札幌医科大学 医学部 薬理学講座

ご挨拶


薬理学講座 教授 久野 篤史

薬理学講座のホームページへようこそ

このたびは、札幌医科大学医学部薬理学講座のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

令和4年(2022年)7月1日付で札幌医科大学医学部薬理学講座の第5代目の教授を拝命いたしました久野篤史と申します。

本講座の責務は、学部学生への教育および研究・大学院教育を通じて、優れた医師と研究者を育成し、医学・医療の進歩に貢献することにあります

学部教育について

 本講座では、医学部2年次に「薬理学」および「生理・薬理学実習」を担当しています。
 薬理学は、薬の作用や作用機序を論じる基礎医学の一分野であり、臨床医学との接も多いことから、医学生にとって極めて重要な学問です。また、薬理学は解剖学・生理学・生化学といった他の基礎医学の理解を土台として成り立つ学問でもあります。薬理学という枠にとらわれず、基礎医学と臨床医学の橋渡しととなる視点を持ち、多領域と連携した学びを通じて、次代を担う医学生の教育をより充実させていきたいと考えています。

研究および大学院教育について

 本講座では現在、心不全・骨格筋疾患・腎疾患・皮膚疾患などといった加齢関連疾患や、抗がん剤の副作用といった、未だ十分に解決されていない臨床現場の課題に取り組んでいます。これらの問題を、「老化調節因子」「オートファジー」「細胞死」「細胞老化」などの観点から解明することを目指して基礎研究を展開しています。大学院学生に対しては、丁寧かつ責任ある指導を行い、研究者としての自立を支援しています。

医学部学生による医学研究

 当講座は、医学部学生が早期から医学研究に参画することを重視しています。本学には在学中から大学院教育を開始できる「MD-PhDプログラム」が設けられており、プログラムに所属する学生は、学会発表に要する旅費などの支援を受けながら、研究活動に取り組むことができます。この制度を活用し、これまで多くの学生が研究成果を国内外で発表しています。また在学時に英語論文にしています。今後もこの取り組みを継続・発展させ、将来のPhysiscian Scientistの育成に力を注いでまいります。

 本講座の取り組みが、医療の未来を担う人材育成と研究の発展につながることを願って、今後も挑戦を続けてまいります。また本講座の活動にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせ・ご訪問ください。皆様との交流を楽しみにしております。