→ Click here for English
  学会概要

臨床ストレス応答学会は、細胞や生体のストレス応答とその分子レベルの制御に関して基礎研究者と臨床医学研究者が学術交流を深め、臨床医学とストレス応答学の境界にある領域の発展、さらには臨床応用、創薬の進展に貢献する学会として、平成17年12月に設立されました(学会設立の経緯につきましては、下記設立趣意書をご覧下さい)。会員は大学・研究所・企業の別を問わず、基礎研究者から臨床家まで幅広い層から構成されております。

  学会設立趣意書

臨床ストレス応答学会の発足をご案内申し上げます。

生体の様々なストレス応答の分子機構、とりわけ分子シャペロン、ストレス蛋白質の役割の理解と臨床への応用を目指し、1996年に由良隆先生(京都大学名誉教授)の代表世話人のもと臨床ストレス蛋白質研究会が立ち上げられました。第一回の研究会は東京女子医科大学(出村博会長、野村馨幹事)で開かれました。その後は矢原一郎先生(都臨床研、当時)や永田和宏先生(京都大学)らが代表世話人を務めてこられました。年に一度、本研究会では基礎研究の基盤の上に医学への応用がいかなる形で可能かの、実に有益で真摯な発表や議論がなされてきました。その内容は世界をリードしつつあるものも決して少なくなく、この研究会をより進化させ、充実させることはわが国のこの分野の進展にとり大変重要と考える次第であります。

2005年熊本での臨床ストレス蛋白質研究会(水島徹先生世話人)が丁度10回目になりましたが、これを機会に同研究会を母体として更に実質的に拡大強化し、学会として発足させるための世話人会が結成されました。同研究会終了後、新学会の設立評議員会が多くの方々のご賛同を得て開催されました。今後は本学会を通して、わが国でストレス応答の基礎研究あるいは臨床研究をされている方々が広く参集し、学術交流をより深め、この領域でのわが国の生命科学や臨床応用、創薬の更なる発展に貢献したいと願うものであります。

平成17年12月吉日 

臨床ストレス応答学会 設立世話人一同

indexへ