第21回日本Shock学会総会開催にあたって 会長 平田 公一 (札幌医科大学医学部第一外科)
本学会は、ショックおよびその関連領域に関して最新の基礎的および臨床的研究を深め、ショック領域の国際的学会などの事業協力、発展への寄与を目的に設立されました。 第一回総会は昭和61年に開催され、今年で21回目となり、私共の教室で本学会をお世話させていただくことは、私はもとより教室の大きな喜びであり、大変光栄に存じております。
さて、今回の総会では、"重症敗血症治療の最前線"というテーマでシンポジウムを、また、"侵襲と臓器不全のホットトピックス〜発生機序と制御"というテーマでワークショップを企画いたしました。 臨床医学・基礎医学、両分野からの最新の研究成果を検討していただき、ショック治療の今後の方向性を会員の皆様と模索していきたいと考えております。
5月の札幌は桜が開花し、ライラック、ハルニレ、ハマナス、ツツジなどが咲きあふれ、街中花の香りで満ち溢れる北海道らしい時期です。北海道の初夏を満喫しつつ、ショック領域の最先端のご発表・ご討議をしていただけますよう、教室を挙げて準備いたしております。日本Shock学会会員の皆様に2006年5月札幌でお目にかかれることを楽しみにしております。