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Sapporo Medical University

教育支援システム「利用の手引き」
(保健医療学部実習棟、Windows NT 用)

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移動プロファイル

 教育支援システム(Windows NT 端末)では、どのパソコンからログオンしても利用者毎に同じ環境になるように移動プロファイルというものを利用しています。プロファイルには利用者の作業環境(環境変数、デスクトップのショートカットや壁紙、アイコンの位置情報など)が保存されています。なぜ、移動かというと、普通、利用者の作業環境はログオンしたパソコンに保存されますが、このプロファイルは、ログオフした時点でホストマシンへ移動することからそう呼ばれています。次回ログオンした際に、ホストマシンから直近の作業環境を取り寄せ、前回ログオンした時の状況を再現するものです。
 この移動プロファイルによって、コンピュータ実習室のどのパソコンからログオンしても、自分で作った作業環境が継続的に利用することができます。

プロファイル構成(主なもの)

  • NT Explorer のセッティング
  • タスクバーのセッティング
  • アプリケーションソフトの設定
  • デスクトップ情報(アイコン、ファイル)
  • 最近使ったファイル
  • 送る(send to)
  • スタートメニュー
  • お気に入り
  • 履歴
  • Internet Explorer のtempファイル( Temporary Internet Files)


 このように便利な移動プロファイルですが、いくつか注意すべき点があります。

  • プロファイルの大きさの制限

    プロファイルとして保存できるファイルの容量は全部で 30MB までです。すなわち、ファイルの大きさの合計が 30MB 以上になると、個人の環境を次回の利用に持ち越すことはできません。
     ログオフ時に 30MB 以上のファイルをデスクトップやドライブ上に置いていると、プロファイルとして個人の領域に保存できないとの警告が画面に表示され、この状態ではログオフできません。警告メッセー ジに表示されるファイルのいずれかを削除、あるいは個人の領域(ホームディレクトリ)に移動させてください。

(注)IEの Temporary Internet Files も含まれるので注意。設定しないと簡単に数十メガに。
(注)デスクトップにファイルそのものを置くとプロファイルの肥大化につながるので注意。

  • 正常なログオフ

     プロファイルの書き込みは、Windows NT のログオフ処理によって行われます。このため、利用中に電源スイッチを押すなど、正しい方法以外の方法でPCの利用を終了した際には、プロファイルの書き込みは行われません。利用を終了する際には、第4節で述べた手順に従ってください。

 移動プロファイルの破壊は、 Windows NT のディレクトリにファイルを置いたり、 Windows NT 自体の設定を変更したりするアプリケーションをインストールした場合に発生しやすいようです。原則としてアプリケーションのインストールは行わないでください。

プロファイルの大きさを調べるには

[マイコンピュータ]を右クリック→ [プロパティ]をクリック。[ユーザプロファイル]を選択。
「名前」が複数あるときは、"HES\ YOUR-ACCOUNT" を探してください。

 図:ユーザプロファイル表示ウインドウ

 


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教育支援システムの利用手引き
First Drafted 12/10/28
Updated 2002/06/28
Written by Information Center of Computer Communication , Sapporo Medical University
edu-support@sapmed.ac.jp