リハビリテーション科研修プログラムの概要

平成30年度 リハビリテーション科研修プログラム
プログラム公開中
平成29年8月現在
公表されている専門研修プログラムは一次審査の段階です。
修正・変更がありうることをご承知おきください。
専攻医 募集スケジュール
プログラム公表 平成29年8月


平成30年度 札幌医科大学リハビリテーション科専門研修プログラム
(募集専攻医数6名)
一次募集 平成29年10月10日 〜11月15日
専攻医登録サイトにおいて登録し、下記必要書類をご郵送ください。

[必要書類]

(1)申請書 (2)履歴書 (3)医師免許(写)
 (4)臨床研修修了登録証(写)あるいは修了見込証明書

>申請書をダウンロード
>履歴書をダウンロード



[応募先]
〒060-8543 札幌市中央区南1条西16丁目291番地
札幌医科大学リハビリテーション科研修プログラム管理委員会
担当:岡崎 木実
E-mail konomi@sapmed.ac.jp
登録確認期間(採用試験など) 平成29年11月16日 〜30日
採用期間 平成29年12月 1日 〜平成29年12月14日
専攻医採否通知 平成29年12月15日
二次募集 平成 29 年12 月16 日〜平成 30年 1月15日
登録確認期間(採用試験など) 平成 30 年 1月16日 〜平成 30年1 月31 日
採用期間 平成 30 年 2月 1日 〜平成 30年 2月 14日
専攻医採否通知 平成 30 年 2月 15日
※二次募集に間に合わなかった場合は、当講座までメールにてお問い合わせください。
研修開始届 平成 30 年5月末日まで


研修開始届
研修プログラム評価 毎年度末


研修プログラム評価

【研修指導】

担当者 村上孝徳 青木昌弘
責任者 石合純夫

*当院は平成9年より日本リハビリテーション医学会研修施設に認定されています

疾病や外傷の結果生じた心身の症状は臓器の治療だけでは治りません。疾病の急性期が終わると「後はリハビリ頑張って」とよく言われます。専門のセラピスト(PT・OT・ST)が運動機能、日常生活動作、言語機能、嚥下機能などの訓練を行いますが、医学的根拠に基づいて何をどこまで・どのように・いつまで良くしようという計画がないと有効なリハビリテーションが実施できません。このようなリハビリテーション計画に始まり、患者様の日常生活や生活背景・個人的因子にまで目を配って包括的に対応するのがリハビリテーション医です。

診療科が臓器別の区切られ方をする中で、違った切り口で病気や外傷の結果生じた障害を医学的に診断・治療し、機能回復と社会復帰を総合的に援助することを得意としています。

活躍の場は急性期・一般病床だけでなく回復期(回復期リハ病棟)や地域支援(地域リハ)、福祉の分野に至っており、他科に比べて幅が広く多岐にわたっています。

専門医制評価・認定機構という組織の中でも内科・外科・産婦人科などの18の科に並び、基本の診療科の一つとして定められています。ただ残念ながらリハビリテーション専門医は依然1700名程度と少なく、患者様にとって適切なリハビリテーションを提供することができていないのが現状です。

【増え続けるニーズ】

リハビリテーション専門医の不足は以前から問題になっています。「リハビリ科専門医需給に関するワーキンググループ」では専門医必要数は3078〜4095人と推計され、良質なリハビリテーション医療を提供するためには現状で1694人〜2711名不足(毎年の合格者数は50〜60名)という結果が出ています。

在宅復帰や自立に向けて集中的にリハビリテーションを行う回復期リハビリテーション病棟は50000床を越えていますが、このようなリハビリテーションに重点を置いた病棟においてもリハビリテーション専門医の充足率は20%前後と低く、リハビリテーションに精通した医師が専従となっているわけではないのが現状です。

しかし現場でのリハビリテーション専門医の需要は人口の高齢化,疾病構造の変化,医療需要の増大により,年々拡大しておりリハビリテーション医学に対する意識も高まっています。

【研修目標】

リハ医学会が掲げる教育カリキュラムに沿って研修し、リハビリテーション専門医の所得を研修目標とします。

カリキュラム修了の要件

  1. 2年間の卒後臨床研修
  2. 上記1の終了後、更に学会の認定した研修施設での3年間以上の研修
(1) 人体各器官の構造と機能
(2) リハビリテーション医学に関連する病態・疾病の診断・治療法と臨床検査
(3) 機能・形態障害の評価
(4) 活動とその制限に関わる要因の評価
(5) 社会参加とその制約に関わる要因の評価
(6) 理学療法・作業療法・言語療法の各種リハビリテーション治療
(7) 補装具の処方と適合判定をはじめ関連する福祉用具の理解
(8) 包括的リハビリテーション・プランの作成
(9) 医療・福祉に関わる各種専門職とのチームワーク
(10) リハビリテーション医療に関わる制度と社会資源

経験すべき疾患領域

脳卒中,その他の脳疾患(脳外傷など)
脊髄損傷,その他の脊髄疾患(二分脊椎など)
関節リウマチその他の骨関節疾患(外傷を含む)
脳性麻痺,その他の小児疾患
神経及び筋疾患(筋電図検査も含む)
切断
呼吸器・循環器疾患
その他(フィットネス、悪性腫瘍、末梢循環障害、熱傷、地域リハ、心理)
      「日本リハビリテーション医学会 専門医制度卒後研修カリキュラム」より引用

【当院の週間スケジュール】

  始業前 午前 午後 始業後
病棟カンファレンス 8:30〜 病棟・外来 病棟・外来 外来カンファレンス
17:00〜
勉強会 8:15〜 病棟・外来 病棟・外来
総回診16:00〜
勉強会(月1脳外カンファレンス、
ミーティング) 17:30〜
救急回診 8:00〜 病棟・外来 病棟・外来  
病棟カンファレンス 8:30〜 病棟・外来 病棟・外来 外来カンファレンス 17:00〜
  病棟・外来 病棟・外来  

* 病棟・外来業務の中で嚥下造影・ブロック注射など適宜、各種検査を実施しています

【研修終了・専門医所得後は?】

リハビリテーション医学の需要は多く、専門医取得後は生活に困らないだけの需要があります。特に北海道はリハビリテーション専門医の少ない地域であり、しっかりとしたリハビリテーション医療を提供できる医師のニーズは高いです。大学でより専門性を追求し研究する、急性期病院で廃用症候群の早期離床や術後リハビリのシステム作り、回復期リハビリテーション病棟の専任医として在宅復帰する患者さん・家族を支援する、地域での維持期リハビリテーションや福祉・行政の分野で活躍する、など専門医取得後は希望に沿って各分野・各地で活躍することが可能です。

【他科からリハビリテーション科転科をお考えの先生へ】

リハビリテーション医学に熱意と興味を持った先生方の転科につきましては、卒業年度を問わず大歓迎いたします。当科は講座の概要でも触れましたが、他科から転科しリハビリテーション専門医を所得したドクターも在籍しています。これまでのキャリアを生かしながら研修が受けられるように配慮いたします。現在の勤務地に戻ることを前提とし、一定期間(2〜3年)での専門医取得のための研修でも構いません。

【女性医師の皆様へ】

リハビリテーション専門医1650人のうち、女性専門医は254人と15.4%にしかすぎません。しかしながらリハビリテーション医療は女性がしっかりチームの一員として活躍できる職場です。
(理由)
  • 診療において必要な体力面の男女差が出にくい
  • 小さい頃から家事や育児に関わってきた女性のほうが日常生活動作(ADL)や小児・介護の分野といった「生活」を扱うリハビリテーション医療は馴染みやすい
  • チーム医療という特長を生かせばオン・オフがはっきりし、予定の立つ勤務体制が取れ育児や家事の時間確保がしやすい
  • それでいて片手間ではなく、しっかりとチームの一員として役割を果たすことができる
参考文献:浅見豊子「女性がリハビリテーション科医になるための課題」
Jpn J Rehabil Med vol.46 no.11 2009 p690-696

家事や育児をやりながらも学問的に興味を持って、やりがいのある仕事ができます。すでに育児などの時間確保が困難であれば始業前後の当科スケジュールについても調整可能です。当科だけでなく、リハビリテーション医学会HPにもありますように、学会をあげて女性医師支援に目を向けております。今後はますます女性が活躍できる分野だと思いますのでリハビリテーション医学に興味のある方は気軽に連絡をいただければと思います。

【連絡先】
下記E-mailで受け付けております
札幌医科大学医学部リハビリテーション医学講座
臨床研修連絡担当 岡崎木実
E-mail konomi@sapmed.ac.jp