主な治療の流れ

成長時期における大まかな治療のスケジュール表を以下に示します。

口唇裂

時期 治療内容 
生後3ヶ月〜6ヶ月
  • 口唇・外鼻形成術:術後数ヶ月間
    • レティナの装着
    • 創部のテープ固定(肥厚性瘢痕の予防)
3歳〜6歳
  • 口唇裂二次修正術
高校生〜
  • 最終修正術

口蓋裂

時期  治療内容
初診〜手術まで
  • 哺乳指導(歯科、小児科)
  • 診察・診断
  • 治療スケジュールの説明
    • ホッツ床(口蓋床)の作製など
  • 合併症のチェック(小児科)
  • 耳・鼻・のどの診察(耳鼻咽喉科)
  • 絆創膏による裂の矯正(裂が広い場合)
1歳
  • 口蓋形成術(形成外科または口腔外科)
  • 中耳炎の治療(耳鼻咽喉科)
3歳〜6歳
  • 言語評価、言語訓練(小児科、耳鼻咽喉科、歯科、言語聴覚士)
  • 口蓋裂二次矯正術
    • 鼻咽腔閉鎖機能不全に対する二次修正術
    • 口蓋瘻孔に対する瘻孔閉鎖手術
  • 鼻咽腔閉鎖機能検査(耳鼻咽喉科)
高校生〜
  • 骨切り術
  • 骨延長手術
  • 最終的修正術
 

顎裂

時期 治療内容 
小中学生
  • 矯正治療(歯科)
  • 顎裂骨移植術
高校生〜
  • 補綴歯科治療
  • 最終的修正術