新任教授・役職者

新任教授ご挨拶

札幌医科大学医学部放射線診断学 教授 畠中 正光

 2011年11月1日付で放射線診断学教授を拝命いたしました畠中正光(はたけなか まさみつ)と申します。放射線医学講座(晴山教授)は放射線腫瘍学・治療学を中心とする講座となり、新たに放射線診断科が誕生いたしました。伝統ある札幌医科大学の一員に加えて頂き、重責に身の引き締まる思いでございます。

 放射線診断は、CT・MRI・核医学等の画像診断を中心業務とする比較的新しい分野です。各診療科の専門の先生方が画像診断も担当されることが一般的であったと思いますが、各種イメージング技術の複雑化・精細化に伴い、臨床医の立場で画像診断全体を俯瞰する必要が生じ誕生した分野です。最近では、電子カルテやPACSの普及に伴い、業務は一層多様化・複雑化しており、画像情報の質や量・検査時間・被曝等のバランスを上手く取り、病院全体としてパフォーマンスを高めるためには、個々の疾患・検査に対してどういった撮像方法を採用し、どういったスケジュールで運用するのが最適であるかなどの判断が重要になっております。

 各診療科の皆様とは「画像」を介して密接に繋がっており、各診療科の評価や満足度が放射線診断科の価値そのものであるといっても過言ではありません。画像診断に関するご意見(苦情)は、私を始め教室員に遠慮なくお知らせください。皆様のご支援・協力に支えられてこそ成り立つ診療科と心得ております。また、画像診断は「現状の正確な評価」から「治療効果の予測」の分野にまで足を踏み入れつつあります。現状に甘んじることなく、新たな分野にも積極的に関わって行こうと考えておりますので、この点でもご支援をお願い申し上げます。

 新たに誕生した放射線診断科をどうぞよろしくお願い申し上げます。

略歴

畠中 正光(はたけなか まさみつ)51歳

所属札幌医科大学医学部放射線診断学

学歴
昭和54年(1979)3月
土佐高等学校 卒業
昭和60年(1985)3月
九州大学医学部医学科 卒業
平成5年(1993)3月
九州大学大学院医学系研究科 卒業
職歴
昭和60年(1985)6月
九州大学医学部附属病院研修医
昭和61年(1986)6月
国立国際医療センター研修医
昭和62年(1987)6月
九州大学医学部附属病院医員
昭和62年(1987)10月
北九州市立医療センター医師
平成5年(1993)4月
九州大学医学部臨床薬理学講座助手
平成6年(1994)7月
篠栗病院医師
平成7年(1995)1月
九州大学生体防御医学研究所附属病院助手
平成13年(2001)6月
九州大学生体防御医学研究所附属病院講師
平成18年(2006)10月
九州大学病院助教授.准教授
所属学会

日本医学放射線学会(代議員・電子情報委員・保険委員)
日本磁気共鳴医学会
日本放射線腫瘍学会
日本核医学会
日本インターベンショナルラジオロジー学会
日本放射線科専門医会
日本循環器学会
北米放射線学会
ヨーロッパ放射線学会

免許・資格

放射線診断専門医
第一種放射線取扱主任者