OTってなんだろう●作業療法とは

身体または精神に障害のある人、またはそれが予測される人に対し、その主体的な生活ができるよう、実際的な作業活動を通して心身機能の回復、維持及び生活上必要な能力の向上を促します。

作業療法の対象は、
・身体に障害のある人(脳卒中、パーキンソン病、リウマチ、脊髄損傷など)
・精神に障害のある人(統合失調症、うつ病、アルコール依存症など)
・発達期に障害のある子供(脳性麻痺、自閉症、学習障害など)
・老年期に障害のある人(認知症、骨折など)
が中心ですが、これら以外にも病気や障害により生活に支障のある方、予防を目指す方も対象になります。

作業療法では、人がより良い生活を送るために必要な
・基本的能力:運動機能、精神機能
・応用能力:食事、トイレ、更衣など、生活で行われる活動
・地域生活適応能力:地域活動への参加、就労や就学への準備
を改善したり、維持することを目指します。

そのために、 基本的な関節運動、日常活動で行われる動作の練習を行います。
また、個々人の生活ニーズに合わせて仕事や学業に必要な技能の習得(体力作り、パソコンなど)や、趣味や興味に合わせた創造的な活動(絵画、音楽など)を行うことで、対象となる人がより良い生活を行うことができるよう支援します。