病理診断科・病理部の概要
札幌医科大学附属病院病理診断科・病理部は平成17年4月に着任した長谷川匡教授のもと、病理診断、臨床各科とのカンファレンス、病理解剖、学生の臨床実習など、多忙ながらも充実した診療、教育、研究活動を行っています。
組織診は約7,700件、細胞診は約8,600件と、全身臓器の多種・多数の症例を経験することが可能です。
病理解剖は約25件です。今まで、多くの病理専門医を育成しています。
特に骨・軟部腫瘍、乳癌、脳腫瘍の領域においては、ホルマリン固定パラフィン標本を用いたfluorescence in situ hybridization (FISH)や遺伝子変異解析による遺伝子診断を加え、患者さんの治療と予後に直結する精度の高い病理診断情報を提供しています。
診断精度と治療成績の向上を目指して、骨・軟部、消化器、乳腺、脳、泌尿器科腫瘍などの臨床病理学的研究が臨床各科および他施設と共同で積極的に行われ、論文・学会発表がさかんです。
病理診断を取り巻く社会状況として、「病理診断科」が診療標榜科目として承認され、病理診断料の評価が引き上げられてきました。このように、医療において病理診断の果たす役割が高く評価され、病理医はやりがいのある仕事です。
女性医師を大歓迎します。病理医は、患者さんに直接接しないため当直や緊急呼び出しなどがなく、家庭との両立が十分可能な職種です。勤務においては、家庭の事情(育児)を考慮し、仕事量を調整します。
|