Entered: [1998.03.24] Updated: [1998.04.07] E-会報 No. 41(1998年 3月)
北海道分子生物学研究会の2年間

北海道大学・薬学部・遺伝子有機化学講座
会長 大塚 栄子


 1996年4月から,研究会の会長をお引き受けしてからあっという間に2年間が過ぎようとしています.1996年は8月に生化・分子の合同年会が開催された年であり,準備期間を含めて先生方の御協力をいただきました.生化学会の会員との交流という意味では,若手演者を中心とする当研究会の交流会と生化学会北海道支部のシンポジウムが11月に共催された意義は大きかったと思います.高橋孝行,澁谷浩司両先生の「シグナル伝達」をテーマにしたorganizationに感謝したいと思います.今年度も生化学会支部シンポジウム(世話人:斉藤昌之先生)と交流会(世話人:石川雅之先生)が共催され,「目でみる分子生物学・生化学」で盛り上がりました.例年1月下旬開催のシンポジウムは1996年度には重点領域研究「真核細胞系における遺伝子発現とその制御ネットワーク」の公開シンポジウムとの共催で多数の参加者がありました.道外からも一線の研究者が参加したことで大いに交流の実が上がりました.今年度は道外から4名,会員から1名の演者という伝統的パターンで開催されましたが,大きな刺激が得られたものと思います.

 今年度から内藤哲先生の肝入りで北海道分子生物学研究会のホームページが開かれたことは御存知のとおりですが,これを使って学生は無料で入会することができるようになります.学生の積極的参加と分子生物学に対する関心を期待したいものです.

 来年度からは飯塚敏彦先生を中心として北大農学部の先生方が研究会をさらに活性化してくださるものと信じています.薬学部では松岡さんという強力な会報幹事を得て幸運でした.講演会の通知,会計事務では森岡庶務幹事と事務局の小川さんの活躍がありました.お世話になった皆様に感謝し,会員の益々の交流とこの分野での活躍を願っています.


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編集幹事:松岡 一郎 matsuoka@pharm.hokudai.ac.jp