放射線診断専門医への道:まずは、我々の教室に相談ください。
放射線科関連の資格には「放射線科専門医」、その後に続く「放射線診断専門医」・「放射線治療専門医」があります。
2年間の初期臨床研修修了後、日本医学放射線学会(JRS)の放射線科専門研修プログラムに登録し放射線科専攻医となります。
放射線診断分野と治療分野は、元々、放射線医学として一括りだった歴史があるので、放射線診断・IVRおよび放射線治療に関する基礎的事項全般を学び「放射線科専門医」資格を取得します。
この資格取得後、診断分野に進んで「放射線診断専門医」を目指すか、治療分野に進んで「放射線治療専門医」を目指すのかを決めることになります。診断分野を選んだ場合、更に2年間の研修後の試験に合格すれば「放射線診断専門医」資格が取得できます。治療分野の場合も同様に2年間の修練期間が必要です。修練に必要な事項は細かく決まっており、学会発表・論文作成などの学術活動も必須となっています。
専門医修練と臨床分野の大学院生の勉強/研究には、基本的な違いはありません。
大学院生の場合、4年間で卒業するためには、通常入学後3年目に研究論文を発表しますので、放射線科専門医受験の必要要件に充当することができます。専攻医は3年間の修練を終えて専攻医4年目の8月に放射線科専門医試験受験となりますが、大学院生の場合はその年度末に学位審査を受けることになります。その後、6年目の8月に放射線診断専門医受験となります。
特別枠卒業生の場合は、知事指定医療機関での就労義務があるので少し複雑になります。
詳しくは教室に相談ください。勿論責任をもって対応しますので。