沿革
本学の前身である北海道庁立女子医学専門学校当時、滝本庄蔵教授(東大大正9年卒・昭和28~昭和35年)が内科学講座を主宰されていました。
この内科学講座は昭和29年には一講座多教授制内科となり、循環器病学担当教授として初代滝本教授が就任、現在の内科学第二講座が産声をあげました。昭和36年に2代目循環器病学担当教授として宮原光夫教授(東大昭和23年卒・昭和36年~昭和54年)が就任され、昭和38年に北海道内初の循環器疾患専門講座として独立しました。講座開設当時は計20名のスタッフでしたが、この小人数が一丸となって「あくまでも患者中心の診療、教育、研究を、そして新知見を求めるたゆみない歩み」をモットーにその歩みを開始しました。
以来、高次元で診療、教育、研究が一体化した講座ならびに個々の医師の育成を目指したたゆまざる努力は3代目飯村攻教授(札幌医大5期卒・昭和55年~平成8年)、4代目島本和明教授(札幌医大18期卒・平成8年~平成22年)の主宰下にも引き継がれ、内科学第二講座は発展、成長してきました。
平成22年4月、就任15年目を迎えた島本和明教授が札幌医科大学学長に就任し、平成22年11月より5代目三浦哲嗣教授(札幌医大27期卒・平成22年~令和3年)、令和4年9月より新たに6代目古橋眞人教授(札幌医大42期卒・令和4年~)が就任しました。
その後、平成25年4月からは名称を循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座に改めております。現在同門会員は340名を超え、各学会認定の教育関連施設も充実しており、教室出身の優秀な指導医が全道各地の基幹病院で診療および研修医教育にあたっています。
この内科学講座は昭和29年には一講座多教授制内科となり、循環器病学担当教授として初代滝本教授が就任、現在の内科学第二講座が産声をあげました。昭和36年に2代目循環器病学担当教授として宮原光夫教授(東大昭和23年卒・昭和36年~昭和54年)が就任され、昭和38年に北海道内初の循環器疾患専門講座として独立しました。講座開設当時は計20名のスタッフでしたが、この小人数が一丸となって「あくまでも患者中心の診療、教育、研究を、そして新知見を求めるたゆみない歩み」をモットーにその歩みを開始しました。
以来、高次元で診療、教育、研究が一体化した講座ならびに個々の医師の育成を目指したたゆまざる努力は3代目飯村攻教授(札幌医大5期卒・昭和55年~平成8年)、4代目島本和明教授(札幌医大18期卒・平成8年~平成22年)の主宰下にも引き継がれ、内科学第二講座は発展、成長してきました。
平成22年4月、就任15年目を迎えた島本和明教授が札幌医科大学学長に就任し、平成22年11月より5代目三浦哲嗣教授(札幌医大27期卒・平成22年~令和3年)、令和4年9月より新たに6代目古橋眞人教授(札幌医大42期卒・令和4年~)が就任しました。
その後、平成25年4月からは名称を循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座に改めております。現在同門会員は340名を超え、各学会認定の教育関連施設も充実しており、教室出身の優秀な指導医が全道各地の基幹病院で診療および研修医教育にあたっています。
診療について
診療分野は循環器疾患をはじめ腎疾患、糖尿病、内分泌代謝疾患を中心に内科系全般にわたります。
心血管疾患に関しては、カテーテルを用いての冠動脈、大血管、弁膜症、不整脈へのインターベンションや新しい核種を用いての核医学検査、マルチスライスCTを用いた冠動脈造影、心臓MRI、心エコー検査(経胸壁、経食道)を多数施行しています。
腎疾患に関しては腎生検による腎炎の診断、管理から血液透析を含めた急性期、慢性期の血液浄化法までをカバーします。また、循環器疾患、腎臓疾患の基盤として併存する糖尿病に関しても血糖のコントロールのみにとどまらず合併症の管理まで包括的に行っています。
心血管疾患に関しては、カテーテルを用いての冠動脈、大血管、弁膜症、不整脈へのインターベンションや新しい核種を用いての核医学検査、マルチスライスCTを用いた冠動脈造影、心臓MRI、心エコー検査(経胸壁、経食道)を多数施行しています。
腎疾患に関しては腎生検による腎炎の診断、管理から血液透析を含めた急性期、慢性期の血液浄化法までをカバーします。また、循環器疾患、腎臓疾患の基盤として併存する糖尿病に関しても血糖のコントロールのみにとどまらず合併症の管理まで包括的に行っています。
研究について
研究面では、上記の診療分野に関連した領域での基礎および臨床研究、さらには疫学研究をおこなっています。主な内容は以下の通りです。
(1)高血圧・腎臓・内分泌代謝疾患基礎研究
高血圧・腎臓・内分泌代謝疾患基礎研究:生活習慣病の臨床的・基礎的研究:肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症をベースとして成り立つメタボリックシンドロームおよびその合併症としての動脈硬化や心血管・腎疾患の成因についての包括的な研究。
(2)臨床心機能研究
心臓カテーテル検査および冠動脈、僧帽弁に対するカテーテルインターベンション、心エコー検査、心臓核医学、心臓電気生理学検査、不整脈に対するカテーテルアブレーションや植え込み型除細動期、心室再同期療法などの臨床例からデータを収集解析し新たな診断、治療開発の研究。
(3)虚血性心疾患および心不全の基礎研究
内因性の虚血心筋保護作用におけるミトコンドリア機能の関与や、心不全発症、進展におけるエピジェネティックな遺伝子発現調節の役割についての研究。最近では糖尿病や高血圧といった生活習慣病の合併がこれらの分子機序に与える影響についても検討しています。
(4)疫学的研究
当科で30年以上にわたり継続している疫学調査(端野壮瞥研究)により蓄積されたデータをもとに生活習慣病の発症因子と相互関係についての研究。この結果は日本人のエビデンスとして高い評価を得、各種診療ガイドラインにも取り入れられています。
教室の研究成果は日本内科学会、日本循環器学会、日本心臓病学会、日本高血圧学会、日本糖尿病学会、日本腎臓病学会、日本老年学会などの国内学会はもとより、米国心臓学会(AHA)、米国心臓病学会(ACC)、欧州心臓病学会(ESC)、国際高血圧学会(ISH)、米国糖尿病学会(ADA)などに発表され高い評価を得ています。国内外への留学、研修の道も大きく開かれており、常時数名が米国や英国の研究施設あるいは国立循環器病センター、榊原記念病院などの国内研修施設での臨床研修、基礎研究に励んでいます。
教室の研究成果は日本内科学会、日本循環器学会、日本心臓病学会、日本高血圧学会、日本糖尿病学会、日本腎臓病学会、日本老年学会などの国内学会はもとより、米国心臓学会(AHA)、米国心臓病学会(ACC)、欧州心臓病学会(ESC)、国際高血圧学会(ISH)、米国糖尿病学会(ADA)などに発表され高い評価を得ています。国内外への留学、研修の道も大きく開かれており、常時数名が米国や英国の研究施設あるいは国立循環器病センター、榊原記念病院などの国内研修施設での臨床研修、基礎研究に励んでいます。
学会
循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座では常に学会発表や論文執筆を念頭におき高いレベルの診療、研究活動を目指しています。 その結果、毎年多くの学会参加し臨床実績・研究成果を発表しています。
関連病院・留学先
多くの基幹病院でのトレーニングをしており、各病院において循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座出身の医師は地域医療、研修医指導の中核として活躍しています。
また、約3割が海外あるいは国内の留学を経験しております。
それぞれが学んだ事をフィードバックすることによって循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座としての臨床、研究のレベル向上に貢献しています。
また、約3割が海外あるいは国内の留学を経験しております。
それぞれが学んだ事をフィードバックすることによって循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座としての臨床、研究のレベル向上に貢献しています。