札幌医科大学医学部同窓会 会長就任挨拶
田中 繁道(20期)
2012年7月14日に開催されました平成24年度札幌医科大学医学部同窓会幹事会で、矢花 剛前会長の後任にご指名を受け、総会におきましてご承認をいただきました。伝統のある医学部同窓会の会長を拝命しましたことを、心から光栄に思うと同時に身の引き締まる思いであります。
本学は「進取の精神と自由闊達な気風」、「医学・医療の攻究と地域医療への貢献」を建学の精神とし、「最高レベルの医科大学を目指す」を理念として、北海道立の医科大学として設立され60有余年、同窓会も設立以来半世紀を超えています。このような伝統と気風をもった札幌医科大学という学舎で勉学し、その同窓生であることに私自身も大きな誇りを持っています。
私たち同窓会の目的は、会則には「会員相互の親睦を図り、その発展を期すること」とありますが、札幌医科大学が最高レベルの医科大学として発展し、医学や地域医療に貢献していくための側面支援も重要な役割であろうと考えています。そのためにも、同窓会の運営における安定化が不可欠であろうと思います。
札幌医科大学医学部同窓会においては、ここ数年来の幹事会、総会等でもいろいろ議論されておりますように、これからの同窓会のありかた、組織の強化、活性化、運営方法、そして同窓会誌Amicusの電子化など、課題が山積しております。
これらの課題を解決、あるいはその基盤作りをするのが私に課せられた任務と考えております。若い同窓会員(とは言っても、世間にあっては決して若くはなく、立派な立場をお持ちの先生ばかりです)にも役員に加わっていただき、新旧おりまぜた人員配置を行い、それぞれの役割・責任を分担し、同窓会の来し方を整理するとともに、今後同窓会が向かうべき方向性を、世代を超えて広く議論し、組織の活性化、発展を期しながら、諸課題に対応していこうと考えております。
私は前期から副会長を仰せつかり、同窓会に関してはまだまだ若輩者です。もとより、私一人ではこれらの課題解決を到底成し遂げるものではありません。これから先の若い先生方にいかに内容のある同窓会を形作って引き継いでいくかということが私の使命であると考えています。
矢花前会長はじめ諸先輩、そして役員、同窓会員の力を結集して、札幌医科大学同窓会の新しい基盤を築いていきたいと思いますので、何卒よろしくご協力の程をお願い申し上げます。