教授挨拶

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札幌医科大学 循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座教授 古橋眞人

2022年(令和4年)9月1日付けで札幌医科大学医学部循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座の第6代教授を拝命し就任いたしました。本講座は内科学第二講座を前身として主に循環器内科を中心としてスタートし、その後循環器疾患と密接に関連する透析を含む腎疾患、糖尿病や脂質異常症など含む代謝内分泌疾患を扱う診療講座として発展し、北海道の地域医療に貢献してきました。

 今日の当講座が担当する医療分野は極めて広く、それぞれの専門分野が細分化される傾向にあります。しかしながら、当教室では一つの専門分野に偏らず、各分野の疾患をバランスよく診療し、またオールマイティな実力を有する内科医を養成し、その上で専門性を高めて行くことを基本方針としています。このことが充実した学生・研修医教育や地域医療への貢献に繋がると考えております。

 また、当教室の特色として、基礎・臨床研究に加えて疫学研究(端野・壮瞥町研究や渓仁会円山クリニック健診コホート研究など)を包括的に行っていることが挙げられます。今後も循環器・腎臓・代謝内分泌疾患という3分野を扱うメリットを生かして、境界領域のニッチな領域において学内外の研究施設・講座と連携して、多様なテーマについて共同研究を積極的に推進したいと考えています。

 「Never Ever Give Up!」をモットーに掲げ、専門性を生かした幅広い視点をもった医療人・研究者の育成、地域医療の活性化、そして医学の発展に貢献すべく、一丸となって邁進してまいりたいと思っております。そして、私たちと共に学び、世界と繋がり、最先端の研究・診療を通じて、未来を築いてくれる多くの若い力が集うことを期待しています。

札幌医科大学 循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座 教授 古橋眞人