札幌医科大学形成外科｜先天性体表異常

その他の先天性体表異常

耳、手足、おへそやおっぱいの異常以外にも、種々の生まれつきの異常があります。
形態の異常だけではなく、機能的に問題となる症状が出る可能性もあります。
体表面の気になる症状があれば、形成外科を受診して診断を受けることが大切です。

舌の裏側の筋（舌小帯）が短縮しているために舌足らずな話し方になってしまうため、同部の切開をする。

鼻の一部が割れた状態。
対称性が得られるよう鼻翼を移動し修正する。

顔面正中が離開した状態。
鼻尖の形態が正常になるよう修正する。

耳から口に向かって顔面が陥凹、離開した状態。
口周りの筋肉の再建と頬部の形成を行う。

第一第二鰓弓症候群(小耳症のHPを参照)に伴って起こる口角の離開。
副耳や耳介変形、咬合異常、顔面神経麻痺などを伴うことがあり、それぞれの状態に合わせて治療を行う。

瞼が小さく充分開瞼ができない。
瞼を切開し、瞼の形態や大きさを形成し、良好な開瞼が得られるようにする。

皮下に生まれつき腫瘍(脂肪腫)が存在する。
この場合、脊髄神経まで腫瘍が連続し、神経症状を伴う可能性があるので十分な検査と手術が必要。

お尻にあるしっぽのような腫瘤。
神経症状を伴うことは少なく、容易に切除が可能です。