札幌医科大学脳神経外科は昭和29年に講座開設された日本で最も歴史のある教室で、道内の脳神経外科医としてだけではなく日本の医療の中心的存在として活躍する医師を数多く輩出し、現在では同門154人と関連脳神経外科28施設に支えられています。札幌、函館、室蘭、釧路、砂川の5つの市立病院や帯広厚生、王子総合、道立子ども総合医療・療育センター、釧路孝仁会、函館新都市、札幌白石脳神経外科病院などの関連施設では地域医療の中核としての役割だけではなく、若手脳神経外科医師の教育にも力をいれています。
特徴として北海道における最先端医療を提供する役目を担い、最新医療機器を導入して治療困難な脳血管障害、脳腫瘍、脊椎脊髄疾患の紹介を多数受け付けています。また、てんかんに対して生活上の指導から薬物治療、外科治療まで行うことができる研修認定施設、頭蓋底脳腫瘍、脳腫瘍(グリオーマ)に対する最新治療、覚醒下手術等は全国トップの経験があります。救急集中治療部に脳神経外科専門医が常駐していることも大学病院としては珍しく、外傷や脳卒中急性期に時間のロスなく対応しています。
札幌には多くの脳神経外科があり、それぞれの特徴を生かした医療を提供しています。セカンドオピニオンへの適切な連携、国内最先端医療の提供から地域医療を担う医師の育成までを、多くのリベラルな関連病院や関連大学と行っていくことがこれからの札幌医科大学脳神経外科としての使命と考えております。
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