先天性体表異常
- 耳の異常(小耳症以外)
- 手足の異常
- おへそ・おっぱいの異常
- その他の先天性体表異常
耳の異常(小耳症以外)
埋没耳(袋耳)
生後すぐ受診すれば手術なしで治る可能性あり!
埋没耳は、耳の上の部分が耳の付け根(側頭部)の頭皮の下に埋まりこんだ状態です。
日本では400人に1人の割合で出生すると言われ、見た目以外にも、メガネがかけられない、マスクができないなどの日常生活に支障が生じます。
治療は、新生児期、乳児期のうちは、矯正装具により手術をしなくても治療が可能です。
この矯正治療は、生後できるだけ早く開始する方が効果が得られやすいので、できる限り早く形成外科の専門施設を受診してください。
当科で開発した熱可塑性プラスチックを用いた装具で直します。
矯正治療で矯正が困難な場合や治療を受けずお子様が成長した場合は、手術を行います。
手術は一般に就学前の5~6歳以降に行います。
当科で考案した手術(四ッ柳法)により、耳の後ろの目立たない傷のみで治すことができます。
日本では400人に1人の割合で出生すると言われ、見た目以外にも、メガネがかけられない、マスクができないなどの日常生活に支障が生じます。
治療は、新生児期、乳児期のうちは、矯正装具により手術をしなくても治療が可能です。
この矯正治療は、生後できるだけ早く開始する方が効果が得られやすいので、できる限り早く形成外科の専門施設を受診してください。
当科で開発した熱可塑性プラスチックを用いた装具で直します。
矯正治療で矯正が困難な場合や治療を受けずお子様が成長した場合は、手術を行います。
手術は一般に就学前の5~6歳以降に行います。
当科で考案した手術(四ッ柳法)により、耳の後ろの目立たない傷のみで治すことができます。
装具による矯正治療で治療した例
手術による治療例
その他の耳介変形(折れ耳、立ち耳、スタール耳)
生まれつきの耳の変形には、様々なものがあります。
いずれの耳介変形も、生まれてすぐであれば、矯正装具をしばらく装着することで正常な状態に矯正できます。
もし、矯正治療が困難な場合や治療を受けずお子様が成長した場合は、手術により耳の形を整えます。
耳の形が気になったらすぐに形成外科を受診しましょう。
いずれの耳介変形も、生まれてすぐであれば、矯正装具をしばらく装着することで正常な状態に矯正できます。
もし、矯正治療が困難な場合や治療を受けずお子様が成長した場合は、手術により耳の形を整えます。
耳の形が気になったらすぐに形成外科を受診しましょう。
折れ耳
耳の上の部分が前方に折れ曲がっている状態です。
装具による矯正治療で治療した例
手術による治療症例
立ち耳
耳全体が前方に起きあがってしまっている状態です。
手術による治療症例
スタール耳
耳の対耳輪と呼ばれる二叉に分かれた隆起部分が三叉に分かれている状態です。
装具による矯正治療で治療した例
手術による治療症例
耳垂(耳たぶ)の異常
耳垂裂(耳たぶが割れた状態)や耳垂欠損(耳たぶが生まれつきない状態)などがあります。
いずれも簡単な手術で治せます。
いずれも簡単な手術で治せます。
耳垂裂
手術による治療症例
副耳
典型例は耳前部にある皮膚の小隆起です。
多くの場合、中には軟骨を含んでいます。
多発する場合もあります。
軟骨を含まないポリープ状のものは、生後すぐであれば糸で縛ることで治療が可能です。
手術による切除が必要なものは、1歳前後以降に行います。
多くの場合、中には軟骨を含んでいます。
多発する場合もあります。
軟骨を含まないポリープ状のものは、生後すぐであれば糸で縛ることで治療が可能です。
手術による切除が必要なものは、1歳前後以降に行います。
手術による治療症例
耳前瘻孔、耳瘻孔
典型例
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矢印の部分に耳瘻孔を認める
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矢印の部分に耳瘻孔を認める
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感染を伴った耳瘻孔
耳の上部のつけ根や耳輪脚に穴があいている状態です。
その穴(瘻孔)を搾ると臭く白いカスが出てくることがあります。
無症状のものでは手術しなくとも構いませんが、感染し、腫れを繰り返すものに対しては手術が必要です。
その穴(瘻孔)を搾ると臭く白いカスが出てくることがあります。
無症状のものでは手術しなくとも構いませんが、感染し、腫れを繰り返すものに対しては手術が必要です。