研究内容と今後の目標


現在の研究について

● 北海道の脳性麻痺児・者の整形外科,リハビリテーションに関する診療録を用いた疫学調査

当講座では,北海道の脳性麻痺児・者の整形外科,リハビリテーションに関する診療録を用いた疫学調査を実施しています。


研究の目的・意義: 脳性麻痺児・者の二次障害である股関節脱臼,脊柱側弯,骨盤傾斜,歩行障害の発生率と進行機序を後方視的に調査し,粗大運動レベルや麻痺種類や分布,性比,
            居住市区町村などによる進行の程度の違いや特徴などを明らかにすることによって,整形外科,リハビリテーション介入に役立てる。


研究の方法: 北海道立子ども総合医療・療育センターの電子カルテから,199411日から20111231日の間に出生した脳性麻痺児・者の整形外科とリハビリテーションの情報を
         後方視的に収集し解析する。

研究機関名: 札幌医科大学医学部 公衆衛生学講座

この研究は,札幌医科大学倫理委員会の承認を得ており,個人情報の保護には十分留意されております。

解析に用いるデータは,個人が特定されることはありません。

何卒,この調査研究にご理解・ご協力をお願いいたします。

ご不明な点がございましたら,下記連絡先までご一報ください。




連絡先 札幌医科大学医学部 公衆衛生学講座

          教授 大西 浩文
          助教 樋室 伸顕

       TEL 011-611-2111(内線27402766
       FAX 011-641-8101



● 
全国ウツタイン統計と札幌市ウツタイン統計の比較による心肺停止者の生命予後の差異に影響を与える要因の検討 

札幌市の救急出動件数は年々増加し続け、現在では9万件を超す出動件数となっています。その中で、札幌市の救命率は全国平均と比較すると高い状況にあります。
しかし、ここ数年の救命率を見ると、横ばいの状況が続いております。今後の高齢化社会、また、救急出動件数の増加が見込まれる中、救命率の向上が求められます。

今回、私たちは、総務省消防庁が収集している平成18年1月1日〜平成27年12月31日までの院外で心停止となった患者様のデータをまとめたウツタイン統計データを
分析することにより、札幌市と全国の救命率の違いにつながる要因について明らかにするための研究を行います。

今回の結果は、札幌市だけではなく全国の救命率向上に役立てられるのではないかと期待しています。

この研究は、札幌医科大学倫理委員会の審査を受けた上で札幌医科大学学長の承認を得て、医学部公衆衛生学講座と救急医学講座との共同研究として行われております。
 

対象となる方>
平成18年4月1日〜平成27年12月31日に院外で心停止となった患者様

<研究内容>
札幌市及び総務省消防庁から、当講座に提供いただいたウツタイン統計データをもとに、統計学的ソフトを用い、救命率につながる要因について分析します。
この研究の対象者様への費用負担はありません。本研究は外部資金を使用しませんし、利益相反もありません。

<解析に用いるデータ>
救急出動年月日及び日時、性別、年齢、応急手当の有無、傷病者接触時の心電図波形、心停止の目撃の有無、除細動の有無と実施時間、器具気道確保の有無、静脈路確保の有無、
薬剤投与の有無と投与時間、覚知時間、現場到着時間、病院到着時間、心停止の原因、傷病者予後のすべての調査項目です。
 

対象者様の個人情報の管理について>
本研究で使用するウツタイン統計データは個人情報が削除されているものです。個人情報が含まれない形でデータの提供を受けるため、札幌医科大学では個人情報を管理しておりません。
本研究実施過程及びその結果の公表(学会発表や論文など)の際に、対象者様を特定できる情報は一切含まれません。

対象者様がこの研究にデータを提供したくない場合の処置について>
札幌医科大学では個人情報を取り扱っておらず、どのデータが申し出て頂いた対象者の方のデータか判断できないことから、個別にデータを取り除く対応は難しいことを御理解頂けますようお願い致します。


対象者様からの相談等への対応>
対象者様からの求めに応じて、個人情報の保護及び当該研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、対象者様は研究計画書、資料を入手及び閲覧ができます。
これらについて相談等される場合には下記に御連絡ください。
 

研究期間>
札幌医科大学学長の承認日から2021年3月31日

研究結果の公表>
学会及び論文等で公表し、この結果は札幌市に提供します。

<データの保管及び廃棄方法>
データは、USBメモリに保存し、札幌医科大学医学部公衆衛生学講座の鍵のかかるロッカーに保管し、研究終了後、5年間保存します。
 

<医学上の貢献>
今後も救急出動件数や心肺停止症例の増加が見込まれる中、さらなる救命率の向上につながることが期待されます。

問い合わせ先

060-8556 札幌市中央区南1条西17丁目
札幌医科大学医学部公衆衛生学講座

研究責任者 大西浩文
平日 TEL 011-611-2111 内線27400
日曜日・祝日・夜間 TEL 011-611-2111 内線27400

または

060-8556 札幌市中央区南1条西17丁目
札幌医科大学医学部公衆衛生学講座
研究分担者 原 正浩
平日 TEL 011-611-2111 内線27490



今後の目標


疫学的研究の今後の方向性としては、北海道保健福祉部や道内各市町村の衛生行政と共同して公衆衛生の向上と関連性の深いテーマをいかに研究していくかが問われている。


例えば、市町村と共同した生活習慣病の予防医学的研究などが挙げられる。


また、学内の臨床医学教室と連携した研究を継続的に進めていく必要性もある。


そのため、がん、循環器疾患、特定疾患などについて附属病院の院内疾病登録を充実させ、疾病予防や予後の改善に関する研究を他科と協力してグローバルに進めていく予定である。


さらに、近年の遺伝子・蛋白科学の進歩を応用した分子疫学的研究を行うための体制づくりも進めている。







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