手足の異常

多指症、多趾症

治療例
生まれつき、手や足の指(趾)が1本多い疾患です。
手の多指症は、母指(おやゆび)に多く、400人に1人の割合で生まれるとされています。
足の多趾症は、小趾(こゆび)に多く、1000~2000人に1人の割合で生まれるとされています。
治療は、どちらとも、多い指(趾)を切除したり、半分ずつ切除して1本に組み合わせたりする手術を行います。
手の場合は、見た目はもちろんですが、機能的にも非常に重要ですので、患者様の変形の状態によって、最善の治療方法や治療時期を選ぶようにしております。 

左母指多指症

治療例
  • 左母指多指症の画像

右母指多指症

治療例
  • 右母指多指症の画像

右4-5趾合趾症・5趾多趾症

治療例
  • 右4-5趾合趾症・5趾多趾症の画像

合指症、合趾症

生まれつき、隣の指(趾)同士がくっついている状態です。
手の合指症は中指から環指間(なか指からくすり指の間)に多く、足の合趾症は2趾から3趾間(人差し趾からなか趾の間)に多いです。
治療は、くっついている指を離して、場合によっては、皮膚移植を行います。
皮膚移植を行う場合でも、見た目や機能的な事を考え、親指側の傷が大きくならないように注意をしています。 

左中指-環指合指症

治療例
  • 左中指-環指合指症の画像

裂手症

生まれつき指が不足し、また指の股が深く割れたりしているものです。
深い股の部分の閉鎖をしたり、不足している母指、2指間の股を深くして親指の機能を高める手術をします。  
治療例
  • 裂手症の治療例の画像

先天性絞扼輪症候群

生まれつき指の先端が欠損したり、指の付け根でくびれたりしている状態です。
くびれた部分(絞扼部)の解除を行います。  
治療例
  • 先天性絞扼輪症候群の治療例の画像1
  • 先天性絞扼輪症候群の治療例の画像2