札幌医科大学 医学部 薬理学講座

ご挨拶

教育

薬理学 Pharmacology は薬の理論学問を教育,研究する分野です.もともと薬が先にあって,その薬がどうして効くのかメカニズムを研究することから薬理学ができてきました.医学部では2年生と3年生に講義をおこない,また,2年生に実習をおこなっています.講義の内容はどの薬をどのような病気に使うか?その薬はどのような作用を持つか?その薬がなぜ効くか?どのような副作用があるか?薬理学は基礎医学(患者さんを診ない)の科目ですので,理論を大切にしながら広い分野(中枢神経疾患から皮膚疾患に至るまで)の薬を講義しています.

研究

サーチュイン Sirtuin という酵素(体内で触媒の働きをする蛋白質で,酵素反応により体内の機能は円滑にすすむ)を研究しています.サーチュインは1980年代に出芽酵母の性の遺伝子の発現を抑制する遺伝子として発見されました.酵母の性の遺伝子2つのうち1つを発現しないようにする(転写抑制)機能を持っています.2000年前後にサーチュインが酵母で寿命に関連することや,脱アセチル化という機能で転写抑制に働くことが明らかにされ,また,人にも存在することがわかりました.私たちはサーチュインの働きと病気での役割を調べています.