脳梗塞再生医療

年齢が20~79歳の方
脳梗塞(ラクナ梗塞を除く)と診断され、現在入院中で治療を受けている方
脳梗塞発症から20日をめどに転院できる方

今回の治験の目的

この治験は、ラクナ梗塞を除く脳梗塞の患者さんを対象として、治験薬の安全性と有効性を確認することを目的としています。

脳梗塞とは

脳に行く血管が何らかの原因で、血液の流れが悪くなり、脳組織が壊死する病気です。脳梗塞の部位によって、手足のマヒ、失語症などの神経症状があらわれ、重症のものでは意識障害や死に至る場合もあります。

原因によって主に3つに分類されます。


脳梗塞の主な原因
要介護5(最重度)の主な原因疾患の円グラフ
最新の治療でも、後遺症として失語症、運動マヒなどの神経症状が残ってしまうことが多くみられます。
 
また介護保険における最重度の要介護5(寝たきりの状態)の原因疾患の第1位は脳卒中です。
後遺症を軽減させることは、患者本人およびご家族の負担を軽減させるために重要と考えられます。

治験への参加ご希望の方へ

治験に参加されたい方は、はじめに主治医と相談して下さい。適格性があると判断された場合には、参加希望者は主治医に当方へご連絡いただくようお願いして下さい。
詳細な適格基準に合わない方など、ご参加いただけない場合がありますのでご了承ください。

治験の参加基準

参加できる方

① 年齢が20~79歳の方
② 脳梗塞(ラクナ梗塞を除く)と診断され、現在入院中で治療を受けている方
③ 発症後20日をめどに転院できる方
④ 歩行や体を動かす動作には介助が必要、または常に介護と見守りを必要とする方

参加できない方

① 意識状態の悪い方
② B型肝炎や梅毒などの感染症を持っている方
③ 貧血の強い方
④ 脳卒中などの再発の可能性が高い方
⑤ 脳梗塞以外の脳の疾患のある方、または既往のある方
⑥ 悪性腫瘍や重度の疾患の既往がある方
⑦ ペニシリンアレルギーおよびショック、アナフィラキシー様症状などの既往がある方
⑧ 全身状態が不良な疾患(腎疾患、心疾患、肝障害)などのある方

主治医の方へ

適格基準を満たすと判断された場合は、下記の様式をご参考の上、e-mailまたはFAXでご連絡ください。