J.Magee	スポーツ外傷の成立機序、外傷の部位別及び競技別特性について解説するとともに、障害の予防法、評価法及び治療的訓練の実践技法について講義する。
	スポーツ療法学特論演習	２	David J.Magee	文献的考察や症例を通して、評価、治療、予防法の実際と臨床応用について指導する。
臨　　　床作業療法学領　　　域	作業科学特論	２	Ruth Zemke 佐藤　　剛青山　　宏	近年、作業療法学の基礎的学問として「作業」研究が世界的に進められるようになってきた。アメリカでは博士課程における作業学研究が進められており、それらの知識を基盤として日本における作業学の構築に向けて、作業療法における作業を社会、文化、心理、生物学等様々な視点から学習する。
	作業科学特論演習	２	Ruth Zemke 佐藤　　剛青山　　宏	特論の講義をさらに深めるために、文献探索と講読並びに発表及び症例研究を通して、作業療法の基盤としての作業の治療的意義について学習する。
	活動能力障害学特　　論	２	村上　新治中村眞理子	疾病や外傷によって生じた永続的な運動障害に対する作業療法は、種々の作業や活動を治療手段として用いることによって、対象者から望ましい運動機能を引き出し、生活に適応する能力を高めることが目的となる。　そして作業療法の効果判定には、運動機能の改善の程度を、健常者と比較し検討することが必要となる。　ここでは運動機能の解析を、機能解剖学、運動学、運動生理学、運動発達学、人間工学的観点から行うことを学習するとともに、作業・活動の持つ特性が身体機能に及ぼす作用について検討し、障害者の生活適応能力を高めるための作業療法の治療手段確立の方策について学習する。
	活動能力障害学特論演習	２	村上新治中村眞理子	本特論の講義内容を基盤として、内外の関連文献を検索するとともに、具体的な研究方法の策定や、目的動作を遂行する過程で生じる運動を解析する方法について動作解析的手法や筋電図学的手法等を用いて具体的に学習し、論文作成法について学習する。

専門領域	授　業　科　目	単位数	担当教員	授　業　科　目　の　概　要
臨　　　床作業療法学領　　　域	感覚統合障害学特　　論	２	佐藤　　剛仙石　泰仁	作業療法の理論的枠組みの一つである感覚統合療法について、神経生物学、神経行動学、及び人間発達、適応行動等との関係からその知識基盤、理論、評価法、治療法について学習する。
臨　　　床作業療法学領　　　域	感覚統合障害学特論演習	２	佐藤　　剛仙石　泰仁	感覚統合理論の原理、評価法、治療法について、文献探索と講読並びに症例的研究法により検討するとともに、様々な中枢神経障害児（者）への応用を学習する。
理学療法学・作業療法学特別研究		８	専門分野に応じた教員	理学療法学・作業療法学専門共通領域、臨床理学療法学領域又は臨床作業療法学領域の分野の中から研究課題を選択し、その研究プロセスを実践し、修士論文として作成、提出する。
専　　門支持科目	リハビリテーション理論研究特論	２	宮本　重範佐藤　　剛	リハビリテーション医療における作業療法学及び理学療法学確立の背景にある様々な理論、モデル、パラダイム等を今世紀初頭からの文献を基本に分析し、理論－実践の関係と理論構築の展望を講義する。
	リハビリテーション研究法特論	２	David J.Magee Ruth Zemke	本講義は、特別研究計画書の書き方を量的及び質的研究法から学習することを目的とする。　　　また、文献検索と考察の基本となる系統的文献レビューの方法について学習する。
	リハビリテーション研究法特論演習	２	David J.Magee Ruth Zemke 佐藤　　剛	本特論の講義内容を基盤として、研究方法やデータ収集法及び結果や考察の書き方、さらに系統的文献レビューに関する演習課題を設定し、発表並びにディスカッションを行う。
	リハビリテーション教育学特論	２	佐藤　　剛乾　　公美＊所　　伸一	リハビリテーション医療領域での教育的指導者育成の視点から、教育哲学、原理、評価法、教授法、教育計画（ｶﾘｷｭﾗﾑ）の作成について学習する。
	リハビリテーション管理学特論	２	宮本　重範＊松井亮輔	リハビリテーション医療領域における指導・管理者育成の視点から、リハビリテーション管理の理論的背景とシステムに関する基礎知識及び理学療法並びに作業療法の具体的管理機能と方法について学習する。
	リハビリテーション統計学特論	２	高橋　義信	リハビリテーション医療領域における実証的研究に不可欠な統計的な技法、すなわちデータの要約と記述、各種の統計的検定、及び実験計画法を学習する。
	リハビリテーション特別課題研究	２	専門分野に応じた教員	院生の関心領域をさらに深めるために、担当教員の指導に基づいて特定の課題を設定し、研究する。院生の自主的な課題探索能力及び理学療法学・作業療法学特別研究に向けて援助となる課題研究が期待される。

【看護学専攻、理学療法学・作業療法学専攻共通科目】

授　　業　　科　　目	単位数	担当教員	授　業　科　目　の　概　要
保健医療システム特論	２	大柳　俊夫＊三宅浩次	北海道は日本国土の22.1％、九州・四国・沖縄・広島・島根・山口県に匹敵する広大な面積を有し、日本人口の4.5％に過ぎない北海道全人口のほぼ三分の一が札幌市に集中居住する過密と過疎の地域特性を有する。　全国平均以下の健康水準、全国一高い医療費など問題の多い北海道の現状において、看護学・リハビリテーション学の役割を明確にしながら保健医療福祉の在り方を構築する。　さらに、これらに関連する資源の有効活用のための、マルチメディア通信を含む最新技術の応用について学習する。
保健医療システム特論演習	２	大柳　俊夫高橋　義信	保健医療分野における情報化が急速に進みつつある現在、医療従事者にとって情報処理技術の習得は必要不可欠のものと考えられる。　本特論では、高度情報技術の保健医療応用の実践を目標として、(1)データベース構築、(2)WEBプログラミング、(3)マルチメディアコンテンツの作成と編集、などの最新の情報処理技術を学ぶとともに、具体的な保健医療情報システムの構築を行う。
ヒューマンサイエンス研究法特論Ⅰ	２	松嶋　範男山田　恵子藤井　博匡	人体の機能や生命現象を理解するためには、物質代謝と遺伝子の知識が必須である。保健医療分野においても、その必要性はますます高まりつつある。　　本特論では遺伝子レベル、分子レベルで生命現象を理解するための基本的な実験方法（特に、生体物質を定性的及び定量的に分析する方法）を学習しながら、自然科学的アプローチの特徴を理解する。
ヒューマンサイエンス研究法特論Ⅰ演習	２	山田　恵子松嶋　範男藤井　博匡	保健医療学分野への応用研究を意識して、特論Ⅰにおいて展開した方法を、具体的な実験及び演習を通して学習する。
ヒューマンサイエンス研究法特論Ⅱ	２	根本　　愼道信　良子	言語の構造と機能、言語によるコミニュケーションに関する基礎的な概念を学ぶ。主として次のような項目を扱い、言語への理解を深める。：言語構造についての普遍性と個別性、語用論、発話の解釈、言語記述における分析法等。
ヒューマンサイエンス研究法特論Ⅱ演習	２	道信　良子根本　　愼	民族誌的フィールド調査の方法論を実際の調査活動と記述行為を通して学び、その基本的な発想と技法を修得する。　さらに、民族誌的記述に関する理論的考察も行う。参加者はそれぞれの関心に応じてフィールド調査の計画を立て、それを実施し、調査を行う。

　　（注）担当教員の欄中＊の教員は、非常勤講師である。

１．保健医療学研究科長メッセージ

２.平成１４年度保健医療学研究科学生募集要項　　

第二次修士課程・博士課程前期(看護学専攻、理学療法学・作業療法学専攻)

博士課程後期(理学療法学・作業療法学専攻)

３．各専攻のカリキュラム

４．保健医療学研究科の教育研究分野

看護学専攻（修士課程～2年間）

理学療法学・作業療法学専攻（博士課程前期～2年間）

理学療法学・作業療法学専攻（博士課程後期～３年間）

５．保健医療学研究科の概要

「修士課程・博士課程前期」の概要(看護学専攻、理学療法学・作業療法学専攻)

「修士課程・博士課程前期」授業科目の概要

「博士課程後期」の概要(理学療法学・作業療法学専攻)

「博士課程後期」授業科目の概要

トピックス	大学案内	入学案内	教育・研究
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