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札幌医科大学医学部救急医学講座高度救命救急センター

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2020.6.1

当施設は重症COVID-19の治療成績において全国的にトップクラスの成績です。

これまで3カ月間で20名以上の重症COVID-19患者さんを治療し、そのうちECMOを使用した最重症例8名のうちこれまでに6名の患者さんを救命しています。これからも私たちの高度な技術と豊富な経験をもって、北海道における最重症患者対応の拠点として尽力してまいります。

当施設は重症COVID-19の治療成績において全国的にトップクラスの成績です。

2020.5.9

北海道新聞社から原稿執筆の依頼がありました

何かメッセージを書いてほしいとのことで協力しました。

「すべての医療者は協力してこの見えない相手に立ち向かっています。誰かがやらなければならない。僕たちがやらなければならない。今は正直大変だけれど道民の笑顔が見たいから。がんばろう。必ずもとの景色に戻してみせる。Stay home。」

5月9日の朝刊に掲載されると、多くの方からの反響がありました。

北海道新聞社から原稿執筆の依頼がありました

2020.4.1

当教室の救急患者台帳を新たにしました。

これまで25年間にわたって自作のファイルメーカーを使用していましたが、今年度から新たなレイアウトにしました。札幌にあるDBPowersというファイルメーカーを得意とする会社に依頼してプロに作ってもらいました。より多くのデータを効率よく蓄積、管理できるようになりました。

また、DBPowersさんにはその作業中に起こっていた趨勢から、「札幌市における新型コロナウイルス感染症患者受け入れ施設における対応状況を共有するためのプラットフォーム」を快く無償で構築していただきました。

当教室の救急患者台帳を新たにしました。

当教室の救急患者台帳を新たにしました。

2020.3.1

救急医学3月号「ECMOを極めるⅡ」からの依頼原稿が掲載されました

井上弘行医師が執筆したECMOをめぐる倫理的問題と終末期対応についての原稿が救急医学3月号(へるす出版)に掲載されました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応します

2020.2.25

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応します

新型コロナウイルス感染症により重症となってしまった患者さんを受け入れます。私たちの施設が得意とするECMO(膜型人工肺)を使用した高度なレベルの集中治療で、一人でも多くの患者さんを助けられるよう全力を尽くします。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応します

2019.12.23

当センターは「2019年度上期病院経営に関するインセンティブ制度」の第3位を受賞しました。

当センターの取り組みをきっかけに今回から始まった企画です。
医師事務作業補助者(クラーク)の業務改革により、病院経営に資する効果を上げたため当学理事長から表彰を受けました。

病院経営に関するインセンティブ制度

2019.11.30

当センターは「2019年度札幌医大病院医療安全大賞」の第1位を受賞しました。

当院で毎年行われているイベントです。病院長より表彰を受けました。
医師事務作業補助者(クラーク)の活躍により、業務の効率化、医療の質の向上だけでなく、インシデントの防止による医療安全の向上が得られました。

病院経営に関するインセンティブ制度

2019.7.30

レジナビで当施設が紹介されました。

ありがたいことに、毎年多くの研修医や多施設からの研修の先生が教室のドアを叩いてくれています。
皆で力を合わせて切磋琢磨することができています。
当教室はとてもよい雰囲気であることは断言できるので、短期留学でもいいですし、ぜひ来てください。

レジナビで当施設が紹介

2019.11.30

当センターは「2019年度札幌医大病院医療安全大賞」の第1位を受賞しました。

当院で毎年行われているイベントです。病院長より表彰を受けました。
医師事務作業補助者(クラーク)の活躍により、業務の効率化、医療の質の向上だけでなく、インシデントの防止による医療安全の向上が得られました。

病院経営に関するインセンティブ制度

2018.12.1

多職種チーム医療を高度に実践しています

普段の診療では毎日、すべての入院患者に対して、カルテ回診とベッドサイド回診を医師(救急、循環器、整形外科、脳外科、腹部外科、精神科など)、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床工学技士、放射線技師、医師事務作業補助者などで行っています。
患者さんの予後(入院日数、離床日数、薬剤副作用率、事故防止)に役立っています。
また、倫理問題が発生した際には、速やかに倫理カンファレンスを開催して、倫理問題解決に取り組んでいます。

多職種チーム医療

多職種チーム医療

2018.2.20

地上波全国放送で当センターが紹介されました

放送内容は大反響を頂き、このホームページの閲覧数は600倍に増えました。 ご覧になりたい方はYouTubeで閲覧できるようです。
放送で主役だった2人の医師に大学からアンケートがありましたので掲載します。


日本最北端にある北海道唯一の札幌医科大学高度救命救急センターにスポットを当てた番組、日曜ビッグバラエティ「激撮!救命救急リアル現場2~24時間…命を守る医師たち~」が2月4日(日)に放送されました。
今回、テレビ東京の密着取材を受けた札幌医科大学附属病院高度救命救急センター(救急医学講座) 窪田生美先生と喜屋武玲子先生に、救命医のお仕事についてインタビューしました。(札幌医科大学経営企画課企画広報係)

・窪田先生窪田先生は、2004年に札幌医科大学 医学部を卒業されました。
出身は、北見市で、現在、7歳、3歳、1歳の三人のお子さんを育てているママさん救命医です。

日々救命救急に取り組む上でのモットーを教えてください。
救命救急とは違いますが、私のモットーとして、進路などの選択の場面で迷ったときは、“人生一度きり、悔いのない人生を”と考えています。何事も“やらないで後悔するくらいなら、やって後悔した方がまし”と考え、自分がやりたいと思ったことや興味を持ったことは、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

今のお仕事内容について
救急車で運ばれてきた患者様の対応(初期診療)やその後の集中治療管理を主に行っています。場合によっては、ドクターカーやヘリコプターなどに乗ることもあります。診療の他には、病院前救護や災害医療にも関わっています。北海道が行っているメディカルウイング事業にも関わらせて頂いています。

救命救急医をめざしたきっかけなど
もともとは、小さい時に見たドキュメンタリー番組の影響でレスキュー隊のような人を助ける仕事に就きたいと思ったのがきっかけです。医学部に入ってからは、臓器別ではなく全身を診ることのできる医師になりたいと考え、救命救急を選びました。学生の頃の講義で、「目の前で怪我や病気で倒れている人がいた時に、すぐに手を差し伸べることのできる救急医療は“医療の原点”だ」という初代の教授の言葉に感銘を受けたことを思い出します。

良いところ、大変なところ
怪我や病気で重篤な状態で運ばれてきた患者様が、元気になって退院していく姿を見ることができるのは、非常にやりがいがあります。ただ、その反面、助からない方がいるのも事実で、そのような時はつらい思いもしますし、無力さを感じます。救命救急には、迅速な判断力・決断力が必要で、責任も重大であることは、やりがいもありますが大変さでもあります。当教室は、シフト制の勤務で、主治医制ではなくチーム制で診療にあたっているので、子育てしながらでも働きやすく、周りに助けられながら働くことができて非常にありがたい環境です。

大事にしていることは
救急医療はチーム医療です。チームでより良い最良の医療を提供できるよう、その場の雰囲気づくりは大事にしています。また、特に初期診療では、慌てたり声を荒げたりすると、チームが能力を発揮できなくなるので、冷静沈着に判断し、それをチームで共有することを心掛けています。冷静沈着だけれども人間味のある“肝っ玉母ちゃん”みたいな頼れる救命医になれたらいいなと思っています。

今回テレビで放送されたわけですが、なにか反響がありましたか?
昔の懐かしい友人から連絡がありました。両親に少しでも自分が働く姿を見せることができたのは、私としては良かったのではないかと考えています。
テレビ取材を通して、自分が救命救急医を志したきっかけなどを思い出し、“救急が好きなんだな”ということを再認識させて頂きました。
今回のテレビ放送を見て、少しでも救命救急に興味を持ち、医師を志してくれる人達が増えてくれると嬉しいです。

未来の救急医にむけて
救急は非常にやりがいのある仕事です。一緒に救命救急をやりましょう!

---窪田先生、ありがとうございました。


・喜屋武先生喜屋武先生は、1995年 信州大学 繊維学部 応用生物科学科を卒業され、その後、2003年に札幌医科大学 医学部を卒業されました。
ご出身は、沖縄県でご結婚されています。

日々救命救急に取り組む上でのモットーを教えてください。
患者さんにもご家族にも一緒に働く人たちにも、自分にも、誠実であること

今のお仕事内容について教えてください。
重症患者の受け入れから集中治療を経て状態が安定(退院・転院・転科が可能となるまで)するまでを治療し見守ること。

なぜ救命救急医を選んだのですか?
緊急時、どんな時もどんな場所でも医師として対応したかったから。

良いところ、大変なところ
良いところ:厳しいことに直面した時でも、何かできることを探して実行できるアイディアやパワーが出せる。
大変なところ:厳しい状況や治療について、相手に納得していただけるようにお話しすること。

大事にしていることは
患者さん本人だけではなく、家族やとりまく環境をひっくるめて考えるということ。

未来の救急医にむけて
救急医のありかたはどういった形が正解ということはありません。いろんな状況に対面したときに臨機応変に柔軟な働き方ができるようにすることが大切だと思います。救急を最初に選択するか、他の科に行ってから救急をするべきか迷っているみなさんへ。ぜひ救急を先に選んでください。もれなく、「救急の目」をもらえます!

---喜屋武先生、ありがとうございました。

地上波全国放送で当センターが紹介されました

地上波全国放送で当センターが紹介されました

2018.1.11

テレビの撮影が行われています

12月から1月にかけての3週間、救命救急の様子を紹介するドキュメンタリー番組の密着取材と撮影が行われています。
放送予定は2月4日(日)19:54~21:54テレビ東京系列全国ネット
日曜ビッグバラエティ「激撮!救命救急リアル現場 24時間~命を守る医師たち 2(仮)」ぜひご覧ください。

送別会を開催しました

送別会を開催しました

2017.12.07

当センターの忘年会と浅井名誉教授の勲章受章の祝賀会を開催しました

1年は早いもので、今年も多数の御来賓と職員に参加していただき盛大に忘年会を開催しました。料理もお酒も大変おいしく皆の笑顔があふれていたのが印象的でした。来年も良いご報告ができるよう、職員一同、より一層の努力をしていく所存です。この1年間、当講座および高度救命救急センターを支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。 また、名誉教授の浅井先生が日本の勲章の一つである「旭日小綬章」を受章され、合わせて祝賀会を行いました。教室として大変誇らしいことです。浅井先生、おめでとうございます。

医療安全大賞にて当センターが大賞を受賞しました

2017.12.05

医療安全大賞にて当センターが大賞を受賞しました

当院で毎年行われている医療安全大賞に、「高度救命救急センターにおける医師事務作業補助者を活用した医療安全対策と効果検証」についてのポスターを応募したところ、大賞を受賞し、病院長より表彰され賞状をいただきました。大変名誉なことで、さらに取り組みをすすめていきたいと考えています。

医療安全大賞にて当センターが大賞を受賞しました

医療安全大賞にて当センターが大賞を受賞しました

2017.11.20

「第45回日本救急医学会総会・学術集会」報告

10月24-26日に大阪で行われた「第45回日本救急医学会総会・学術集会」で、当講座から10演題を発表しました。今回は、沢本先生と片山先生からコメントをいただきましたので、紹介させていただきます。

上村修二「救命救急センターにおけるコア業務の現状」
沢本圭悟「CPA症例に対する救急救命士による具体的指示要請時の医師介入率の検討」
喜屋武玲子「脳震盪症例における瀰漫性軸索脳損傷の検討」
吉田有法「外傷を契機に発症したギラン・バレー症候群の一例」
片山洋一「プロポフォールとミダゾラムが敗血症患者の人工呼吸管理期間に与える影響~DESIREサブ解析から~
柿崎隆一郎「ECMO導入により救命できた高度気管変形による気道確保困難症例」
山岡歩「斜台骨折を合併しない外傷性脳底動脈閉塞の1例」
杉浦岳「プロトコル変更による効果の予測~より早期のアドレナリン投与を目指して」
和田健志郎「敗血症による高度の心機能障害に対しECMOを導入し救命した1例」
小田桐有沙「3度熱中症との鑑別に難渋した急性壊死性脳症の1例」

沢本先生からコメント病院前での救急隊員による救急救命処置の高度化と救急活動時間の短縮化という相反する課題について調査を実施した研究です。救急救命士制度が誕生して26年目となりますが、これまで救急救命士が実施してきた処置について再評価を行った上で見直せる部分については改善を図り、更なる救命率向上につなげていきたいと考えています。

片山先生からコメント人工呼吸管理を要する敗血症患者の人工呼吸管理期間に鎮静剤が与える影響について、プロポフォールとミダゾラムについて検討しました。人工呼吸管理を要する敗血症患者にデクスメデトミジンが与える影響を研究したDESIRE trialのサブ解析として実施しました。やはりミダゾラムが人工呼吸期間を延長させる結果が導かれました。新規性のある結果ではありませんでしたが、知見の積み重ねが今後の研究につながると考えております。

2017.10.01

「日本集中治療医学会 集中治療専門医」に野村先生が合格しました。

9月下旬に「日本集中治療医学会 集中治療専門医」の合否結果の発表があり、野村先生が合格いたしました。当講座では、成松教授、喜屋武先生、片山先生に続く4人目の集中治療専門医となります。当センターはICU 6床を有しており、救急搬送された重症患者様の初療から集中治療管理まで、救命センター内で完結させております。救急医のSubspecialityとして「集中治療」を挙げる先生も多く在籍しております。

2017.9.29

「日本集中治療医学会第1回北海道支部会」で和田先生、文屋先生が発表しました。

9月9日に札幌で行われた「日本集中治療医学会第1回北海道支部会」で和田先生、文屋先生が発表しました。和田先生は「敗血症による高度の心機能障害に対しECMOを導入し救命した一例」、文屋先生は「当院におけるVeno-arterio-venous extracorporeal membrance oxigenationの使用経験」について報告しました。どちらも当施設が力を入れているECMO関連の発表でした。和田先生は3年目ながら、フロアからの質問にも自身でしっかり答え、指導医の文屋先生も安心して見守っておりました。論文化も頑張ってください!

和田先生からのコメント近年、敗血症に対するVA-ECMOの有効性が少数ですが報告されています。本症例は肺炎球菌性肺炎による敗血症で、VA-ECMOを導入し救命した一例でした。敗血症に対するVA-ECMOは当科においても症例数が少ないため、今後はさらなる症例の蓄積により、適応基準や管理方法など検討していきたいと思います。救急科専攻医となってから初めての学会発表となりましたが、無事に終えることができホッとしております。

文屋先生からのコメント今回、最重症の感染症により心臓がほとんど動かなくなってしまった患者様に対し、人工心肺を導入し救命できました。実際の治療中も難しい判断を幾度となく強いられましたが、しっかり治療を行い救命してくれました。患者様が歩いて笑顔で退院され、自分の10年以上の救急医生活の中でも記憶に残るワンシーンとなりました。

今回の学会で和田先生に発表して頂きましたが、本セッションの中で最も多くの質問が出されており、今後のこの治療に対する期待を感じました。質問に際しても和田先生が自分の助けを必要とすることもなくしっかりと返答しており、頼もしいなぁ~と眺めておりました。

2017.3.23

送別会を開催しました

送別された皆さま、またご一緒できる日まで!

送別会を開催しました

送別会を開催しました

2016.12.21

忘年会を開催しました

高度救命救急センター病棟の皆様、1年間お疲れさまでした!

忘年会を開催しました

忘年会を開催しました

2016.10.28

新しく医師補助クラークさんが赴任されました

実力があって志も高い方ですので当施設のためにご尽力いただけると期待しているところです。

平成28年度北海道ブロックDMAT実働訓練に参加してきました

2016.10.25

医学部生の選択クリクラがスタートしました

今年も多くの学生が高度救命救急センターを選択してくれましたので早速歓迎会を開催しました。

平成28年度北海道ブロックDMAT実働訓練に参加してきました

2016.7.26

平成28年度北海道ブロックDMAT実働訓練に参加してきました

7月23-24日の日程で函館市を中心とする道南地方で開催された北海道ブロックDMAT実働訓練に参加してきました。当教室からは訓練コントローラー4名、訓練隊員1名が参加し、例年通り企画・運営に協力させていただきました。関連病院に派遣されている教室員も数多く参加し、訓練も懇親会も大いに盛り上がりました。

平成28年度北海道ブロックDMAT実働訓練に参加してきました

平成28年度北海道ブロックDMAT実働訓練に参加してきました

2016.6.21

DMAT技能維持研修に参加しました

6月18-19日の日程で平成28年度第1回北海道ブロックDMAT技能維持研修が開催されました。日本DMAT隊員の資格を維持するには、技能維持研修を5年間で少なくとも2回受講する必要があります。今回は当教室員4名が講師、2名が受講生として参加しました。研修の2日前には函館市を中心に震度6弱の地震が発生しており、緊張感のある充実した研修となりました。

DMAT技能維持研修に参加しました

2016.6.15

送別会を開催しました

集中治療部から当高度救命救急センターに研修で1年3か月の間手伝ってくれた高橋科那子先生の送別会を6月14日に行い、皆で楽しい時間を過ごしました。高橋先生ありがとうございました。集中治療部に戻られてもご活躍ください!

送別会を開催しました

2016.6.01

ホームページをリニューアルしました

送別会を開催しました

送別会を開催しました

ⓒ 2016 Sapporo Medical University Department of Emergency Medicine