近年、脳磁場・脳波のフリーの解析ツールが様々な場所で紹介をされており、その多くにMathWorks Japan社のMATLABが使用されています。機能画像の世界ではこのソフトウェアを用いたSPM (statistical parametric mapping)が有名ですが、皆様もMATLABに接する機会が増えているのではないかと思います。
ただ、実際にツールは使用していても演算ソフトウェアとしてのMATLABが実際にはどのようなソフトウェアなのか、これまでそれ自体を学ぶ機会の少なかった日本の若手研究者、臨床医の皆様のために、ISACM2013のプレ企画といたしましてMathWorks Japan社による講習会を企画いたしました。Hands-on形式をとり、PCご持参の皆様に実際に脳磁場や脳波データを処理していただきながら、信号処理の基本的なところも講習していただく予定です。是非多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
2013年8月27日(火) 13時‐14時30分
東京ドームホテル札幌 地下1階ピアリッジホール
1.MATLABとはどのようなソフトウェアか(45分)
(ア)MATLABのデスクトップ環境の紹介(データの取り込み〜演算〜プログラムの実行まで)
MEG dataの取り込み
簡単なデータ解析操作手順の紹介
MATLABプログラムの実行手順の紹介
(イ)医学・自然科学領域での活用事例の紹介
2.波形データの解析(45分)
(ア)時系列データの表示方法
(イ)周波数解析
窓関数
パワースペクトル
コヒーレンス
スペクトログラム
折り返し雑音(aliasing)
3.plotしたデータの加工の仕方
4.質疑
使用予定ツール:MATLAB / Signal Processing Toolbox
当日参加:可能(ぜひお立ち寄りください)
参加費:無料 (ISACM2013に参加しない一般の方のご参加も歓迎します)
MATLAB試用版のライセンス供与:できません
事前登録:会場整理のため事前登録が必要です。下記の内容をメールにて
8月26日17時までにお送りください。
連絡先 sysns_at_sapmed.ac.jp(_at_を@に変換してください)
主催:北海道脳磁図研究会 共催:MathWorks Japan 協賛:ISACM meeting 2013