おへそ・おっぱいの異常

臍ヘルニア、臍突出症(でべそ)

いわゆる“でべそ”です。
泣いたときなど腹圧がかかると大きくなり、指で押さえたら引っ込む方が臍ヘルニア、大きさが変わらない方が臍突出症です。
臍ヘルニアは、おへその奥の臍輪と呼ばれる内臓が出てこないように押さえておく部分が弱いため、皮膚の下に直接腸がはみ出してくることで起こります。
生後すぐには圧迫療法を行うことで症状が軽快する方もいます。
それでもおへその突出が治らなかったり、皮膚のゆがみが残ってしまった場合には、手術でおへその形を整え、おへそのくぼみを作る手術が行えます。 
治療例
  • 臍ヘルニア、臍突出症(でべそ)の画像

おっぱいの異常

副乳(乳首が2つ以上あるもの)

典型例
  • 副乳の典型例の画像
女性では乳腺を有している場合思春期に膨らんでくる場合があり、その前に切除をすることが勧められています。  

陥没乳頭(乳首がめり込んだ状態)

搾引器具で出てくる場合もありますが、程度が強い場合、女性では出産後の授乳がうまくいかず、乳腺炎等を生じる危険があるため、早めに手術を行うことが望ましいものです。  

大胸筋欠損(ポーランド症候群)

典型例
  • 大胸筋欠損の典型例の画像
生まれつき大胸筋が欠損しているため、胸の形に左右差があるものです。
機能的には大きな問題がないことが多く、男性では希望があれば背部の筋肉を一部移植する手術を行います。
女性では乳房の発達が未熟な場合、乳房の形成術を行うことができます。