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Virtual Global Network(VGN)の実用化に向けた研究開発 |
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講 座 |
札幌医科大学大学院 医学研究科生体情報形態学 |
研究者 |
教授 辰巳治之 |
IPv6 Topological Addressing Policyに従ったEnd to End MultiHomeによるVirtual Global Networkを実用化し、医療ネットワークや地域ネットワークにおける諸問題解決えお図る。この開発によりIPv6の利用促進や次世代ネットワークの高度応用の基盤形成が期待され、災害時などにも役立つ可能性がある。
さらに、IPv6 Global Addressの優位性が立証されれば、IPv6によるネットワークが加速され安全・安心・便利・安価な高度情報化社会が推進され、我々が提案している「戦略的防衛医療構想」実現への発展が期待される。 |
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再生医療や変性疾患の治療に大きな可能性を秘めた骨髄幹細胞 |
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講 座 |
解剖学第2講座 |
研究者 |
教授 藤宮峯子 |
骨髄幹細胞は、臓器再生の前駆細胞としての役割があると同時に、高血糖などで骨髄幹細胞に異常が生じた場合、全身に広がり糖尿病に合併する臓器障害の原因になる事が最近の研究で明らかになった。種々の原因で起こる臓器変性をStem
Cell
Diseaseとして捉えた研究は世界最初で、骨髄幹細胞研究はあらゆる臓器の再生や変性疾患の治療戦略に結びつくと考えられる。 |
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脳と腸の機能相関(ストレスでおこる消化管機能異常症の治療戦略) |
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講 座 |
解剖学第2講座 |
研究者 |
教授 藤宮峯子 |
上部消化管機能異常症(FD)や過敏性腸症候群(IBS)などはストレスが原因で起こる消化管運動の異常で、いまだ効果的な治療法が確立されていない。この病態には脳から消化管への遠心性経路のみならず、消化管から脳への求心性経路が病態の形成に関係していることが最近の研究でわかっており、脳腸相関の観点に立ったダイナミックな研究が必要である。われわれは無麻酔小動物における消化管運動測定法の開発に成功し、脳と腸の機能連関を実験的に証明する道を開いた。特に新しい消化管ホルモンであるグレリン関連ペプチドの研究で、消化管機能異常症の病態の解明をおこなっている。 |
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心臓は如何に動くのか? 〜個体発生に伴う心臓・心筋細胞の発達に関して〜 |
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講 座 |
細胞生理学講座 |
研究者 |
當瀬規嗣、深尾充宏、筒浦理正、小林武志 |
心臓は脳と独立して動く能力(自動脳)を有している臓器である。腎臓の拍動は発生の早い段階で確認されるが、拍動開始後も心臓・心筋細胞は形態的・機能的に変化していく。この変化を観察し、変化のメカニズムを検討することによって「なぜ心臓は他の臓器と異なり動くことが可能なのか」を解明し、最終的に新しい人工心臓(再生心臓)を作成することを目指している。 |
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中枢神経系の機能解明に関する研究 〜運動発現に係る神経回路の同庭から記憶形成のシナプスメカニズム解析まで〜 |
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講 座 |
神経科学講座 |
研究者 |
松山清治(准教授)、藤戸 裕(准教授)、石黒雅敬(助教) |
ヒトの中枢神経系は約1千億個ものニューロンから構成されており、運動、感覚、記憶・学習、思考・認知など様々な機能を営んでいます。このような多彩な機能を発現させるために、中枢神経系内にはそれぞれの機能に対応する神経回路が組み込まれています。中枢神経系の機能を明らかにするためには、それぞれの機能に対応した神経回路を同定し、その働きを明らかにすることが基本となります。
当講座では、中枢神経系の機能の中でも、1)歩行運動の発現・制御機能(松山)、2)脳の適応・代償機能の基礎過程(藤戸)、3)海馬ニューロンのシナプス機構(石黒)の解明を目指して研究を進めています。 |
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自然免疫の基盤研究と臨床応用 |
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講 座 |
医化学講座 |
研究者 |
教授 黒木由夫 |
自然免疫は病原微生物に存在する特有の分子パターンを識別することによっ
て自己と非自己を区別してそれを排除し、生体を守る最も基本的な生体防御機構である。
Toll様受容体と生体防御レクチンは、パターン認識分子としてFirst Line Defenseを担い、感
染と炎症に対する最大の防御壁として機能している。私たちは、生化学的手法を駆使して、
自然免疫について分子レベルの機構を理解し、臨床応用を目指す研究を行っている。 |
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エピジェネティクスを標的とした診断・治療法の開発 |
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講 座 |
生化学講座 |
研究者 |
教授 豊田 実 |
DNAメチル化をはじめとする、エピジェネティックな異常はがんにおける遺伝子不活化の
分子機構として注目を集めている。我々は、DNAメチル化で不活化される新規遺伝子を
同定し、がんの早期診断法の開発や再発の予測、抗がん剤感受性の予測への応用を めざし、研究を行っている。 |
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シグナル脂質変換酵素、ジアシルグリセロールキナーゼとホスファチジン酸ホスファターゼの機能解析 |
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講 座 |
生化学講座 |
研究者 |
加納英雄、板根郁夫 |
ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)は10種のアイソザイムから成る分子ファミリーであり、シグナル脂質であるジアシルグリセロール(DG)とホスファチジン酸(PA)の量的バランスを制御している。我々は、DGKα、γ、σアイソザイムそれぞれが、癌細胞のアポトーシス抑制、発癌や癌細胞の浸潤に関与するRac1の活性抑制、発生や発癌に関与する上皮増殖因子受容体の活性化に重要な役割を果たすことを明らかにした、PAフスファターゼ(PAP)は細胞外に触媒部位を持つ6回膜貫通タンパク質である。PAPは細胞外のリゾPA等を脱リン化して、細胞の増殖や癌化を制御していることが判明した。 |
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免疫制御の基盤的研究と臨床応用 |
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講 座 |
第一病理 |
研究者 |
教授 佐藤昇志 |
病理学は医学を統括する学問であり医学の根幹をなします。私たちは実証的な機能病理学を中心として、特に癌における免疫病態の解析をこれまで行ってきました。すなわち癌の抗原性とこれに対する生体免疫応答を様々な角度から検討しており、最新の技法を用いて研究を続けています。 |
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タイト結合機能調節とヒト病態-ヒト鼻粘膜を例に |
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講 座 |
病理学第二講座 |
研究者 |
澤田典均 |
体は外界から、更に体内には血液から隔絶された区域がある。このホメオスタシスを維持するのが、細胞間隙をシールするタイト結合である。粘膜免疫における重要な細胞間接着装置であり、血液組織関門の本体である。タイト結合の機能が低下すると、下痢、黄疸、がんの転移、糖尿病網膜症などが発生する。更に薬剤移行における細胞間隙経路の関門でもある。我々はタイト結合の調節機構を解明し、ヒトの病態の理解や治療への応用を目標にしている。 |
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病原微生物と宿主のせめぎあいを分子レベルでひも解く |
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講 座 |
微生物学講座 |
研究者 |
藤井暢弘 |
体は外界から更に体内には血液から隔離された区域がある。この独立性の維持するのが、細胞間隙シールするタイト結合である。粘膜免疫の重要な細胞間接着装置であり、血液組織関門の本体である。タイト結合の機能が低下すると、下痢、黄疸、がんの転移、糖尿病網膜症などが発生する。更に薬剤移行における細胞間隙経路の関門でもある。我々はタイト結合の調節機構を解明し、ヒトの病理の理解や治療への応用を目標にしている。 |
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抗酸化物質の選別化 |
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講 座 |
薬理学講座 |
研究者 |
堀尾嘉幸 |
私共は蛋白質脱アセチル化酵素SIRT1の研究をしています。この研究の中からフレンチパラドックスで知られるポリフェノールの1つレスベラトロールについて、細胞に発揮されるその高い抗酸化作用の大部分はSIRT1の活性化に続く転写調節を介して起きることを見出しました。私共の測定方法を用いますとこれまで抗酸化作用を持つ物質の中からレスベラトロールのように特殊で生体で高い抗酸化作用を持つ物質を同定することができます。 |
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振興ヒトロタウイルスの分析と生態に関する分子疫学的研究 |
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講 座 |
衛生学講座 |
研究者 |
教授 小林宣道 |
ロタウイルス(A群)は乳幼児嘔吐下痢症の主要な原因ウイルスである。近年、成人に重症下痢症を起こすB群ロタウイルス、小児下痢症の稀な原因とされるC群ロタウイルスの世界的な分布拡大が示唆され、またA〜C群とは異なる新種のロタウイルがアジアで発見された。これら新たに認識された”新種ロタウイルス”の分布、生態(伝播様態)を推測し効果的な感染対策を考案するため、分子疫学的研究を国際共同研究として進めている。 |
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イソフラボン類のがん予防効果に関する共同研究 |
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講 座 |
公衆衛生学 |
研究者 |
森 満 |
日本人の性ホルモン関連がん(乳がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮内膜がんなど)の罹患率、死亡率は増加傾向にある。帯広・十勝地区の特産である大豆に主として含まれるイソフラボン類には、性ホルモン関連がんの予防効果があることが示唆されている。また、イソフラボンt類の中でその効果が最も強いエクオールは、その産生能が高い人と低い人がおり、産生能は腸内細菌叢の影響を受けることが示されている。そこで、イソフラボン類のがん予防効果やエクオール産生能に影響する腸内細菌叢を研究する。 |
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生活習慣、発癌と関連するDNAメチル化異常のコホートベース研究 |
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講 座 |
公衆衛生学 |
研究者 |
野島正寛 |
文部科学省科学研究費によるコホート研究のベースライン調査において収集された北海道旧穂別町(現・むかわ町)コホート約600例の保存血清からDNAを抽出し、異常メチル化の有無を解析する。この調査により得られた、対象者の疾病罹患・死亡のほか、個人の生活習慣に関する情報を基に解析研究を行う。 |
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応用倫理学を踏まえた医学研究の推進 |
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講 座 |
哲学・倫理学教室 |
研究者 |
今井道夫 |
生命倫理学、それに環境倫理学も取り込んだいわゆる応用倫理学研究を踏まえて、先端医学研究や臨床試験の枠組づくりに寄与する。現在、通用している法律や指針にそっていかに研究や技術開発を進めていくかを倫理的、法的観点から検討する。それにとどまらず、新たな立法や指針策定にむけての提言も視野に入れる。 |
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がん罹患・死亡データの解析方法に関する研究 |
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講 座 |
一般教育 数学教室 |
研究者 |
加茂憲一 |
当教室では数学理論を用いて,様々な現象を解析する事を目的とした研究を行っていますが,その1つに,がんの罹患・死亡データを基にした解析があります.我が国のデータの特性を踏まえ,妥当な解析方法の探索,そして結果の疫学的な考察を行い,解析結果は解析方法の洗練へ反映させます. |
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微生物培養残渣、各種キノコ、各種藻類の成分の分画、分取方法の確立と構造解析 |
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講 座 |
化学教室 |
研究者 |
賀佐伸省 |
微生物培養残渣中や、キノコ類、海藻には未同定の有用成分が残存していることが予想
され、その成分の抽出、分離、分取法を確立し、精製標品の構造を解析した。 |
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言語学および英文学の研究、ならびに日本文化論 |
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講 座 |
英語教室 |
研究者 |
森岡 伸 |
文学の歴史と言語メデイアのありようとの関係。19世紀英国における「性」の表象と文学を巡る関連研究。認知言語学的アプローチからの英語の分析ならびに類型論への考察、研究。世界における日本文学、日本文化など。 |
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高解像度ヒトゲノムDNA定量的解析システム |
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講 座 |
札幌医科大学医学部附属がん研究所 分子生物学部門 |
研究者 |
教授 時野隆至 |
大部分のがんや一部の染色体起因性疾患では、染色体ゲノムの量的異常(コピー数変化)を呈している。このため、我々は高解像度かつ高精度にゲノムDNAを定量解析するシステムである。デジタルゲノムスキャニング法(DGS:Digital Genome Scanning)を開発し、がんおよび染色起因性疾患のゲノム研究に応用している。 |
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講 座 |
医学部附属がん研究所 生化学部門 |
研究者 |
教授 佐々木輝捷、准教授 谷口雅彦、助教 幸野貴之 |
1.細胞内遊離Caイオン濃度の上昇に伴って活性化するタンパク質チロシンキナーゼCAKβ/PYK2のCaイオンによる活性化機構を解明し、過剰発現に伴って細胞外からの刺激無しに活性化する機序を明らかにした。
2.神経発生過程で重要な軸策ガイダンス分子セマフォリンの生体内での機能分析を行っており、新規セマフォリンの同定に成功して解析を進めている。 |
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神経回路形成における分子機構の解明と臨床応用の研究 |
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講 座 |
医学部附属がん研究所 生化学部門 |
研究者 |
准教授 谷口 雅彦 |
脳は数百億〜一千億個の細胞より形成されていると言われている。このような複
雑な脳神経系において機能的な神経回路が形成されるためには、標的細胞への神経
軸索の正確な投射が必須である。この正確な軸索投射を制御する分子として軸索ガ
イダンス分子が存在する。主として反発性軸索ガイダンス分子として機能するセマ
フォリンに注目して研究を進めている。本研究の目的は、神経回路形成及び高次脳
機能における分子メカニズムを解明することである。 |
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肝幹(前駆)細胞研究と創薬・肝再生医療への応用 |
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講 座 |
がん研究所分子病理病態学部門 |
研究者 |
教授 三高俊広 |
小型肝細胞は肝前駆細胞の一種と考えられており、成体肝臓より分離・培養するとクローナルに増殖し、コロニーを形成する。凍結保存が可能で、凍結保存後も増殖しその能力を長期間維持できる。小型肝細胞は成熟化させることが可能で、成熟化小型肝細胞は、CYP450などの薬物代謝酵素が誘導できるばかりではなく、毛細胆管を形成し、胆汁成分の排泄が生体内と同様に行われている。小型肝細胞は組織化させることが可能で小さな肝組織を培養皿内で作ることができる。現在、この小型肝細胞を中心にした幹細胞研究とヒト肝再生医療への応用研究を行っている。 |
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高感度で定量性に優れた血清蛋白質スクリーニングシステムによる血清診断アルゴルズム |
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講 座 |
札幌医科大学医学部分子機能解析部門 |
研究者 |
教授 小海康夫 |
血清には大量の未知タンパク質が存在し、病気を反映してリアルタイムで変化している。しかし、極めて低濃度のため、旧来は検出できなかった。私たちは、疾患の状態と蛋白質の機能を反映した分子分画法と質量分析を用いた高感度で定量性に優れた血清蛋白質スクリーニングシステムを開発した。このシステムにより、薬の効果や痴呆を検出し、いままで不可能だった低侵襲で高感度な血清診断アルゴリズムを提供している。 |
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難治性癌の克服を目指した遺伝子治療と免疫療法の基盤研究と実用化研究 |
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講 座 |
分子医学研究部門 |
研究者 |
教授 濱田洋文、准教授 加藤和則 |
癌の治療の上で重要になってくるのが、がんの標的化、すなわち腫瘍細胞だけを周囲の正常細胞とどうやって区別するかという課題である。腫瘍だけを見つけて、追っかけて治療遺伝子や薬剤を導入できるシステムを作ることができれば、標的化が達成できる。腫瘍の標的化を目指してファイバーの先端のノブと呼ばれる領域に外来のペプチド配列を遺伝子工学的に入れて、宿主特異性を改変できる。この技術を利用して現在までに癌の診断・治療に応用可能なモノクローナル抗体の樹立に成功し、製薬会社、バイオ企業、科学機器メーカーとの共同研究開発が進行している。 |
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創薬・診断シーズとしての癌標的化抗体の基盤研究と実用化研究 |
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講 座 |
分子医学研究部門 |
研究者 |
教授 濱田洋文 |
癌の治療のうえで重要になってくるのが、がんの標的化、すなわち腫瘍細胞だけを周囲の正常細胞とどうやって区別するかという課題である。腫瘍だけを見つけて、追っかけて治療遺伝子や薬剤を導入できるシステムを作ることができれば、標的化が達成できる。腫瘍の標的化を目指してファイバーの先端のノブと呼ばれる領域に外来のペプチド配列を遺伝子工学的に入れて、宿主特異性を改変できる。この技術を利用して現在までに癌の診断・治療に応用可能なモノクローナル抗体の樹立に成功し、製薬企業、バイオ企業、科学機器メーカーとの共同研究開発が進行している。 |
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抗菌ペプチドおよび抗菌ステロイドの生物活性 |
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講 座 |
動物実験施設部 |
研究者 |
磯貝 浩(准教授)、高橋晃一(獣医師) |
動物実験移設部は研究支援組織として動物実験に関する様々な研究支援を行っています。また、それらと同時に施設としての研究活動を行い社会貢献を目指しています。
BMAP(ウシ)およびCAP18/LL37(ヒト、ウサギ)は生体の持つ自然免疫機構の因子です。これらは好中球や上皮細胞から分泌される分子量の小さい淡白で非特異的な感染防御を担っています。私たちはこれらの抗菌タンパクの活性部位についてペプチドを合成し、その活性様々な菌について調べています。さらに、人為的に合成された抗菌活性を示す合成ステロイドについても合わせてその活性を調べ、これらの臨床的な応用を検討しています。
感染症の治療では抗生物質が使われてきていますが、抗生物質には耐性菌の出現という大きな問題があります。将来、これらの物質が臨床応用されることで耐性菌の問題を克服できるようになるよう研究を進めています。 |
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海藻の生物活性物質の探索〜褐藻粘液多糖類フコイダンの癌予防効果 |
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講 座 |
札幌医科大学医学部 附属臨界医学研究所 |
研究者 |
高橋延昭 |
海藻の生活活性物質は種々知られているが、その遺伝子動態の解析は意外と少ない。本研究は抗癌作用が知られている粘性多糖類フコイダンに関する遺伝子動態をDNAmicroarrayで研究した。その結果、細胞が癌化する際、初期に動員される悪性形質転換遺伝子、メタロプロテアーゼ10(MMP10)遺伝子活性を有意に阻害し、細胞形状が扁平形から紡錘形に変化するのを阻止していた。このことから、フコイダンは癌化への予防効果を有することが窺われる。 |
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海洋生物ウニ由来、SQMGの抗腫瘍効果の解析 |
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講 座 |
札幌医科大学医学部 附属臨界医学研究所 |
研究者 |
講師 佐原弘益 |
ウニの腸から抽出した糖脂質、SQMGはヌードマウスに移植された人肺癌(腺癌)、口腔癌(扁平上皮癌)などに抗腫瘍効果を示し、さらに、放射線照射によって、その効果がより増強された。その作用機序は腫瘍血管新生阻害によると推察されている。それを裏付けるように、SQMGがVEGFと結合することがSPR上(Biacore)で明らかとなった。現在、生体内での作用機構について、腫瘍血管新生阻害作用を中心に解析している。 |
(東京理科大 : 坂口謙吾、菅原二三男、東京医科歯科大 : 三浦雅彦との共同研究)
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附属産学・地域連携センターの紹介 |
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講 座 |
札幌医科大学附属産学・地域連携センター |
研究者 |
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附属産学・地域連携センターは産学・地域連携グループ、寄附金グループ、
知的財産管理室(知財室)の3つのグループ、室からなり、外部研究費や
寄附金の受け入れ・管理から、共同研究・受託研究の推進、知財の発掘、
管理・活用を行っています。学内外の情報窓口として学内の研究の推進を
支援し、企業や社会へ積極的に情報発信を行います。 |
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