有珠山の火山活動に伴う札幌医科大学の取組み状況(概要)


3.29(水)
  • 有珠山周辺住民の避難始まる。
  • 10時30分「有珠山火山活動北海道災害対策本部」設置される。
  • 関係3市町に災害救助法を適用(2週間)する。
  • 附属病院長名で各診療科長等に事前準備を指示する。
3.30(木)
  • 附属病院長名で各診療科長等に医療救護班の人選を指示する。
  • 診療活動に必要な医薬品及ぴ医療材料等を手配する。
  • 16時に「札幌医科大学医学部附属病院震災等対策要綱」に基づき、学長を本部長とする「対策本部」を設置する。
3.31(金)
  • 有珠山が23年ぶりに噴火する。
  • 道災害対策本部(保健福祉班〜地域医療課)から、医療救護班の派遣要請がある。
  • 医療救護班の派遣を決定する。
4.1(土)
  • 救護班(第1班)が、対策本部長(学長)の激励を受け出発する。
    (派遣先〜豊浦町「大岸いきいきセンター(避難収容者約140名」)
4.2(日)
  • 虻田町の都合で避難所が変更になり移動する。(派遣先〜長万部町「青少年会館(避難収容者約350名」)
  • 保健福祉班から活動状況の日報をとることになった旨連絡ある。
  • 長万部町の避難所に常駐している医療救護班等の連絡調整会議が開催される。(以後、毎日17時開催を継続中)
4.3(月)
  • 大学三役会議に取組み状況等を報告する。
4.4(火)
  • 保健福祉部地域医療課から大規模災害発生時のトリアージ等災害時救急医療対策のための専門家チーム編成及ぴ札医大救急集中治療部からの医師派遣について打診ある。
4.5(水)
  • 専門家チームヘの医師(救急集中治療部)派遣を正式決定する。
  • 救急対策部長(附属病院長)名で2巡目及ぴ3巡目の救護班の人選を指示する。
4.6(木)
  • 札医大ホームページ救護班の活動状況を掲載する。
  • 関係機関による「医療救護活動に係る連絡会議」が開催される。
4.7(金)
  • 専門家チームによる関係機関の会議が開催される。
4.8(土)
  • 保健福祉部(地域医療課)に医療救護体制の今後の方向を確認するが、当面現状維持を確保したいとの意向を受ける。
4.11(火)
  • 保健福祉部(薬務課長)から薬剤師の派遣について要請がある。
  • 長万部町の好意によりISDN回線の引き込み工事が終了する。
4.12(水)
  • 災害救助法の適用期間の延長(1週間)を申請中。
  • 札医大救護班への情報支援策を決める。
  • 有珠山関係で臨時道議会開催(21日又は28日)を検討中。
  • 17時火山噴火予知連絡会が開催される。
    (5日の有珠山部会が発表した見解を修正)
4.13(木)
  • 避難指示地域の一部解除に伴い、避難住民の帰宅が始まる。
4.14(金)
  • 今後の参考にするため、医療救護班で派遣した医師等に医療救護活動等に関しアンケート調査を実施する。
  • 医療救護活動用のウインドブレーカー(札医大の名称表示及ぴマーク入り仕様)を発注する。
  • 避難住民の仮設住宅建設計画(500戸)決まる。(早い地区は14日から着工し、5月上旬から下旬に完成予定)
  • 18日に対策本部長(学長)による医療救護班の現地激励実施を決める。
4.16(日)
  • 虻田町が住民避難所の集約化の方針を出す。(当面、17日(月)に伊達市内は3ヵ所に集約化し、今週中に他の遠方避難所は近郊に移動させる計画)
4.17(月)
  • 大学評議会に取組み状況を報告する。
4.18(火)
  • 学長及ぴ看護部長(病院課長同行)が現地医療救護班を激励する。
4.21(金)
  • 保健福祉部(地域医療課)から、「火山活動の長期化への対応策を検討しており避難所の集約化方針に沿って当面の医療救護班の再配置を行う」ことについて指示(要請)があった。※旧エイペックス社員寮(豊浦町〜1,053人収容)に常駐している苫小牧医師会の引き揚げに伴い、27日(木)から札医大に担当願いたい。また、巡回診療として、花和小(虻田町〜85人収容)と未巡回避難所であった高岡避難所(豊浦町〜85人収容)をお願いしたい。
4.22(土)
  • 虻田町は、遠方避難所の集約化(移動)等の方針を25日(火)に明らかにしたいとの意向を示す。
4.23(日)
  • 12日(水)決定した札医大救護班への情報支援策の実行を図る。
4.24(月)
  • 担当避難所の変更等に伴う派遣体制の見直し検討を行う。

 


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