時間感染症学は、感染症流行を「時間」の観点からとらえ直し、その背後にある非線形ダイナミクスを明らかにする新しい学問領域です。統計物理学や数理疫学、非線形科学などの知見を統合し、感染症の時間的変動構造を解析することで、人類と感染症の共存関係を再考することを目的としています。この研究会は、学際的な立場から感染症の時系列解析を推進し、医療・疫学・社会科学の融合的研究を育むことを目指しています。

　　
　鷲見　紋子（すみ　あやこ）　・　札幌医科大学医療人育成センター長／教授　

神奈川県逗子市出身,北海道大学理学部地球物理学科卒業,神戸大学大学院理学研究科修士課程（地球科学科非線形科学）修了,
北海道大学大学院医学研究科博士課程（社会医学系衛生学）修了,日本学術振興会特別研究員（DC,PD）,
札幌医科大学衛生学講座　助手、講師、准教授を経て,現在は札幌医科大学医療人育成センター教養教育研究部門物理学教授
　博士（医学）　専門　数理生物学,疫学,衛生学

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