北海道大学・薬学部
北海道分子生物学研究会は1983年の第6回分子生物学会年会を機に創られて,以来会長を努められた藤永 先生をはじめ札幌医大がん研分子生物学部門の方々の熱意によって活発な活動を続けて来ましたが,本年度からは会則も新たになり,研究会のさらなる発展を期することとなりました.本年度は第19回日本分子生物学会と第69回日本生化学会大会の合同年会をプログラムを一つにして札幌で開催することになり,8月26日から30日までの5日間に無事終了することができました.2年前に合同開催を決定して以来,北海道分子生物学研究会の先生方と日本生化学会北海道支部の先生方の熱心な御協力による周到な準備のおかげで,初の合同年会は非常な盛会となり,参加者にも喜ばれる学会となりました.好評であったプログラムの企画,編成をしていただきました先生方をはじめ御協力いただいた皆様に改めて御礼申し上げたく存じます.柿沼光明先生の整備された新会則によって選出された1月12日の第39回幹事会での決定で2年間会長と事務局をお引き受けすることになりました.合同年会の準備と重なり,事務局の立ち上げにも時間がかかりましたが,ようやく軌道にのりつつあります.会報幹事を北大薬学部の松岡一郎先生にお引き受けいただきましたので,今回,会報No.37の発行の運びとなりました.
今年度の交流会は北大薬学部の澁谷浩司先生にお世話をお願いしてありましたが,生化学会北海道支部との合同シンポジウムとして11月8日に開催することができました.当日は午前中に生化学会北海道支部の講演会もあり,午後からのシンポジウムは多数の若い方々の参加で活発な会となり,交流の目的が達せられたものと思われます.一緒にお世話下さいました.生化学会北海道支部の北大理学部高橋孝行先生にも感謝申し上げます.
今年度のシンポジウムは来春1月31日に重点領域研究「細胞の機能分化に関わる遺伝子制御ネットワーク」領域代表京大理学部岩渕雅樹先生との合同シンポジウムとして北海道大学学術交流会館において開催されます.本研究会からは藤永 先生と酒井正春先生に講演をお願いしておりますので,多数の会員の皆様の御参加をお願い申し上げます.