医学部のご紹介

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医学部のご紹介
医学部長 當瀬 規嗣
 医師は人の病を癒し、健康を守るために昼夜を問わず奮闘する職業です。患者さんは自分の健康や命の行く末を医師に委ねることになるのですから、医師の責任は筆舌に尽くしがたいほど重く厳粛なものです。ですから、医師はその責任を全うできるだけの知識、知力、技術、そして何より理性あるいは人間性を持ち合わせなければなりません。社会の医師に対する期待はとてつもなく大きいのです。日本において医師免許は国家試験に合格することにより付与されますが、その受験資格を得るためには大学の医学部で6年間の厳しい教程を修める必要があります。6年間というのは少し長いように感じられますが、社会の期待や責任を考えると、むしろ短いぐらいでしょう。
 札幌医科大学医学部では、こうした医師に対する社会的な要求に応えるべく、高度で先進的な医学に加えて、幅広い教養や医師の社会的な役割を学ぶ教程を準備し、全人的に医師の養成を行っています。
 札幌医科大学医学部はすでに半世紀以上の歴史を持ち、約4,600名の卒業生を世に送り出しております。卒業生は北海道のみならず全国、さらに世界に雄飛し建学の精神に基づき、地域医療の先頭に立ち、高度先進医療を提供し、活躍しております。
 札幌医科大学医学部を目指す諸君もぜひ、先輩方に続いてください。そのために大学には図書館や情報センター、セミナー室など十分な勉学の環境を用意しております。
 また、道内有数の規模を誇る附属病院において先進の臨床実習を行い、また、地域病院へも学生を派遣し、さらに海外の姉妹校にも学生を派遣し、幅広い医学医療の教育を行っております。そして厳しいけれど、知的好奇心を刺激する6年間の勉学を、経験豊富で優秀な教員が支えます。札幌医科大学医学部で充実した6年間を過ごし、立場と責任を自覚した優秀な医師として社会に貢献してください。
6年間のカリキュラムに見る医学部の研究と理念
 医学部の教育目標は、多様化する医学、医療の進展に対応し、社会の要請に応えうる人間性豊かな基本的臨床能力と技術を備えた医師の育成ならびに医学研究者となるための基礎を培うことであります。
 上記の教育目標にしたがい、平成7年度に新しいカリキュラムが編成されました。教員が一方的に教える授業形態を可能な限り縮小し、学生の自主的学習に重点を置いています。多くの授業科目は半年あるいは1年を単位として行われますが、この他に長期にわたって開講される科目が設定されています。平成14年度入学者からは、「医学教育モデル・コア・カリキュラム:教育内容ガイドライン」(医学における教育プログラム研究・開発事業委員会)に準拠した統合カリキュラムに移行しました。
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