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ご挨拶

事業推進代表者(学長)の挨拶

札幌医科大学長 塚本 泰司


  「死後画像診断力のある死因究明医養成プラン」につきましては、平成24年度文部科学省の大学改革推進事業の採択を受けまして、死後画像診断のスキルアップを図るとともに、死因究明医を養成するプログラムとして、昨年8月に開始した事業です。
  ご承知のとおり、平成24年6月の死因究明2法の可決成立を受けまして、死因究明制度のあり方が内閣府の「死因究明推進会議」で検討されています。また、文部科学省でも、研究医不足解消の施策の一端として、平成24年度から「基礎・臨床を両輪とした医学教育改革によるグローバルな医師養成」プログラムをスタートさせ、基礎医学研究者の養成を開始いたしました。
  本学では、平成21年度から死亡時画像診断Aiに取り組んだ実績があります。さらに、平成17年度に開始したMD-PhDプログラムに取り組んできたノウハウがあり、基礎医学研究者を養成する基盤が出来がっております。後は如何にして、学生のモチベーションを高めることが出来るかが課題となっております。
  本事業は、死因を見極める医師のニーズに叶う取り組みであり、本学における医学教育の質の向上を図り、かつ本学の建学の精神である「先取の精神と自由闊達な気風を旨とする創造性に富む人間性豊かな医療人を養成する」目的にかなうものと考えております。
  現在、法医学、病理学と放射線診断学などの教員が協力しながら平成25年度からの本格実施に向けて、準備を進めているところですが、実施に当たっては、さらに、多くの医療・事務スタッフの協力が不可欠になってくるでしょう。
  「死後画像診断力のある死因究明医養成プラン」の取組を学内、学外の方々に広く知っていただきますとともに、本取組に対するご支援を改めてお願い申し上げます。

最終更新日:2016年04月01日