退任教授・役職者

退任のご挨拶

医学附属研究所 再生医学研究所 組織再生学部門
教授
三高 俊広

私は、2024年3月末日を持ちまして再生医学研究所 組織再生学部門教授を定年退職いたします。同窓生の皆様には、卒業以来、大変お世話になりました。特に教授になって同窓会活動に直接携わるようになってからは、様々な形でご支援を頂きました。退職に当たって、私と同窓会のこれまでの関わりをご披露してご挨拶に代えさせて頂きたいと思います。

私は1984年に本学を卒業(31期)し、がん研究所病理学部門に大学院生として入り、塚田英之教授から直接研究指導を受けました。当時、望月洋一名誉教授が助教授として研究をされていた教室に入ったこともあり、31期の幹事になっていたことが同窓会とのお付き合いの始まりです。望月先生はご自分の研究をする傍ら、同窓会の実務をほぼ全て一人で行っているのを覚えています。同窓会室は昔の東棟の中にあったとは思いますが、教室が実質的な事務局であったような気がします。毎日のように同窓会宛の郵便物が届いていました。

米国留学していた1990年11月に塚田先生の後を継いで教授になっていた望月先生に助手として呼び戻して頂き、私は米国で自ら発見した「小型肝細胞」の研究を始めました。望月先生は、教授になられてからも変わらずに、研究の傍ら実質的な同窓会事務局長として会員名簿の整理やAMICUS編集、総会の準備などお一人でされていました。会計関係は、生理学第一講座助教授の高氏先生が担当されていました。私は、同窓会活動にはなるべく関わらないようにはしていたのですが、徐々に望月先生の仕事を手伝うようになり、中添先生が会長になられた頃、常任幹事にさせられました。そして常任幹事会や総会・懇親会に出席し、同窓会の内情を知るようになりました。

望月先生が退職され、2002年9月に分子病理病態学部門(旧病理学部門)教授に就任しました。望月先生は、学生会館にある同窓会室に居場所を代えて、退職後勤務されていた慈恵会病院から夕方ほぼ毎日通って事務仕事をして帰られているようでした。

鈴木英軍先生が第7代会長になられた2008年(平成20年)に、会長の提案でホームページを作成して会員の皆様に最新の情報を伝える事になりました。当時解剖学第一講座に所属し、ダイナミックバインド代表でもあった中村正弘先生(40期)にホームページの作成と管理をお願いしました。個人情報保護に関して社会的にも問題になってきたことから、2010年に矢花剛会長の提案によりアップロードする記事の適否を判断する認証小委員会を組織しました。田中繁道先生(副会長)を委員長に、中村先生と私がその委員になり、以後ホームページの運用に携わるようになりました。

トップページスクリーンショット図 最初に作成したホームページのトップページ

2013年に中村先生がホームページの管理を辞めることになったことから、管理をアトリエ札幌にお願いしました。2018年に運用・管理しやすいようにホームページのリニューアルを行い、現行のスタイルになっています。アトリエ札幌に作成と運用をお願いしています。大学教員人事や大学行事、同窓生に関する最新情報を月2回程度更新するようにしてきました。AMICUSの記事を出来るだけホットなうちにホームページにアップして閲覧できるようにし、PDF化した記事はそのままAMICUS誌に掲載する事で編集の手間を省くようにしました。この頃からAMICUS編集にも携わるようになり、北海道リハビリとの交渉も私が担当するようになりました。

名簿情報は、望月先生がまとめた会員情報を北海道リハビリに伝えてリハビリで管理していました。リハビリで同窓会総会案内やAMICUS、名簿の印刷発送を行っていたこともあり都合がよかったのです。ですが、個人情報保護の観点からも同窓会独自に管理する必要があると考え、北海道リハビリで管理していた名簿情報は古いソフトで管理されていたことから、マイクロソフト エクセルに変換して同窓会のパソコンで管理することにしました。2017年に杉村政樹先生を中心に個人情報保護規定を策定し、北海道リハビリとは、業務委託契約書、機密保持契約書を毎年取り交わすことにし、印刷の都度、最新の名簿情報を渡す形に変えました。2019年に北海道リハビリが事業縮小により、印刷事業を終了したため、冊子体の印刷は北海道リハビリが業務委託していた岩橋印刷が行い、北海道リハビリで発送を行うことになりました。2020年からは印刷発送を全て岩橋印刷に依頼する事になりました。

学内情報を得やすい現職教授が情報委員長になるのが好ましいので、私の退職を見越して、公衆衛生学講座教授の大西浩文先生(43期)に情報委員長になって頂きました。一昨年度は、ホームページのアップデートを共同して行い、慣れていただいた上で本年度から完全に大西先生に担当を代わって頂きました。AMICUSについては、解剖学実習などで学生との接触が多い解剖学第一講座教授の永石歓和先生(44期)に編集委員長になって頂きました。信頼置ける先生にお任せできたので、私は管掌としてお手伝いするだけになりました。

私は現職教授を退職しますが、同窓会ではまだまだ現役ですので、出来るだけ同窓会活動が円滑に進むよう今後も関わっていくつもりです。皆様のご支援・ご鞭撻よろしくお願いいたします。